食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

GUIDE MICHELIN ミシュランガイド 2013

2012年11月29日 | お楽しみ・イベント
なかなかブログを更新する時間が取れないのだけれど

せっかくなので、少しだけ。




ミシュランガイド・東京 2013 発売




でね、

何が“せっかく”なのかというと




先週末、フランスの中央部、クレモン・フェランという町に行っていた私。

この町、そんなに大きくも、栄えてもいないんだけど。

ミシュラン本社のある町で







発刊された1900年からのミシュランガイドが出迎えてくれた




そんな今年のミシュランガイド・東京。

15のレストランが3ツ星を獲得



ちなみに、パリの3ツ星レストランは10軒。



つまり

パリよりも、グルメな街、東京



なんてね



Patisserie Sebastien Degardin セバスチャン・デガルダン

2012年11月22日 | お菓子屋さん
突然ですが、

私が依然勤めていたお店、Patisserie Sebastien Degardin パティスリー・セバスチャン・デガルダンが閉店しました





このパリのパティスリー、

私に、初めてフランスでの居場所を与えてくれところで。

初めて、私を必要としてくれた所で。




本当に、本当に、私にとって大切な場所だった。




なんていってもね、

これは、発展のための閉店




私が仕事を始めてから、

目に見えるくらい、どんどんお客様が増えて。

最後には、週末は夕方前にケーキがなくなっちゃうくらいの大盛況

スタッフ総出で、朝から晩まで働いても追いつかない



なので、もっと大きなスペースを探して。

良い場所を探して。

再オープン予定



お店を閉めたのに、歩みを止めないシェフとマダム。

“歩み”なんてものじゃない。

“走り続ける”2人。



必ず、更にパワーアップして戻って来てくれるでしょう




あ、そんなワケで、パリ12区の

“ラ・ミュスカデット”もしくは、“パティスリー・セバスチャン・デガルダン”のお店は無くなりました。

新しいパティスリーがその後に入りますが、まったく違うお店なのでご注意ください


Patrick Roger パトリック・ロジェ

2012年11月21日 | お菓子屋さん
やっと、オープン



パトリック・ロジェさんの、マドリード広場店




このお店、地下1階、地上2階建てになっていて。

ショップは、1階(地上階)のみ

地下と、2階部分はチョコの作品の展示のみ




どれだけ、贅沢な使い方。。。






店内から。

外に、マドレーヌ寺院が見える。

本当に、パリの真ん中。




実はね、オープンしたのは、地上階のショップのみ。



階段は、まだ、封鎖されている




地下と2階を案内して頂いて、

『これ、どれくらいのチョコを使っているのか?』

って、誰でも考えると思う。

『何トン、位かな

なんて簡単に答えてくるロジェさん。





先週の火曜日、

やっとオープンして。

パトリック・ロジェさんの新店舗にしては珍しく、簡単なオープニングパーティーがあって。

振舞われたのは、シャンパンのKRUG

ご本人の力の入れ具合が分かるでしょ





今までのお店とは、少し雰囲気の違うマドレーヌ店。



本当に、この仕事が大好きなんだなぁ、って、伝わってくるロジェさん。

私の、一番好きなショコラティエさん






私の好きな、オランジェットを食べながら、パソコンの前にいる私。

あぁ、至福。。。


PAUL ポール

2012年11月20日 | パン屋さん
時間が無い時のお昼ご飯




コンビニの無いフランスでは、パン屋さんが代わりになる




で、



PAUL ポールさん




モチロン、お目当ては、

 

サンドウィッチ




でね、

ポールさんのショーケースは、とってもおいしそう



ついつい、





他にも買ってしまう



しかし

これが、おいしくない



先週も、サンドウィッチを買いに来て。

サンドウィッチを買ったついでに、バゲットも買ったんだけれど。

これがまた、おいしくなくて




『ポールは、サンドウィッチ以外は買わない方がいいっていつも言ってるのに

なんてスーさんに言われる



また失敗したなぁ。。。





ただね、

今回は、販売のお姉さんに感動した



実はね、これの他に、甘いパンも買っていて。

あえて言うなら、“ミルクパン”みたいな。

で、パンを袋に詰める係りと、会計を担当する方が別々で。

会計のお姉さんが、

『このパン、あなたが選んだの、ナチュール(ナチュラル)なもの?』

と、聞かれた。

『いえ、チョコチップ入りのです』

って言ったら、

『やっぱりね、ナチュラルなのが入っている。

私の同僚が間違えたから、交換してくる

なんて対応して頂いた。



こんなに忙しいのに(お昼時で、長い行列が出来てた)、私も何も言ってないのに、何で分かったんだろう???

『あなたが他に選んだものの中で、これだけナチュールって、変だなって思ったの。

もちろん、全部あなたが食べるわけじゃないかも知れないからただの勘だったんだけど



…すごい、プロフェッショナル… 



はぁ~、勉強になるなぁ

Cafe Pouchkine カフェ・プーシキン

2012年11月19日 | お菓子屋さん
1週間も、ブログの更新が出来なかった




“師走(12月)”前から走り始めているワタシ

来月はどうなるのか。。。




で、

やっと、久しぶりに買えたケーキ、



Cafe Pouchkine カフェ・プーシキンさん




前回、ケーキを4つ買ってきたら、スーさんが

『多すぎる

ダイエットが…

って言ってたので、1つだけ




タルト・オ・ポム

お、おいし~




そして

販売のお姉さんが、

『もしかしたら、何か他にも?』

なんて、おっしゃるので(ただのセールストーク)





カップケーキも買っちゃった



私の義妹、スーさんの妹が、カップケーキ作りにハマっていて

パリ市内にも、カップケーキ専門店がいくつかあるほど、今の流行りなカップケーキ。

個人的には、あんまり好きなタイプのケーキじゃないんだけれど。

プーシキンさんのは、おいしそうでねぇ



食べてみると、

なんか、パネトーネみたい

パネトーネは好きな私。

もうすぐ、そんな季節ね




はぁ~、

やっぱり、甘いモノは、心が落ち着くねぇ

Magazine 雑誌

2012年11月12日 | お気に入り
『ウチが載ってるんだぞー』

と、見せて頂いた雑誌




サブタイトルが、“王女様のレストラン”



面白そうだったので、自分でも買ってみた




パリの、ステキレストランの紹介

あと、少しだけ、イタリアと、ロンドンと。。。




ちょっと前だと、こういう本は、100%フランス人シェフのお店だったんだけれど。

今回は、日本人シェフのお店も“日本人シェフ枠”とかではなく、堂々と紹介されている




ここに載っているレストラン、全制覇したいわぁ



Coupe Georges Baptiste クープ・ジョルジュ・バティスト

2012年11月11日 | プロフェッショネル
本当は、この時期に日本に帰りたかった…。




なぜなら、

先週の木曜日、

Coupe Georges Baptiste クープ・ジョルジュ・バティスト

が、日本で開催されていたから。




これね、何かっていうと

“世界一のレストランのサービスマン(サービスウーマン)は誰か” を、決めるコンクール




今年で、14回目。

2年に1回あるコンクール。



今年は、開催地が日本で

しかも、日本代表は、私の知り合い




いえね、

彼が賞を取る事は、確信していましたヨ。



ただね、

世界大会。

何があるか、わからない…。



国の代表になる事も大変だけれど。

世界大会で実績を残す事って、どれだけのプレッシャー。。。



そんな中、

優勝しちゃった 



料理の世界では、料理人(シェフ)、パティシエ、ソムリエ…、

これは、普通の方にも認知して頂いている。




でも、“メートル・ドテル”って、聞いた事、あります?



お客様の、いちばん身近にいて。

シェフとお客様をつなぐ役目。

レストラン全体を、みんなが気持ち良く過ごせるようにするのが仕事。



コンクールの内容は、

テーブルクロスにアイロンをかける所から始まり、

テーブルセッティング、フラワーアレンジ、

カクテル、ワイン、料理のサービス、フルーツのカット、

鳥(とか肉料理・もしくは魚料理)の丸焼きを、お客様(審査員)の前で切り分けて、お皿にきれいに盛り付けたり…。



本選に出る前には、歴史や用語や、料理&サービスに関する全ての事の筆記試験あり。



ちなみに、これは“国際大会”。

言葉は?

“母国語以外で、フランス語か英語を選択”しなくてはならない

日本語で料理の説明や、お客様とのやり取りをするのも丁寧に、気を使わなくちゃいけないのに。。。

しかも、コンクールの説明書とか参考資料とかも、全部、ご自身の選んだ外国語で書かれていたそうな

(彼が選んだのはフランス語)



ホント、スゴイなぁ。

生で見たかったなぁ



“メートル・ドテル”のお仕事を、皆さんに知って頂く事が、今回の優勝者の願い

Beatitude 至福

2012年11月10日 | 食卓
スーさんの実家ネタ、続きます




で、



暖炉ー



もうね、私、大好きで



時間の許す限り、この暖炉の前にいた気がする

朝食も、暖炉前




そして、

スーさんの実家名物といえば

おいしいモノ達




早速迎えてくれた、



スーさんママのガトー・セック



写真の写りが悪い、と、反対側に回ってビックリ



なんと、2つも焼いていてくれて

(下の段の、丸いの、見えます?)

『上の大きい方は、パリに持って帰ってねぇ

と、スーさんママ



さらに、



タルト・オ・ポム



我が義弟得意の



ガトー・ショコラまで



食卓には、



我が義父自慢の鶏さん


そして、



家庭菜園の激ウマなお野菜

もうね、パリではなかなか、探さないと食べる事が出来ないおいしいお野菜たち



なぜか、ラクレットやら、チーズやらの写真が見付からないのが残念だけれど

(多分、アレだな。

iphoneで撮って、カメラで撮るの、忘れたんだろうな)

スーさんの生まれ故郷は、チーズの名産地でね。



そして、今は、狩の季節

我が義父&義弟の趣味のひとつ。

“ジビエ”なんていって、この時期にしか食べる事の出来ない、“野生の動物の肉”




ちなみに、

この日我が義弟は野うさぎを探しに行って、

見つける事すら出来なかったよう



ちなみに、我が義父は、狩猟の名手



そんなワケで、今回も、しっかり肥えて帰ってきた

Difficile... 難しい…

2012年11月09日 | ちょっとした事・話
そんなこんなでやってきた、スーさんの実家。




私を最初に迎えてくれたのは



ぅおいっ




前回(4月くらい?)来た時に、生まれたてだったネコが

この数ヶ月で、お母さんネコより大きくなっちゃったそうで



しかし、



ネコの写真を撮るのは難しい

ネコって生き物は、じっとしていないのかね



あ、



ママネコ発見



難しいといえば、

我が姪っ子

この子もじっとしていない



私の、



iphoneに興味を持ち、





興味を…、





おぉっ





キャー

お約束ー

(私のiphoneカバーはチョコレートな感じ)



17ヶ月の我が姪っ子。

1から4まで数えられるようになって

『犬は?』

って聞くと、

『ワフワフ(フランス語での犬の鳴きまね)』

って言う

もうね、10種類くらいの動物の鳴きまねが出来るようになってねぇ

滅多に会えないから、成長が手にとるようにわかる




それにしても、

あれだけ写真を撮ったのに、かわいらしい写真が、こんなに少ないなんて

Voyage en voiture 車でお出かけ

2012年11月08日 | お楽しみ・イベント
スーさんの実家に行くのに、レンタカーを利用





普段はTGV(高速鉄道・新幹線みたいなもの)で帰るんだけど。

今回は、ちょっと、日程がタイトで

仕事が終わって、午前2時に家に着いて、午前4時にパリを出発




そんなワケで、車を運転してくれていたスーさんには申し訳ないが、

車の中で、仮眠を取らせてもらい




起きてみると



ここはどこだ

何度か、車でスーさんの実家へは行っているが、こんな風景は初めて




『GPSの言うとおりに走ってるんだけどねぇ




普段、レンタカーを借りる時は、GPSも一緒に借りるんだけれど。

スーさんの友人が貸してくれるって事で、ありがたくお借りしたら

古い地図しか入っていないようで、高速を、普段よりだいぶ早く降りてしまったようで




とはいえ、私、実は、高速より、一般道を走る方が好き

なぜなら、



こうやって、ぶどう畑に出会えたり




フランスってね、

ガイドブックに載っていない小さな町でも、

かわいかったり、いい雰囲気を出していたりする




のんびりと、



ぶどうの木の幹を眺めたり、




葉っぱを観察したり???



あ、

私、



ぶどうの葉っぱは赤いのが好き



時間があれば、こうやって、のんびりドライブ、楽しみたいんだけどね