食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレ

2014年11月26日 | お菓子屋さん
寒くなってきた、というか

もうね、寒いパリ。

朝晩は、手袋が必要で



そうなると、

モンブランの季節




ってなワケで.


あちこち、時間を見付けてはモンブランを求めて右へ左へ




まずは、



Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレさん



昨シーズン同様、



マロンクリームに、チョコレートの台座。

濃厚で、それぞれがおいしいんだけれど。

別々に食べた方が、おいしい、カモ



期間限定モノは、今しか手に入らないからこそ食べたくなる



そういえば、

パリの高級百貨店・ギャラリー・ラファイエットがシャンゼリゼ通りに新店舗を構えるらしい

いつオープンするのかな?

と思う前に、

どこにそんなスペースを確保したんだろう???

どの位の規模になるのかも、興味があるなぁ



シャンゼリゼ通り自体は、たくさんの飲食店があるので、飲食店にはこれ以上、場所を提供したくないらしい。

ファッション関係やその他、バラエティ豊かなショッピングストリートを目指しているシャンゼリゼ通り。

今年のイルミネーションは、去年よりもクリスマスらしい

(去年までの数年間、シャンゼリゼ通りのイルミネーションは、エコノミーでエコロジーなテーマだった)

これから、どう変わっていくのかな

Degustation du vin ワインのテイスティング会

2014年11月25日 | お楽しみ・イベント
ちょっと前の話だったりするんだけれど






ドン






ド・ドン




と、ワインの試飲会の写真

この会は、豪華だったなぁ




そういえば、全く関係ない話なんだけれど。

初めて、“アナと雪の女王”を見た私



…ええ、

今更です



世界中で話題になっている、

事は知っていたんだけれど。

なかなか機会が無くてねぇ



で、

タイトルとかから、アナっていう女の子が、雪の女王と戦うような話なのかと思っていたら



…、

主人公は、誰なのか



最後まで見た後に、最初に思ったのが、コレ。

考えてみたら、オリジナルの英語のタイトルは“FROZEN”。

フランス語では、“La Reine des neiges 雪の女王”。

題名によって、映画のイメージって、だいぶ変わるねぇ

Calendrier de avant Noel クリスマス・カウントダウンカレンダー

2014年11月24日 | お気に入り
クリスマスな雰囲気が広がるこの頃




くつ下を買ってみた

しかも、24個



どんなのかって?

それは、



こんなの



フランスでは、12月1日から24日まで、

つまり、クリスマスまでのカウントダウンカレンダーがある。

カレンダーは、日付毎に小さな引き出しが付いていて。

毎日、カウントダウンと同時に、子供たちは、その日の引き出しに入っているお菓子をもらうことが出来る、という



スーさんと私、姪っ子ちゃんにプレゼントする、このカウントダウンカレンダーを探していたんだけれど。

この靴下にヒトメボレ




これは、壁に掛ける感じ。



長さは1m位かな?



この靴下に、



チョコレートとか、クッキーとかを入れておく。



が、

しかし





チョコレート(右)は良いんだけれど、

サブレ(左)は、靴下が小さくて、入らない



別なお菓子、買ってこなくちゃな~



スーさんと私には、2人の姪っ子ちゃんがいる。

もう1人の姪っ子ちゃんはまだ小さ過ぎるので、来年には、カウントダウンカレンダー、贈れるかな




あぁ、それにしても。

このくつ下カレンダー、自分用にも買えばよかったかなぁ

Restaurant LE Cinq レストラン・ル・サンク

2014年11月23日 | 外食 レストランとか
今年から来年にかけて、

パリの高級レストランは、いろいろ、大きく変わってくる




今年の夏、リニューアルオープンしたホテル・プラザ・アテネさんのメインダイニング、“アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ”さん、

同じく今年の夏、シェフの変わったレストラン・ルドワイヤンさん、

そして、そのルドワイヤンのシェフが新しく就任した、



フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュ・サンクの、Restaurant LE Cinq レストラン・ル・サンクさん



フランスの最高級ホテルは、星5つ

さらに、その上に当たる“パラス”の称号を持ちながら、長らく2ツ星のレストランだったル・サンクさんに、

ルドワイヤンを3ツ星にし、12年間維持し続けてきた、クリスチャン・ル・スケールシェフが就任




10月に就任されて。

12月の半ばまでは、ジョルジュ・サンクの旧スタッフさん達に、自分の料理のエスプリ(精神)を伝える為に、以前からのスペシャリテのお料理を提供されるそうで。

私、忘れられない料理たちがあって

それらを頂けるのは、今しかない

そんなワケで、行ってきた





食事の前の、アペリティフ(食前酒)のお供たち

手前の、透明なのは、生姜のボールにカンパリとオレンジの風味。

フォアグラにパッションフルーツのゼリーと、シナモンのサブレ。

一番奥が、きのこのピザ。

おいし~





シャンパンを楽しんでいると、





テーブルの上に、ワサワサと花びらを置き始めたサービスの方

『多すぎるくらいがちょうど良い

とか良いながら



その後、



バターを置く場所確保に苦労されていた





パンは、今のところ以前のまま。

(こちらでは、作っていない)

12月の半ばから、ル・スケールシェフのパンになるそう。

日本なら、新シェフ就任と同時に全てが新しくなるんだろうけれど。

ここはフランス。

そういう所は、スローペース。



今回は、私、食べたいものが決まっていたので、ア・ラ・カルト(単品)で注文。

最初に出てきたのは、アミューズ・ブーシュ、先付け。



アボカドと、オマール海老、そして、黒トリュフ。

オマール海老嫌いなスーさんが、

『おいしー

と、食べられない私の分まで全部食べた。



最初に選んだ前菜、



オニオン・グラタン。

“これがオニオン・グラタン

っていう外観に、

お味は、濃厚なオニオン

どんぶりで頂きたい



で、このオニオンの一皿に、

『これ合わせてみてよ』

と、ソムリエさんが持ってきてくださったのが、



写真の右側のグラス。

マデイラ酒。

これがまた、よく合う





これが、私が食べたかったシェフのスペシャリテ。

イシビラメと黒トリュフ、そしてポテト。

シンプルなのに、やめられない、止まらない

あ、これ、メインディッシュにしても良いくらいの一皿。



スーさんは、



フォアグラに、白ワインのシャーベットとさつまいも



メインは、



西洋ウナギの燻製

これも食べたかった一品



あれ?

アラン・デュカスさんのレストランで、

『お肉料理が無いのが残念』

とか言っていたのは誰だったか?



なんていうかね、

ル・スケールシェフの料理は、本当のフランス料理だと思う。



最近、バターやクリームを使わない料理が増えてきたり。

軽い料理が流行っていたり。



もちろん、みんなが同じ料理を作っていたら面白くないから、そういう新しいスタイルが出来てきたんだけれど。

今度は、そういうスタイルばかりになってきちゃって、

本当のフランス料理を食べる事の出来るレストランが少なくなってきてしまった気がする



私なんかが、

“本当のフランス料理”を語るなんて、おこがましいけれど

“フランス料理を食べたなぁ”って感じる事が出来るおいしいレストランは、何件あるだろう?



少し前に、日本からいらっちゃった方と話した時に、付け合せにギョウザが出てきたレストランが、3件あったそう

パリに、たった1週間の滞在で、ですヨ

日本の食材、調理法が世界に広がるのはうれしいけれど。

増えすぎるのは、また悲しい…。

難しい所だねぇ



話が逸れてしまったけれど。

ル・スケールシェフの料理は、1つ1つが完成されていて。

“物足りない”とは、思わせてくれない

フランス料理を食べたぁ、という満足感



スーさんは、



リ・ド・ヴォー、仔牛の胸腺に6種類のフレッシュハーブ。

こちらも、おいしかったそうで、2人で大満足



運ばれてきちゃったら、頂くしかない



チーズのワゴン


今回は、



サービスの方のセレクションの一皿を、2人で半分こ。

とはいっても。

スーさんはルブロッション(一番右奥)を食べただけで、残りは私が全部頂いた



やっと、



デザートの前の小さなデザート、プレデセール。


スーさんは、嫌いなものがあり、



私のとは、少し違う。



そして、



スペシャリテのデザート、グレープフルーツ

さっぱり、おいしい、料理の後にピッタリなデザート



さらに、



パイナップルのフスレ

これはちょっと、アルコールが利きすぎていて、スーさんと私には合わなかったけれど。



お腹がいっぱいになった所で、



コーヒーと、




コーヒーのお供たちが、これまたワゴンで




少しだけ、頂いた



お土産に、





キャラメルと、オリーブオイルを頂いて



料理、サービス、そして内装。

全てがマッチしていて、“パラス”に相応しいレストラン。

大満足のジョルジュ・サンクさんの、ル・サンクさんだった

料理、デザート、そしてパンが一新される来年、またうかがいたい

Polices et L'Avenue des Champs-Elysees 警察官とシャンゼリゼ通り

2014年11月22日 | ちょっとした事・話
シャンゼリゼ通りを



警察官が闊歩。



カッポ、カッポ、と




観光客の皆さんや子供たちとの写真も気軽に応じてくれているのをみると、

パトロールという名のデモンストレーションだと思っていたら、




捕まえた方を包囲したり、

ジプシーさんや物乞いさん達を追い払ったり、

初めてお仕事しているもの見た

(あ、普段のパトロールもお仕事なんだろうけれど)



お仕事、お疲れ様です



そんなシャンゼリゼ通りの下の方、

コンコルド広場寄りは、



Mache de Noel クリスマスマーケットが始まった

クリスマス関係の物の販売は少なくて

ほとんど、お土産モノマーケットみたいだけれど



それでも、この雰囲気は、年に1度は楽しみたい

屋台?

出店で、

ヴァン・ショー(ホットワイン)飲んで

ラクレット(チーズとジャガイモのアルザス地方の郷土料理)食べて



クリスマス気分が盛り上がる 

LENOTRE ルノートル

2014年11月21日 | お菓子屋さん
マレ地区を歩いていると、



もう、秋も終わりな雰囲気



そして、



クリスマスのイルミネーション



ワクワクするねー



最終的に、

“平日のんびり、マレ地区散策”になった、この日。

最後にうかがったのは、




LENOTRE ルノートルさん



歩いていてね、

どうせなら、モンブラン巡りでもしようかな、と



ルノートルさんも、厳密にいうと、モンブランではなく、



タルト・ミルティーユ・エ・マロン。

モンブランという名前は付かない。



でも、ま、栗のケーキという事で



相変わらず、おいしい

これ、毎年食べているなぁ。



そんなワケで。

栗のケーキ探しを始めた私。

次は、どこに行こうかな~

Patisserie PAIN DE SUCRE パティスリー・パン・ドゥ・シュークル

2014年11月20日 | お菓子屋さん
思っていたより、

じっくり、のんびり見学してしまったピカソ美術館。



美術館のあるマレ地区は、日本でいう、原宿か代官山?

ようは、お買い物地区




食べ物以外の買い物に疎い私

しかしながら、新しい服やらカバンやらを買わなければいけないような時期というか、雰囲気というか…



で、

のんびり、

ぶらぶら、

ウィンドーショッピング



そこで見付けた、



カバンフック


使い方は、



こんな感じ

良い物が見付かった

(って、予定していた服やらは見付からず、無駄な衝動買いのみ)




なんてやっているうちに、



Patisserie PAIN DE SUCRE パティスリー・パン・ドゥ・シュークルさんへ

ここへ来る為の、マレ地区ウィンドーショッピングだったのかも



ここへ来た目的は、



モンブラン

といっても、こちらは、“マロン”ではなく“シャテーニュ”をつかったケーキ。



何が違うのか

説明するのが難しい



日本語に訳すと、

マロン→マロニエ(宮崎駿監督の“紅の豚”の主題歌に出てくる木:分かるかな~?)の木の実

シャテーニュ→栗の木の実

なんだけれど。



スーさんに聞いても、

他のフランス人(料理関係のシェフやパティシエさん)に聞いても、正確な答えは出てこない



個人的には、



あとは、



ココナツと、レモンのデザート。

これ、おいしい



さらに、

同じパン・ドゥ・シュークルさんのお隣の店舗で、



塩モノ系も購入

グラスに入っているのが、フォアグラとグレープフルーツの冷たいもの。

秋のお野菜のキッシュに、

半球のものは、パイ生地の中に、お肉の詰め物。

そして、細長いのは、アップルパイ



全体的に、塩気が足りなかったような?



あ、これらは晩ご飯に頂いた

Musee de PICASSO Paris ピカソ美術館 パリ

2014年11月19日 | お楽しみ・イベント
そんなワケでやってきた、



Musee de PICASSO Paris ピカソ美術館 パリ



私がピカソ美術館に行ってみたいな、と、思ったのが2010年。

(結婚して、ビザの関係で働けなくてヒマな時期に思い立った)

2009年から改装工事が始まっていて、再オープンは2011年だと知り、楽しみに待っていた私。

それが、

今年、

やっと完成

今年って、2014年ですよ



絵画にはあまり興味が無い私。

でも、世界中、誰もが知っている画家。

そして、この建物にも興味があってねぇ



別名、“塩の館”

塩税徴収官の邸宅だった事から付いた名前だけれど。

簡単にいえば、お金持ちのお屋敷。

どんなものか、歴史好きで建築物好きな私にとっては、そっちの方が興味津々



先日前を通りがかった時よりは、列は短かったけれど。

それでも、30分位は待った。



フランスでは、ネットでチケットが購入できる

ネットで購入しておくと、待ち時間は大幅短縮される

(並ぶ列が違う)

私も、買っておけば良かった~



いざ、入館



1枚目の絵は、



このポスター。



意外

パブロ・ピカソって妙な絵ばかり描いているわけじゃなかったんだ



もちろん、





そういう絵もあるけれど。





目力が凄い





包装紙の裏みたいな紙に描かれた絵や、




木に描かれたもの。




これは、



立体




素材を上手に活かしていて、



1つの作品として完成されている。



数は少ないけれど、



風景や、



物や、




これは、切り絵





銅版たちで、





版画も。

さらに、

彫刻や、陶芸まで




これの題名、なんだと思います?



答えは、

“女性の頭”

こういう題名、多かったなぁ



最後は、



ピカソさんのお写真




きれいな写真が残っているんだなぁ、

なんて思っていたら

ご本人、亡くなったのが、1973年

割と、最近まで生きていらっしゃった



有名な画家さんって、100年前とか、それ以上前に亡くなっている方ばかりかと思っていた

どれだけ無知なんだ、私



ピカソさんが亡くなった際、相続税が払えなくて、フランスに寄贈されたこれらの作品。

とてつもない量

1人の画家の一生って、こんなに作品を生み出せるものなの?



そういえば、ピカソ美術館って、スペインのバルセロナにもある。

バルセロナに行ったとき、入らなかったから、どんな作品が飾ってあるのかどうか分からないけれど。

そっちも合わせたら、大変な量になるんじゃないかな



建物自体は、ほとんど壁は真っ白。

以前の“お屋敷”っていう雰囲気はない。






時々、お屋敷の名残がみえるだけ。



敷地内には、



簡単なカフェもあって。

お天気が良ければ、のんびり出来る






とある窓から覗いた昔の馬車寄せ。

今は、受付前。



絵が好きとか、そうでもないとか。

そういう事を考えなくても。

一度は訪れてみても、損はないんじゃないかと思う美術館だった


CARETTE カレット

2014年11月18日 | お菓子屋さん
ある日突然、職場のマネージャーが

『どうらく人よ、明日、来なくていいよ

と。



イヤイヤ、

クビ、とかじゃなくてね

残業し過ぎで大変な事になっちゃってるから、振り替え休日 みたいな




やった~




もうね、

その瞬間から、何をしようか、頭の中でスケジュールが組み立てられるよね。

だって、平日休み

普段、日曜休みだから、ほとんどのお店は閉まっているし、開いている所は、人がいっぱい



時間を有意義に、優雅に使いたい



と、いう事で、

まずは、ブランチ

で、



CARETTE カレットさんへ

うかがったのは、パリの3区、ヴォージュ広場前のカレットさん

ここ、お昼前だとそんなにお客さんが多くなく。

目の前が公園で、テラス席に座ると、ゆったりとした時間が流れる

あ、店内ももちろん素敵だけどね。



注文したのは、

ブランチセット。



あったかい飲み物と、フルーツジューズ。

そして、ヴィエノワズリー。


さらに、



卵料理と、トースト





スクランブルエッグには、ハム添えを選んで。



ヴィエノワズリーは、



クロワッサンを選んだ私。



午後に来ちゃうと、通行人も多くて落ち着かないけれど

平日の午前中、

こうやってサロン・ド・テでのんびり出来るなんて、最高の贅沢じゃないかなぁ



けっして、激ウマな食事が出来るわけではないんだけれど。



この雰囲気が、ご馳走

Hotel Mandarin Oriental Paris ホテル・マンダリン・オリエンタル・パリ

2014年11月17日 | お菓子屋さん
ここに来る時は、

“近くに来たから”

が、理由になる事が多い。





Hotel Mandarin Oriental Paris ホテル・マンダリン・オリエンタル・パリさん



お目当ては、



フラン

スーさんの大好物なんだけれど。

なかなか、“おいし~” っていう物は少ないねっていう話をしていて。

ちょうど通りがかったマンダリン・オリエンタルさんのはどうだろう?

と。



うん。

普通だった



フランだけ買うのは申し訳ない気がして、




これ、おいしかった




これも、かなかな。




カヌレはねぇ、イマイチだったかなぁ。



おいしいフラン、どこかにありませんか~???