食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Galettes des rois Ble Sucre ガレット・デ・ロワ ブレ・シュクレ

2014年01月19日 | お菓子屋さん
世界中で、レストランやパティスリーをはじめ、いろんなランキングがあるけれど。

“世界中の旅行者が選ぶ、フランス最高のパティスリー&ブーランジュリー”に輝いたお店、



Ble Sucre ブレ・シュクレさんに行ってきた

パリの高級ホテル、ル・ブリストルさんでスーシェフさんとして活躍されていた方が出したお店。




だい~ぶ以前、ケーキやガレット・デ・ロワも買いに来たことがある。

お味も普通だし、あまり、良い思いではなく。




多分ねぇ、私、ここの販売の方(多分、お店のマダム)が好きじゃないの

私=外国人(旅行客?)を極端に区別する感じが苦手

で、もう何年も来ていなかったんだけれど。



ちょうど、知り合いと話題にしたので、再訪。

対応して下さったマダムの対応は、相変わらずだった。






表面が切れちゃっているのは、ナイフの所為。

模様を描くのにナイフを使うのはみんな一緒なんだけれど。

普通は、ナイフの“背”で描く。

ナイフの切れる方を使っちゃうと、そりゃ切れちゃうよ





見た目からして分かる、ガサガサ感

まるで、前日のを買わされたんじゃ

ってくらい、乾燥してる

(それ防止のために、休み明けの営業日に行ったのに…)





フェーブ。

スーパーで売っている、安いパイ生地のオマケに付いてくる様な安っぽさ



これで、20ユーロ…。



ここ、“有名”とか、“おいしい”って評判なんだけれど。

私には、苦手意識の方が強いなぁ




ちなみに、ランキングのネタ元は、トリップアドバイザーさん。

ランキングされたお店をみれば、私の好みとは違う事が、見てとれる

Cafe Pushkin カフェ・プーシキン

2014年01月18日 | お菓子屋さん
最近、パリのパティスリーは2号店ラッシュ?

今まで店舗展開をしていなかったお店が、2つめのお店を出すように。




そのひとつが、



Cafe Pushkin カフェ・プーシキンさん

高級デパートの中の店舗のみだったのが、マレ地区にオープン。




このパティスリーは、



ワクワクしちゃうデコレーションが、私のツボ



この店舗だから?

それとも、また変えたのか?



こんな袋になっていた。

オープン当初のデザインが、一番好きだなぁ



買ったのは、

一目惚れした、



モンブラン(風)と、




ココナツと木苺のケーキ。



スーさんは、木苺の風味がちょっと足りない

なんて言っていたけれど。

私的には、2つの風味がちょうど良いバランス。

今までのプーシキンさんの、ガツッとした、しっかりとしたお味ではなく、やさしい風味。



モンブランはねぇ、

味は悪くなかったんだけれど、



あちこち、穴ボコだらけ

本物は、写真よりも空洞がひどい感じ



多分、メレンゲがあったんだと思うのよ。

伝統的なモンブランの構成要素のひとつ。

それが、溶けちゃったんだと思うの。



でも、

なんか、

残念な印象…。



これは、どうにかならんのかねぇ




プーシキンさんの新店舗の近くは、



ヴォージュ広場。




私の好きな、お散歩コースのひとつ。




のんびり歩って、気分転換

Galettes des rois L'ECLARE DE GENIE ガレット・デ・ロワ レクレール・ドゥ・ジェニ

2014年01月17日 | お菓子屋さん
フランスの1月の風物詩、ガレット・デ・ロワ。

ほとんどのブーランジュリー(パン屋)さん、パティスリー(お菓子)さんが販売している。




でね、最近、パリで流行っているのが“専門店”

シュークリーム専門店や、エクレア専門店、シフォンケーキ専門店etc...




まさか、ねぇ




なんて思いながらやってきた、



L'ECLARE DE GENIE レクレール・ドゥ・ジェニさん。

有名パティシエ、クリストフ・アダムさんがオープンさせた、エクレア専門店。



アダムさんは、以前、パティスリー・フォションでシェフパティシエをされていた方。

“老舗で高級”っていうのが“ウリ”だったフォションさんで、“バラエティー豊かなエクレア”(←クリックすると、その凄さが分かる過去記事に行けます)っていうスペシャリテを考案した方




この方なら、何かやってくれるんじゃないかと行ってみると、

この、エクレア専門店で、



ガレット風エクレア

エクレア風ガレット

購入~





シュー生地の中に、フランジパーヌ、

シュー生地の上に、パイ生地。



炭水化物三昧

しかも、中のクリーム、火、通ってないし



まぁ、このアイディアはおもしろいよね




あ、

エクレア1つ買うのもなんだなぁ、と思って、



ピスタチオ&オレンジ味も購入




なんて、

食べながら。

袋の中に入っていたチラシを、ふと読んでいると



2、4、6、10名用ガレットは、フェーブ入り 

なんで、店頭で気付かなかったんだろう



1人前用は、普通、どこのお店でもフェーブは入っていない。

エクレアなんて、1人前だから、フェーブなんて気にしていなかったんだけれど。

まさか、用意してあるなんてー




どうしよう…。

おいしいワケではなかったものを、

フェーブのために、買うか、否か…。



悩ましい

Pas des chances...? 運が無い?

2014年01月16日 | ちょっとした事・話
月曜日の話なんだけどね、

仕事が終って外に出たら、雨




ええ。

雪じゃなくて、雨ですよ

しかも、1時間くらい前まで、晴れてたのにね




で、用事があって、歩いていたら、



 

見えるかな




シャンゼリゼ通りでね、



ルノートルさんの一軒家の上に

(本物はねぇ、もっとハッキリ、キレイに出ていたの)




ここの空模様、こんな色しているけれど。

私の後ろ、青空ですから



虹を見ることが出来て、運が良いのやら、

ドシャ降りの雨の降るスペースを歩かなければいけない私って、運が悪いのやら



なんて、思いながら。

用事を済ませ、ガレット・デ・ロワを買いに行ったら、そこのお店、月曜定休日

パリはね、日曜&月曜に、パティスリーの定休日が集中する。

…ってコト、忘れてた



で、仕方なく帰ろうと思ったら、

滅多に来ない場所、



こんな風景に遭遇。

思わず、カメラをかまえる



さっき、雨が降っていたとは思えない、



月夜の風景も




ガレット買ってたら、崩れちゃうのが心配で、この風景見ても、写真、撮らなかったかも。



ガレットが買えなくて、

運が悪かったのか、良かったのか。。。


Galettes des rois CARETTR ガレット・デ・ロワ カレット

2014年01月15日 | お菓子屋さん
今年初、



ガレット・デ・ロワ専用の袋に入れてくださったのは、CARETTEさん

パリのエッフェル塔から、セーヌ川を挟んだ反対側の所にある広場に、1927年からあるサロン・ド・テ&パティスリー。




老舗パティスリーのガレット・デ・ロワは、



見た目、シンプル




っていうかね、

日本で売っているガレット・デ・ロワ、模様とか、芸が細か過ぎ

スーさんや、友人のフランス人パティシエさんたち、

『日本人って、そういうことやっているから寝る暇が無いくらい仕事しているんじゃないの

って…




フランスでは、一部の高級(?)パティスリー以外、ガレット・デ・ロワは、なんていうか、お祭り用だけれど、日常の1コマ。

日本の、日本人のパティシエさんには、年に1回のイベントモノ。

クリスマスケーキ同様、力が入るのは当然

本当、パティシエの皆さんのおかげで、こうしておいしいケーキたちを食べる事が出来る幸せ




なんて、話が逸れちゃったけれど





パリっと焼けた表面。



切ってみると、



さらさらと、音がするように落ちてくるパイ生地の端っこ。

あぁ、この感触、食感、

私の好きなパイ生地のイメージ



たっぷり入ったフランジパーヌのクリームとの相性もステキ。

(自分で言うのも何だけれど、この写真、おいしさがちゃんと伝わりそうな写真・笑)



セバスチャン・デガルダンさんのガレットが、王道なガレットとすると、

これは、パイ生地に特徴のあるガレット



入っていたフェーブは、



ティーカップ

私、最近のデザイン性のあるフェーブより、こういう、クラシックなフェーブが好きなんだぁ

今年最初の、私の好きなフェーブ



あっという間に食べちゃったガレット。

おいしいものは、無くなるのも早い


Ciel clair 空

2014年01月15日 | ちょっとした事・話
ちょっと前の事なんだけどね、



真っ青な青空に、飛行機雲。

思わず、写真、撮っちゃった。




去年の10月から、この冬は寒くなるぞ~って、言ってたのに。

まだ、雪の降らないパリ。




最近も、日中は10℃越える日が多くて



パリ郊外から通勤している同僚の前で言ったら、怒られちゃうけれど。

(パリとその近郊は、ちょっと雪が降ったら電車は動かないし、道路も大変な事になる)



それでも、

私、

行きの降るパリ、好きなんだぁ

Galettes des rois SEBASTIEN DEGARDIN ガレット・デ・ロワ セバスチャン・デガルダン

2014年01月14日 | お菓子屋さん
私が好きなガレット・デ・ロワは?




おいしければ全部好き




なんだけど




どういうのが好きか?

と聞かれると、



多分、



これが、好きなタイプのひとつ。

セバスチャン・デガルダンのガレット・デ・ロワ



毎年、4種類のガレットがある。

フランジパーヌ(アーモンドクリームにクレームパティシエール)、

フランジパーヌ+りんご(+ゆず)、

フランジパーヌ+ピスターシュ+グリヨット、

そして、今年は、



フランジパーヌ+マロン




どれもおいしいんだけれど。



クラシックなフランジパーヌが一番好き。

折り込みパイ生地自体がおいしい

上に、

たっぷりとはさまったクリームとのバランスが



ガレットの種類で“セッシュ”っていって、中にクリームを全く入れない、パイ生地だけを食べるっていう種類があるんだけれど。

ここのは、これが、本当においしい。

パイ生地が、おいしいから。



お腹がいっぱいになったら、クリームが入っている所だけ食べて、端の部分(食パンのミミみたいな所?)は残しちゃう事があるんだけれど

このガレットは、それを許さない

表面のさくっとするパイ生地。

ジュワっと広がる、おいしいクリーム。

あぁ、幸せ



あ、



これは、マロン入りの断面。

栗好きにはたまらない



それぞれに入っていた、





フェーブ



やめられない、

止まらない

Mont D'or モンドール

2014年01月13日 | チーズ
今シーズンも、いっぱい食べたい

と思いながら




なかなか買いに行けない



モンドール

クリーミィな、秋から冬に食べたい季節のチーズ



モンドールは、フランスの東、サヴォワ地方とスイスの国境で作られるチーズ。

作る期間が決まっていて、

販売される期間も決まっている。








木の器で熟成させて、

木の器で販売される事が義務付けられている。



普通、

皮は食べずに中身だけをすくって食べる。



この、トロっとろ具合



コレに、同じ産地のワイン、ヴァンジョーヌを少しかけて、オーブンで熱々にして食べるのが、もうサイコー




一口に“モンドールチーズ”といっても。

生産者さんが違えば、お味も違う。

今年はまだ、5種類のモンドールしか食べていないけれど。






この生産者さんのが、一番おいしい



私がよく食べるのが、パリの有名フロマージュリー・キャトルオームさんの所の。

フロマージュリー(=チーズ屋さん)の仕事は、チーズを選ぶ事と、熟成させる事。



例えば、有名なカマンベールチーズ。

おいしいチーズだけど、生産者さんはた~くさん、いらっしゃる。

工場で作られているものもあれば、少ないけれど、手作りのものも。

その、たくさんあるカマンベールの中から、自分のお店で扱うカマンベールを選び、お店に届いたものを、ちょうどよい熟成でお客様に売る。



生産数が少なくて、おいしいチーズは、生産者さんが、卸すチーズ屋さんを選ぶ事もある。

ステキなチーズ屋さんは、

おいしいチーズを揃え、

適度な熟成状態のものを売り、

そして、お客様が多い

これ、重要な事。



お客様が多いって事は、

商品の回転が速い。

つまり、熟成させすぎ(いくらチーズ=カビが生えている食べ物でも、いや、だからこそ“食べ頃”は限られている)なハズレが少ないってコト。



一度、スーさんに買ってきてもらったモンドールは、

スーパーで売っているものと同じだった



スーパーで買ったのがおいしくなくて、わざわざマルシェ(朝市)のチーズ屋さんで買ってきてもらったのに

まぁ、チーズ嫌いなスーさんにお願いした私が悪かったんだけれどね





キャトルオームさんのモンドール、いろいろあって、よく食べていて。

ココのが味の基準になっちゃっているから。

なかなか、それ以上のお味って、なかったんだけれど。

本当においしいモンドールは、オーブンに入れる必要も無く、そのままが、一番




熟成加減も絶妙で、

おいしく、幸せに頂いた



さて、

まだモンドールのシーズンは続く。

おいしいモンドール、探し続けよう



Galettes des rois LENOTRE ガレット・デ・ロワ ルノートル

2014年01月12日 | お菓子屋さん
1月の、私のブログの風物詩、ガレット・デ・ロワ。

今年2つめは、



ルノートルさん




あぁ、去年(2013年)のビュッシュ・ド・ノエル、ルノートルさんの買いたかったなぁ。

仕事で、クリスマスパーティーとは縁の無かった私には、予約する事が叶わない。。。

(予約しても、取りに行けない)



そんなワケで、ガレット・デ・ロワでリベンジ



っていっても。

買ってきてくれたのは、スーさん

箱を開けて、



『あれー

何か違うー

と、叫ぶスーさん



なんかね、

デコレーションのチョコたちが移動しちゃったみたいで。



これが正解図



ルノートルさんは、いつも、

クラシックなガレットと、

オリジナルのガレット、

2つ用意されていて。



スーさんは、オリジナルをチョイス。




ガレット・デ・ロワをベースに、ババ・オ・ラムっていう、フランスの伝統菓子のアレンジをして。

さらに今年は、オレンジ風味を添えて。



しかも



こんな瓶まで付いてきた


これ、チョコレートクリーム。

これをガレットに塗って食べるんですって



という事は、私の大好きな組み合わせ、オレンジ&チョコ味ってコトじゃあないですか



これはねぇ、

食後っていうより、おやつの時間に、コーヒーとか紅茶とかと一緒に、“このガレットをメインに”食べたい1品

この存在感とお味は、食後にはちとキツイ

あ、私は大丈夫なんだけどね。

普通の胃を持つスーさんがそう申しておりますので



3年くらい前に食べた、ルノートルさんのガレット・デ・ロワ風ババ?(もしくはその逆?)のおいしさを超える事は出来なかったけれど。

これも本当においしいガレットだった



あ、フェーブは、





今年は、エアフランス(航空会社)さんとのコラボ。

男の子なら、喜ぶのか

PAIN DE SUCRE パン・ド・シュークル

2014年01月11日 | お菓子屋さん
お久しぶりにお買い上げ、





PAIN DE SUCRE パン・ド・シュークルさん



ショーケースで、一目惚れした、



ノワゼットのケーキ。

私が目を付けただけあって、今回、一番のお気に入り





マロンにグレープフルーツのデザートは、イマイチだったなぁ





ショコラのベリーニは、普通においしい





エクレアは、ちょっとイメージと違った、というか、マニアックなお味というか…




何だかんだいって、定期的に来ているから。

毎回、新しいものを探しちゃう




私が気に入ったのって、ここでは、ロングセラーにはならないんだよなぁ