食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Musee Jacquemart-Andre ジャックマール=アンドレ美術館

2013年10月31日 | お楽しみ・イベント
ステキそうな美術館があったので、行ってきた



Musee Jacquemart-Andre ジャックマール=アンドレ美術館



150年近く前に建てられた、当時のフランス人銀行家さんのお宅を、そのまま美術館にしちゃった美術館。




っていうのもね、

この銀行家、アンドレさんは、美術品の収集家。

奥様は画家。

旦那様の死後、奥様が、旦那様の意思を継いで、美術館として寄贈された。



大通りから入って、受付でチケットを購入

そのまま見学が始まるのかと思ったら




何故か屋外へ

クルっと砂利道を上っていくと、




本館が登場



この建物、おもしろい造りだわ~



もともと、絵や彫刻より、建物が好きな私。

ここね、入る前と、入った後の印象がおもしろいくらい変わるお宅




さすが、銀行家さんのご自宅、



豪華絢爛



そして、



キター

私の大好きな螺旋階段



しかも





線対称で、ダブルー





踊り場から見ても良いし、





階下を眺めてもステキ





シガースペースなんて、乙なスペースもあれば、





この部屋、

この建物を建てる前からコレクションとして持っていた、この壁に掛かっているタペストリーを飾る為に作られたお部屋

なので、壁の採寸は、タペストリーから。

…さすが、大金持ち…





寝室を覗いたり見学したり、





食器も、




調度品もステキ





天井にも、コレクションの数々が。



美術館だからしょうがないのかもしれないが、キッチンとか、もう少し、生活感のある所も見たかったな。




でね、

ここに行こうと住所を調べていたら

フランスに来た当初、行きたかったサロン・ド・テが併設されている事を知り

“ラッキー、見終わったら、ここでお茶しよう 

なんて思っていたのに。





ショーケース、全く、おいしそうじゃない

写真のテキトーさ加減で、私の失意を察して頂きたい。。。



渡仏したばかりの頃、何かのガイドブックに載っていて、私のポケットマップに印を付けていたんだけれど。

その印に、“美術館内”って、書いていなくて、何度も前を通り過ぎて、見付ける事の出来なかったサロン・ド・テ(←私っておバカ)

数年の時を経て、やっとたどり着いた所が、こんな所だなんて

当時のガイドブックに、騙された気分(←もはや、八つ当たり)



そんなワケで、この近くのスターバックスで普通にお茶して帰った私だった




Restaurant OKUDA 奥田 パリ

2013年10月30日 | 外食 レストランとか
しばし、更新が途絶えてしまいました




フランスのレストランガイド、“ゴー・エ・ミヨ 2014”も発表されて。

今年のフランス一のレストランはシャンパーニュ地方、ランスのレストラン。

先日お会いしたシェフは良い人そうだし、今年中に、行けるかな? 




レストランガイドといえば

ミシュランガイド・東京で、創刊から3ツ星を維持し続けていらっしゃる和食の小十さん。



パリに出店




で、



行ってきた





内装は、わざわざ日本から左官職人さんにいらして頂いて仕上げたそうで、まさに、和。

パリの真ん中に、日本が




店内を見学させて頂いて

地下にはテーブル席や個室も。

全てが、こだわり抜かれた内装





カウンターで頂いたスーさんと私。





キレイー

アミューズ・ブーシュ、先付け。





お吸い物。

東京では、松茸が主役だそうだけれど。

フランスにはないので、セップ茸。





お刺身

テレビ、情熱大陸をご覧になった方もいるのでは?




やっぱり、食材の違いはいろいろあるようで。。。

スーさんは、包丁捌きにみとれちゃって






焼き物のお魚。

お~いしー

付け合せのサツマイモが、この日イチバンのおいしさ

炭火焼の良さをフランスに伝えたいそうで、カウンターからもしっかり見える

実際に、備長炭を持たせて頂いたら、

『ずっしり、重いー 

2人でビックリ





お肉の、この焼き加減、最高






〆めにうなぎの蒲焼き

あぁ、久しぶりに頂いた



デザートは、



桃。

3種類の桃のコンポートに、桃のゼリーに、桃のシャーベット。

この説明、スーさんには、

『ももと、ももと、モモと、桃と、ももの』

と、聞こえたらしい

5つの桃が入っていると分かって頂けたようで良かった



美しい器。

素敵な環境。



慣れない環境、食材、備品etc...

いろいろ大変だと思うのですが(だって、フランス人だって、経営するって大変だし)、フランスで、どうなるのか

とっても楽しみ

Cours de bouquet de fleurs フラワー・アレンジメントの教室

2013年10月25日 | お楽しみ・イベント
初体験



パリのど真ん中で、フラワー・アレンジメントの教室




とってもステキなお花屋さんで、フラワーアレンジメント体験が出来ると聞いて行ってきた




今回のテーマは“モノクロ”。

つまり、単色。

の、ブーケ。





これが、今回の材料。

ナルホド、緑なのね。



今回の生徒さんは8人。

開始前、みんなで、

『単色って、何色だろう?』

なんて話していて



先生が最初に見本を見せて下さって、

いざ、私たちが



先生が、

『今回は、ブーケの表面を丸く作らないで、平らになるようにやってみましょう』

っておっしゃったのに、

どんどん丸くなっていく、私のブーケ




それにしても。

単色で“緑”っていっても、いろんな色の緑がある

形もいろいろ。

おもしろい




最後に、ブーケの周りをたくさんのミントで1周囲んで、



出来上がり



ミントの香りがさわやかで、ステキなブーケが出来上がった

こういうブーケ、初めて。

オリジナル




10種類の草花を使って。

ずっしり重い、しっかりとしたブーケの完成

実は初体験のフラワーアレンジメント。

意外と使う腕の筋肉



また、次回の予約しちゃった

今度は、なんと、スーさんも

FAUCHON フォション

2013年10月24日 | パン屋さん
ここも、久しぶりだな~



FAUCHON フォションさん




時々ね、

近くを通るんだけれど。

なかなか、買う機会がなくて



今日のお目当ては、



パン・ド・カンパーニュ



最近手抜きしちゃって、

家の近所のパン屋さんで買っちゃうパン

おかげで、パン屋さんのお兄ちゃんとは仲良くなったんだけれど。

(もう、私が言う前にお目当てのパンを包んでくれちゃう)

我が家の近所に、“激うまパン”は無い



たまには、おいしいパンだって食べたい



そんな日のおやつは、



パルミエ

パイ生地にお砂糖たっぷりのシンプルな、クラシックなおやつ




このパルミエね、



デカっっっ 

食べ応え、抜群

Poulet 鶏

2013年10月23日 | 食卓
久しぶりに、



鶏の丸焼き



我が家、夏はあんまり凝った料理を作らないんだけれど。

冬になると、いろいろ食べたくなる




っていっても。

我が家、一品料理が多いので。

日本のステキなご家庭みたいに、一汁三菜なんて並ばない



しかし、

今、“一汁三菜”を調べたら、

ご飯に汁物、主菜+副菜2品、そして香の物…

って、6皿食卓に並ぶのか

(香の物は入らないのかもしれないが)



スゴイな。。。

Patisserie by Cyril Lignac パティスリー・バイ・シリル・リニャック

2013年10月22日 | お菓子屋さん
フランスも、今、美食ブーム。

連日、美食関連のテレビ番組が組まれ、軒並み高視聴率。

スターシェフも登場。




そんな中、スターシェフの先駆け(あくまで、テレビ上で。 3ツ星シェフなんかは、また、別のカテゴリー(私的に))となった、シリル・リニャックさん。

パリ15区の1ツ星レストランをはじめ、複数のレストランを展開し、パティスリーまで。

そんなパティスリーに、2店舗目が出来た



1店舗目とは、ほぼ線対称上、凱旋門から少し下った所にできたお店。



内容は、最初のお店と同じ。




シンプルな、クラシックなケーキ中心。



ババ・オ・ラム、





パリ・ブレスト、





エクレア・キャラメルに、





あれ?

これ、何だっけ



普通においしい、ケーキたち。

残念だったのは、この建物。

クラシックな建物なのに、天井に、穴だらけ

以前は、ステキだったであろう天井が。。。



って、そんな所、見るなって



観光客からの喧騒から、少し離れた場所。

目の前は公園、お向かいは、ステキなお花屋さん。

こんな所にあるパティスリー、良いなぁ




あ、

時々、『スーさんとパティスリーやらないの?』なんて聞かれるんですけどね。

私たち、パリでは個人出店なんてしませんから



なぜかっていうとねぇ、

フランスって、日本では考えられないような法律とか、あるんですよ。

“なんじゃそら

っていうような、ね。

話には聞いた事があったけれど。

まさか、実行する人がいるなんて…。

しかも、恩を仇で返すような人もいる。



スーさんも私も、経営者ってタイプじゃないしね。



なんか、話が逸れちゃったけれど。

私は、おいしいものを食べ続ける事が出来れば、

スーさんは、おいしいものを作り続けることが出来れば、

それで十分

Merci メルシー

2013年10月21日 | ちょっとした事・話
どうでもいい話なんだけれど。




フランス、パリって、

いろんな、たくさんのオシャレなお店がある。



その中でも、有名なセレクトショップの1つ、“Merci メルシー”さん。

オシャレな方たちが行くらしい。

芸能人の皆さんが、パリに来たら行くらしい。



そんなうわさを聞いたのか、

勝手に私がイメージしたのか、

もはや記憶に無いのだが



“そういうトコロ”

と思い込み、私には縁の無い場所

というカテゴリーに分類され、一度も足を踏み入れた事が無かった。




そんなメルシーに、



行ってきた

本当に、車があるー



っていっても。

色気のある話じゃなくて。

スーさんからの頼まれ物を探しに



スーさん、仕事にこだわりを持つ人で。

気に入ったものを使いたがる人。

食器でもなんでも。



たった1回の雑誌の取材のために、

ロブマイヤーのシャンパングラス(ペアで3万円・後でお値段判明)やら、

クリストフルの器やトレイ(金額不明)を買ってきた時には、

私も笑うしかなかった



まぁ、スーさん、

自分が納得できる仕事をする為なら時間も惜しまずアンナコトや、コンナコトマデ。。。

初めて会うスーさんの職場の同僚さんたちには、必ず、

『スーさん、仕事し過ぎ

言った方がいいよ

なんて言われる。



ついでに言うと、

私が買ってきたグラスまで、

『このグラス、デザートに使えそう

なんて言い始める



確かに、私がパリ中あちこち探して見つけた、私とスーさんのセンスに合いそうな、容量まで考え抜いて選んだグラスだけれども

(家用、しかも普段使いの水用グラスを2ヶ月探した私も私だが)



おっと、

話が逸れちゃった



そんなワケで行ったメルシーさん。

高級な洋服とかのお店だとばかり思っていたら、

食器や日用品ガーデニング系までいろいろある



高級なお店だと思っていたけれど、

リーズナブルなものまで

見ているだけで楽しい




ちなみに、

この写真を撮った数日後、再び行ったら

白い車が、赤 に変わってた

Miel ハチミツ

2013年10月20日 | お気に入り
このブログを長くご覧になって頂いている方はご存知かもしれませんが。

私、“大”が付くハチミツ好きで




久しぶりに、スーさんとマルシェを歩いていたら、ハチミツ屋さんを発見




で、スーさん、



こんなハチミツを購入。

日本では、探さないと購入できない蜂の巣そのまま




しかし。

実は私、

昔、

一度買って、もういいや、と。




何故なら、

食べにくい



フランスに住む前、

スーさんの実家近くのマルシェでコレを見つけてねぇ。

初めて見たし、面白そうで買ってみた。



これね、

この小部屋みたいになっている壁(?)の部分、蜜蝋なんだけれど。

食べても良いんだけれど。



スプーンですくって、壁ごと食べると

ハチミツは口の中で溶けて。

蜜蝋は、口の中で、ガムのように残る。



私、それが好きじゃない

もともと、ガム、好きじゃないから食べないし



久しぶりに試してみたけれど。

やっぱり、イヤ

そんなワケで、これはスーさん用。

買ってすぐは、スーさんもよく食べていたけれど。

スーさん、飽きるの早いし、時間も無いしで、完食するのはいつになる事やら



一緒に見つけたのは、



ローヤルゼリー。

女王蜂のご飯

女王蜂さんが生きていく為に必要だから、採る事の出来る量は限られているから、とっても貴重

フランスでは、健康食品として知られている。



スーさん、働き過ぎだから、コレ食べて健康維持

なんて言いながら買ってた。

『どうらく人も食べていいよ




って、

ローヤルゼリー、

マズっっっ



1日2g(付属の小さいスプーン1さじ)で良いらしいんだけれど。

飲み込めないくらい、私の口に合わず



スーさんも、

『こんな味だったっけ

って…。



これ、瓶の底が500円玉サイズ位のちっちゃい瓶に入って5000円位したのに、

スーさん、摂取したの2、3回のみ



ちゃんと消費すれば良いけれど、

このまま忘れ去られれば、ただの浪費



あ、

ちなみに、私の愛用ハチミツは、

夏はオレンジの花のハチミツ、

寒くなると栗の花のハチミツ

POTTOKA レストラン・ポトカ

2013年10月19日 | 外食 レストランとか
あ、続けてご飯ネタになっちゃった




そんなワケで、



POTTOKA レストラン・ポトカさん

日曜日に開いている、パリの貴重なレストラン




こちら、魚料理専門店で腕を振るっていらっしゃったシェフのお店。

私、あんまり魚を食べないので。

気になりつつも、スルーしていたレストラン。



しかし

友人の、某3ツ星レストランのスーシェフ(シェフの次に偉い人)さんとその彼女さんに、

『あそこに行かないと、後悔するよ~』

と、言われ続け。。。



行ってきましたサ



ここね、コースを頼めばお安い

40ユーロ弱で、前菜+メイン+デザート



私たちは、ア・ラ・カルト。

単品で注文




前菜は、悩んだ。

これと、もうひとつとで。



熱々カマンベールチーズサラダ、あったかパンとベーコン。

これね、激ウマ~

シンプルなんだけれど、全てがおいしい




コレを食べ続けたい




メイン。

実は、コレを食べる為にア・ラ・カルトにした



チョコレートケーキ

イエイエ、リエーブル。

野うさぎちゃん



パリは寒くなって、もう、狩猟の季節。

レストランもマルシェも狩猟で捕った獲物“ジビエ”が並び始めた

野うさぎちゃんも、そのひとつ。

そんなワケで、“野うさぎのロワイヤル”。

これもおいしい



あ、

付け合わせが、



別皿で登場。

このピューレもヤミツキになる




デザートも、負けてない



シンプルな料理とデザート。

それが、すごくおいしい。




気軽に食べに来る事ができる、“日曜営業(ここ重要・笑)”のレストラン

だけど、人気店だから、予約は必要だろうね



あ~、



幸せな昼食だった




それにしても、一番最初にお店に入った客、だった私たち。

お店を出たのは一番最後



毎回思うんだけれど。

私たち、しゃべり過ぎなのか。。。? 

Creperie クレープリー

2013年10月18日 | 外食 レストランとか
久しぶりに行ってきた

近所のCreperie クレープリー

フランスの北、ブルターニュ地方の名物、そば粉を使ったお食事クレープ




家から歩いて15分位の所に去年の年末に出来た、なかなかおいしいクレープ屋さん。




食前酒に、



ブルターニュのキールをお願いして




私は、

何故か、ここ最近食べたくて仕方が無かった、



サーモンがのったクレープ



スーさんは、



寒くなると食べたくなる、ラクレット(とろとろチーズ)なクレープ



デザートは、小麦粉のクレープ。



炎メラメラ なスーさんのクレープは、グランマルニエ(お酒)とチョコ。



私は、



キャラメル、ナッツ、バニラのアイスな王道デザート



しっかり、



ブルターニュの名酒シードル、りんごの発泡酒も頂いて



お手軽、おいしくって、家から近い

なのに、日曜休み

本当はもっと、頻繁に食べに来たいレストラン