食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Mariage いろいろな事

2010年08月18日 | フランス・結婚式
結婚式当日がひと段落して

ちょっと時間をさかのぼり…

書ききれなかったことをちょっとご紹介



パリを出発したのは、7月23日。

結婚式の1週間以上前。



レンタカーを頼んで、



荷物を積んで。

実際は、このレンタカーいっぱい、ギュウギュウな荷物だった



思いつきのを買いに…



街のマルシェへ




おや…

大きいのしかいないゾ


…と思ったら、別に、トラックの中に隠れてた



年のため、3羽購入



ちなみに、今は…

大きくなるのを、彼の実家のゲージで待っておりマス

………




フランスでは、“ご祝儀”っていう習慣はなくて。

普通は、新郎新婦が“リスト・ド・マリアージュ”っていう、要は、“プレゼントして欲しいものリスト”を作って。

その中から、招待客が品物をを選んでプレゼントするんだって。

私たちは、そんなにプレゼントされても…

って事で、ご祝儀的に頂く事に。


で、



ご祝儀入れ、作っちゃった

市販のもあったんだけど、大きさや、形がイマイチで…




芳名帳は堅苦しいけど、メッセージノートを用意して書いて頂いた






ステキメッセージカードもたくさん頂いた

みんな、ありがとう

Mariage メリー

2010年08月17日 | フランス・結婚式
私がお世話になったMairie-市役所



本当に、親切で、良い人ばかりだった



というのも、本来、私のような、フランス語をネイティブに話せない外国人の結婚式には、“その人の母国語とフランス語の通訳者”を式に立ち合わせないといけない決まりが。

(あと、保証人の為と)

でも、この街は、本当に田舎で、近くに日本語⇔フランス語の通訳者(法定の)なんていらっしゃらないし、しかもバカンス真っ最中…。

『呼ぶのは、本当にタイヘンでしょう』

と、免除して頂いた

これには、本当に感謝



無事に、



証明書も頂き、






この街の紹介BOOKまで頂いちゃった。

メッセージ付き



そして、日本人とフランス人の結婚式がこの街で初めてという事で、担当してくださった方がサインの欄に、

『日本語でも書いて



どれだけフレンドリー??

式中も、ハプニングはあっても、笑いに包まれた式で

この市役所で結婚式が出来て、良かったなぁ




そういえば、



庭を、改装工事してて…




立ち入り禁止



普段は、お花と、緑がたくさんな、噴水のあるお庭なんだって

ここで、みんなで記念撮影したかったなぁ

市役所、唯一の心残り…。

Mariage 結婚式・当日 8

2010年08月16日 | フランス・結婚式
前回の記事のブリオッシュが登場したのが日付が変わった8月1日の午前0時半

何組かのご家族が帰ったりする中、まだまだ続いて、終わったのは午前3時


まぁ、予想通り…



ダンスを楽しんだ後は、

“雨に濡れた新郎新婦は幸せになる

という言い伝えを受けた、

“あいあい傘でダンス&みんなで紙テープの雨を降らせよう”

…と

なんだか、不思議な儀式??をして…



最後は、“オニオンスープ”で〆


………ナゼ???


でも、疲れた体に、あったかオニオンスープはしみわたった

(フランスの朝、晩は、ちょっと冷える)



もう、みんな疲れてて、誰も写真撮ってない…


そのまま会場を後にした私たちだけど、彼のご家族は、残って翌日(彼の誕生日イベント)の準備をしてくれていた

長い、なが~い、ステキな1日だった

Mariage 結婚式・当日 7

2010年08月15日 | フランス・結婚式
日も暮れてきて(といっても、もう夜の10時…)


ダンスタイムに突入

1曲目は、新郎新婦のみ



(ボヤけてますが…)

ドレスは、ダンス仕様に裾を短くした

フランスの結婚式では、ダンスは(ほぼ)必須のようで、ドレスのブティックで、

『ダンス用に、裾、短く出来るようにしておきました

と言われた。





そしてこの日、2つ目のメインイベント





どどん

“Brioche-ブリオッシュ” 甘いパン


その大きさ、なんと…

直径1m以上


時間が無くて、対比物ととれなかったケド




大げさじゃなく、近くにあるカゴやフルーツと比べてみて



この地域の伝統的な結婚式のお祝いの仕方

ブリオッシュの台に、持ち手が付いてたの、見えました??

これ、担いで踊るんです(笑)

初めは、新郎とお母さん→新郎新婦→親族→後は、新郎新婦が勝手に人を選んで

時々、呼ばれてないのに、入ってきちゃう人もいて



各地方によって、お祝いの仕方はいろいろ

シャンパン(とかスパークリングワイン)をF1の表彰式並みにシャワーにする所とか、特産物を使っていろいろしたりとか



このブリオッシュ、普通のより、卵(卵黄)たっぷりで、中の色も黄色。

甘くて、ふわふわで、表面に、お砂糖がまぶしてあるのがアクセントになっていて…


パリから来てくれた、私の職場のシェフや、彼の仕事仲間からは、

『このブーランジェ(パン職人)さん、MOF(Meilleur Ouvrier de France-フランスの国家最優秀職人章)の人??』

なんて聞かれる位、おいしくて、コレだけ大きなブリオッシュを完璧に焼けるって事に感動してた

ご本人も、わざわざ会場に足を運んでくださって

直接、お礼をいう事が出来た


Mariage 結婚式・当日 6

2010年08月14日 | フランス・結婚式
デザートのサービスも終わって、やっと一息

会場の外で、集合写真を撮ったり、ペタンク(フランスの国民的遊び)をしたり




結婚式に、全然関係ないんだけど…

私、コレが大好きで… ↓



………

干し草、丸めたヤツ………。


これが、



い~っぱい、転がってる風景を見るたびに、ワクワクするというか、癒されるというか

見つけるたびに、

『いいねぇ~

って言ってたので…


お義父さんが、会場まで持ってきてくれた(彼のお願いで)




みんなで、上に乗って写真を撮ったり、そりゃもう大活躍



そうそう、ちびっこ達が持ってるひよこ

なんで、結婚式に登場してるかというと…



“単なる彼の思いつき



…です



写真カメラマンさんとの打ち合わせの時、他の方達の写真を参考に見せてもらってたら、
農家の方が、いろんな道具を持ってたり、個性的な写真が何枚かあって

それを見た彼が、

『自分達も、何かアイテムが必要だ

って…。


で、小さい動物好きの彼が選んだのが、コレ

『ウサギも良いけど、どこに売ってるか分かんないし』

とか言いながら、マルシェでひよこをゲット


で、写真に登場したという…。


みんな、

『どうしてひよこなの??』

って、私に聞いてきたけど、

『彼が好きだから??選んだみたい??』

って答えたら、

『ああ~』

って。

どんな納得のされ方???

Mariage 結婚式・当日 5

2010年08月13日 | フランス・結婚式
結婚式のメイン・イベントの1つといえば…

“ウェディングケーキとケーキ入刀”



実物は…



コレだ


ウェディングケーキ&クロカンブッシュ



フランスの伝統的なウェディングケーキは“Croquembouche-クロカンブッシュ”

“Chou-シュー”はキャベツの事で、フランスでは、キャベツ畑に赤ちゃんが降りる(日本のコウノトリみたいな)と言われていて。

子孫繁栄と、豊作を願う“Pièce montée-ピエス・モンテ”(高く積み上げたもの)。


日本のウェディングケーキは、イギリス式(2段、3段重ね)が多いけど、それも捨てがたいね…という事で…

合体


といっても、下のウェディングケーキ部分はお砂糖で作られた、デコレーション&土台

食べるのは、上のシューのみ


ホントは、全部食べれるようにしたかったけど、真夏に、コレだけ大きなクリームの付いたケーキを保存できる所が無くて…

直前に塗るにしても、主役が2、3時間も抜けられないし…

って事で、こんなカンジに。







部品は、パリで作り…




当日の朝、1時間しか寝ないでピエス・モンテを組み立て…



みんなの、大歓声の中…





あっという間に無くなった…



あ、ケーキは“入刀”じゃなくて、“鍵”を使った


まぁ、ケーキが出た時に、主役の座は奪われたけどね…



ちなみに、ケーキの周りの白いお皿も砂糖で出来てて、子供達が取れなかったら…って事で、下にもちりばめてみた

シューの数は、全部で600個

もちろん、全部食べていただけた



本当は、新郎新婦が、一人ひとりに配るのが伝統だけど、コレは、みんなに、直に取ってもらった。

みんな、喜んでくれたみたいで良かった

Mariage 結婚式・食事編

2010年08月12日 | フランス・結婚式
今回の結婚式、食事は、“Traiteur-仕出し屋さん”にお願いしていた




テーブルセッティングは、白いクロスと、フォーク、ナイフ、グラス、ナフキンは仕出し屋さんが。

残りは、私たちが自分で用意。

席札は、1輪差しの小さな花瓶(?)に、緑の葉っぱを1枚。

その後ろに、“席札&メニュー”が差し込めるようになっているものを購入

これ、大当たり

みんなに、

『どこで買ったの

と、ホメラレタ



さてさて、



まずは、食前酒。

もも、グレープフルーツ、オレンジ、イチゴのカクテル。

ノンアルコールも同じもので用意





食前酒と一緒に、ナッツ類も

私は、食べすぎ注意の為、少しだけ




やっと、前菜



“Trilogie de verrine aux trois saveurs”

3種類の前菜盛り合わせ

生ハムメロンと、エビのカクテル、フォアグラとラタトゥイユ




お魚は、



“Aumoniere de sabre aux petits legumes”

太刀魚(タチウオ)の包み焼き たくさんの野菜と一緒に




お肉は、



“Filet mignon de porc sauce au cidre”

ブタのフィレ肉 シードルのソース




そして、チーズ



“Assiette trois fromage”

チーズ3種盛り




最後のデザートは、



“Surprise du chef-シェフからのサプライズ”

“シェフ”は、もちろん彼。

デザートだけは、彼が1人で作っちゃった






食後のコーヒー、紅茶用のフィナンシェ。

この状態で、最初からあったから、先に食べちゃった人もいたみたい

これも、彼ががんばって作ってた



全員の好みは分からないから、誰でも、抵抗無く食べれるもの(お肉とか)を選んだり、夏だからさっぱりしたもの、ソースを選んだり。

なかなか、良い食事だったと思う


Mariage 結婚式・当日 4

2010年08月12日 | フランス・結婚式
披露宴会場に移動したのが14:30頃。

まずは、食事会

…と出し物



1品目の前菜がきた時、突然のアナウンスが…。

『1品目は、手元においてある“お箸”で食べるように』

みんな、びっくり


妹が、みんなに見本を見せたけど…



見えるかな?

おじいちゃん、箸を1本ずつ、右と左に持って…

まるで、フォークとナイフのよう



こっちは…



日本でも、見かける…

こういう人達…

このテーブルは、イタズラ好きを集めたテーブルだったから、最後まで、ずっと楽しませてくれた



この後も、料理1品食べたら、余興、食べて、余興…

と、デザートが出たのが、夜の7時位だった

Mariage 結婚式・当日 3

2010年08月11日 | フランス・結婚式
アペリティフパーティーが終わり、披露宴会場(?)に移動

時速20kmの私たちの車を先頭に、今度は、10分位離れた会場へ




何十台ものが、のんびり、クラクションを鳴らして移動するから、交通渋滞&大騒音

でも、これも、おめでたい証し



披露宴会場は、



ウェルカムボードの代わりに、私たちの似顔絵でエントランスを飾り




手前は、妹が作ってくれた、ウェルカムベア“袴と、白無垢”バージョン

これは役に立った

みんなから、

『日本の結婚式の衣装はどういうの??』

って聞かれて…

『着物だけど、スペシャルなのがあるんだよ

『どんなカンジ??』

………

『…っ、(←取りに行ってる時間…)これ

コレを何度繰り返した事か


妹は、コレの為に夜なべをしてくれたらしい…

ありがとう、妹



左側にあるのは、お義父さんがどこかから取ってきてくれた木をペイントして、プチギフトを飾って

みんなに、自分の名前を探してもらって、自分で取ってもらうようにした

『夏だけど、クリスマス・ツリーみたいでかわいいし、楽しい

と、大評判



ちなみに、アペリティフパーティーの会場は



こんなエントランス

お花は、彼の妹の作品





これは、いつの間に飾ったんだろう??

彼の小さい頃の写真が



会場は、“お遊戯会みたいにならないように”をモットーに、シンプルに飾り付け



所々に、お花を飾ったり、ハートを置いたり

デコレーションも、気に入ってもらえたみたいで、何よりホッとした


Mariage 結婚式・当日 2

2010年08月10日 | フランス・結婚式
さて、市役所での式が終わったら、

『最後に出てくるように』

と言われたので、みんなが外に出るのを待ってから退場





外に出たら…



たくさんのフラワーシャワーと、



料理人の帽子をかぶった人達(笑)に迎えられた

(持ってるのは、のし棒とか…)


フラワーシャワーのお花は、お義母さんが大切に育ててるバラ達

6月から咲き始めるバラを、どうしてもこの式に使いたくて、バラ達にシートをかぶせたり、いろいろ延命作業(?)をしてくれてたみたい


この後は、アペリティフパーティー

日本でいう2次会みたいなもの

歩いて5分の道のりを、“あの”時速20kmの車で、街中を練り歩きながら会場へ






会場のデコは、彼の家族と、ご近所の皆さんが





こんな快晴の中、



こんな所で、みんなで写真撮影したりしながら過ごした



しかし、パーティー会場では、入り口に私たちが立ち、いらっしゃった皆さん全員と“フランス式あいさつ”(頬にキス)

みんなに、

『化粧落ちちゃうから気をつけて

とのアドバイスが

どうやって気をつけろと…


楽しいひと時だった