食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

La fete de la Gastronomie 美食祭り

2012年09月27日 | お楽しみ・イベント
先週末、ル・プロコープへ行ったのは



コレが目的。

“La fete de la Gastronomie フェット・ド・ラ・ガストロノミー”

直訳すると、美食祭り




いえね。

美食大国・フランスといえど、

みんながみんな、フルコースの料理を毎日食べているわけじゃあ、ない。



“美食”は、人によって価値観が違う。

豪華なレストランで食事が美食な人もいれば、

自家製の野菜や、無農薬で育てられたお肉を食べる事が重要な人もいたり。

はたまた、多国籍な料理を知っている人の事だったり。。。



で、

普段、レストランに行かないような方達にも、良さを知ってもらおうとフランスで企画されたイベントがコレ



参加レストランでは、





こんな風に、1日、レストランを開放していたり、

プロコープさんのように、人数限定(先着予約制)でイベントを催したり。



ずっと行きたくて、でも、後回しにしていたル・プロコープさんに行くチャンス

と、行ってきたワケで。



当日は、オーナーさんが、オープン当時、17世紀の服装&カツラ(笑)を付けて登場して、

いろいろなお話をしてくださった

で、さらにその後、食事をさせて頂いた私たち



あとは、



パリ市内の所々に、食べ物の出店が出ていたり



某有名ホテルなんかは、予約開始と同時に、席が埋まってしまったり

アクセスが殺到しすぎて、一時、パンク状態になってしまったり



私も、時間があったらいろいろ回りたかったけれど、

最近、忙しくてねぇ

しかも、たくさんのレストランが参加しているから、とてもとても、全部は回れない



来年、再来年と、ゆっくり見て回ろうか

この時期のパリ、食のイベントが多くて、食べ物好きにはたまらない季節

ここ数日、いっきに寒くなったパリ。

もうすぐ、ジビエの季節。

これから、どんどん、私の季節… 

Le Procope ル・プロコープ

2012年09月25日 | 外食 レストランとか


カフェ・プロコープって、ご存知?




フランスのカフェといえば、

白いワイシャツに、黒のパンツ、タブリエ(エプロン)というイメージが最初に浮かぶ。




パリに“カフェ”が登場したのは、1660年代。

今では、紅茶の国として知られるイギリスに遅れる事、少し。

時の国王、ルイ14世(マリー・アントワネットの義祖父で、ヴェルサイユ宮殿を建設した王様)に、トルコ大使が献上したのが始まり。



で、パリ市内にも、カフェが出来始めるんだけれど

当初のカフェは、

なんていうか、“健全な憩いの場所”とは、程遠かったようで



それを、今風に、誰でも気軽に入れるような(とはいっても、当時は男性社会。 女性が気軽に入れるようになるのは、もっと、ずっと後の話。。。)公共の場にしたのが、彼、Francesco Procopio フランシスコ・プロコピオ氏。

名前のとおり、彼、フランス人ではなく。

イタリアの血を引いていらっしゃる。




ギャルソン(接客スタッフ)の格好を、今につながる形に考案したのが彼なら、

カフェの店内にその日の新聞を貼って、情報を提供したり。

カフェの隠れメニュー()の、グラス(アイスクリーム)とソルベ(シャーベット)を最初に出したのも彼



そのカフェが、今も、パリに残っている



それが、





Le Procope ル・プロコープさん













メニューは、クラシックなものばかり。

オニオングラタンスープがおいしかった







すっごくおいしいってワケじゃないんだけれど。

でも、

1日中開いているし。

何より、江戸時代から、ずっと営業しているって、すごくない 





古き良き、時代のまま。



あ、観光客の多いこのカフェ(レストラン)、サービスは期待なさらず、お越し下さい

l'Assemblee nationale 国会議事堂

2012年09月24日 | お楽しみ・イベント
先週の週末、フランス&ヨーロッパは、文化遺産公開の日 

ヨーロッパには、たくさんの文化遺産ともいえる建物があって。

でも、一般の人たちは、そこに普段は入れない。




そこで

年に1回(2日間)、一般の人たちに、中を公開しちゃいましょう

という日




以前、私は、“エリゼ宮(大統領官邸)”、“在仏イギリス大使館”、“海軍のオフィス”なんかを見学していたけれど。

今年は、



l'Assemblee nationale 国会議事堂



エリゼ宮に入った時は、8時間の行列に並んだ。

多分、この催しの、最大の人気



国会議事堂は、



それに比べたら、あっという間

の、2時間



敷地内に入ってからも、



行列。

でもね、



鼓笛隊のデモンストレーションが

私の位置からは、ほぼ後姿のみ



やっと、入れて、



国会議事堂に、必要な部屋か

っていう所もあれば、




会食場もあり。

ここで、細部まで写真を撮っていたら、

『前にお進み下さい

と、促されてしまった

スミマセン





ダンスパーティーの間があったり、




ステキなお庭があったり



そして、



メイン会場






豪華



日本の国会議事堂見学もした事があるけれど

違う雰囲気。

説明してくださる方たち、タキシード



そして、



図書館




スゴ過ぎる…。

この一画だけでも、我が家に…





古いフランス語で書かれた本や、




これは、ラテン語で書かれた本。



あ、



また。

そして、

また、

後姿のみ…。




郵便局スペースもあって、



絵葉書購入

国会議事堂に来て、買ったのは、図書館の写真のを2枚




切手も一緒に買うと、国会議事堂の、その日のスタンプを押してくれた。

そこで投函しないと、もう使えなくなっちゃうそうで。

(スタンプ押されたんだから当たり前

私は、記念にお持ち帰り



こういう催し物って、良いなぁ







FAUCHON フォション

2012年09月21日 | お菓子屋さん
久しぶりに行った、



フォションさん






この箱の中身は

全部、エクレア




フォションさん、年に1回、



WEEK-END ECLAIRS ウィークエンド・エクレアなるものを催していて。





この、ズラリと並んだエクレアたち

その種類、なんと、25種類



このショーケース、普段は塩モノ用(サラダとか、パテとか)に使われているんだけれど。

この3日間は、エクレアが主役





エクレア・サント・ノレや、パリ・ブレスト風なものもあったけれど。

まぁ、同じシュー生地を使っているからね。



私は、















この7つを購入



一番下の、“目 ”のエクレア。

これが一番おいしかった



これは、“ラ・ジョコンダ”。

日本で、“モナ・リザ”って呼ばれている絵。

フランスでは、“ジョコンダ”って呼ばれている。

この絵の、目の部分をうす~い板チョコに転写してるの。

このエクレアは、何個でも食べられる



ちなみに、このエクレアな週末、9月8日に買いに行ったんだけれど。

秋の陽気が漂っていたパリで、その日、暑さがぶり返して

持ち帰りに危険を感じた私は、



保冷剤、購入

フランスで保冷剤入れてくれる所なんて、どんな高級店でもほとんどなくてね



ま、これは、スーさんを待たず、私のお腹に消えていった

Cafe Pouchkine カフェ・プーシキン

2012年09月20日 | お菓子屋さん
久しぶりに。

パリのプランタンデパートの中に入っているCafe Pouchkine カフェ・プーシキンさんへ





お目当ては、“フレジエ”





って、思って行ったんだけれど





ない




でも、

ま、いっか、

ってな事で。





今回、初めてイートイン席のバーを利用




ホント、ここのケーキのデコは、私のツボのど真ん中

これ、はじめて食べたけれど、おいしい




スーさんは、



ミルフィーユ




でね

私、飲み物に、



“カヴァ”なるものを頼んでみた。

ロシアの(このお店は、ロシアが本家)一般的な飲み物なんだって。

ライ麦を発酵させた飲み物。



うん。

私の口には合わない

スーさんは、

『不思議なコーラみたい

と、好印象。



カヴァは口に合わなかったんだけど。

ロシアには、旅行してみたいんだよねぇ

本当に怖い所なのかな?

ロシアから来た留学生の友人なんかは、

『普通だよ』

なんて言うんだけどね。。。

COLOROVA patisserie コロロヴァ・パティスリー

2012年09月19日 | お菓子屋さん
久しぶりに

パリの新しいパティスリーのご紹介






COLOROVA patisserie コロロヴァ・パティスリーさん

ブログを書いてる今日現在で、1ヶ月目の、真新しいパティスリー

せっかく、オープン当初に行ってたのに、今までブログに載せられなかったのは、単純に、私に時間がなかったから




さて、このパティスリー

(外観の写真がないのは、撮り忘れたからとして)

シェフいわく、

『インテリアショップと間違えて入ってきちゃうお客さんがいるんだよねぇ

ってくらい、内装がステキ

『このお店を買う、1年前から、家具やらショーケースやらを集め始めてたんだ

ってくらい、ご本人のこだわり空間



パティスリーだけど、

“サロン・ド・テ&レストラン”も兼ねていて。

ケーキたちを店内で食べる事が出来るし、食事も出来ちゃう











2つ目が、私のお気に入り。

3つ目が、スーさんのお気に入り。

でもね、それは好み。

全部おいしかった




“アイスティー”の文字が目に入り、私たちが頼んだのは、



2種類の、オリジナルフレーバーティー。

これがね、両方ともおいしい

赤いほうが、酸味の利いた、暑い日にぴったりのお味。

黄色いほうは、甘くて、ゆっくりしたい時に飲みたいなぁ。




ここね、場所が、

パリで一番有名な料理学校のナナメ前

私たちが行ったとき、まだ、学校はバカンスだったんだけれど。

食に敏感な若者たちはモチロン、講師として来る方たちも、半端じゃないプロフェッショナルの集まり。

そんな所の前で、生半可な覚悟じゃ、お店は出せない



『僕は、何も隠さない』

の、言葉通り、オープンキッチン(パティスリーだから、アトリエか

これも、シェフのこだわり。

クロワッサンやパン・オ・ショコラもモチロン自家製。




ヤバ。

こんなに良いお店、宣伝したくないかも

ここは、通っちゃうだろうなぁ

La terrasse de l'antiquaille 

2012年09月18日 | 外食 レストランとか
今回のリヨン旅行で、一番来たかった所

それが、



La terrasse de l'antiquaille ラ・テラス・ドゥ・ランティケユさん




急遽、友人と一緒にリヨン観光する事になったので、

ガツガツケーキ食べ歩きツアーは止めにして。



でも、

おいしい物好きの私。

私の友人が、以前、ここで働いていて。

『リヨンに行くなら、絶対ここに行くのがいいよ

とのおススメだったので。




その一番のおススメポイントが、



絶景



リヨンの丘の上にあって、

リヨンを一望できる

運が良ければ、モンブランも見えちゃう










テラスの端に、キッチンスペースがあって、そこで焼いてくださる

シンプル。

で、おいしい





暑かったからねぇ。

冷たいデザートが、気持ちよかった





実はここ、1ツ星レストランのテラス席。

室内はモダンなレストランで

レストランとテラスでは、料理が違う。

今回は、友人がおススメしてくれた絶景を楽しむため、テラス席を予約したわけで。

次回は、レストランも試してみたいかも



はっきり言って、この景色を眺めての食事、誰かに教えたくなるくらい、おススメ

Lyon リヨン旅行

2012年09月17日 | フランス国内旅行
不定期更新でスミマセン





マコンの友人に会い

チョコレートを買い

パリには帰らずに、リヨンへ




リヨンはねぇ、

なかなか、私と縁の薄い土地でねぇ…。

3度行って、いつも何かのついでorお急ぎ

さらに、何故か、毎回月曜日で、パティスリーは、ほとんど行けてない



なので

今回こそ



着いたのは、夕方。

暗くなるのを待って、



夜景撮影



明日は、



ここに行くぞー




って、ワケで。



ホテルで朝ごはん。

もちろん、リヨンといえば、ブリオッシュにピンクのプラリネを混ぜた、プラリューヌ

朝ごはんの充実したホテルだったので、他にもいろいろ食べたけどね







ずっと行きたかった、Sebastien BOUILLET セバスチャン・ブイエさん

見た感じは、洗練されている、という感じではなかったけれど

うん。

やっぱりおいしい




ブイエさんといえば、この、チョコの口紅

これは、私向きじゃないなぁ

食べたくなっちゃう





昔の闘技場や、






ずっと来てみたかった、丘の上の教会




前にも書いたけれど、



“煙と何とかは、高い所がすき” ってね

良い眺めだなぁ。

私、結構、天気に恵まれてる





リヨン一番の屋内マルシェ

この土地の、偉大な料理人の名前が付いている



今回も、1日しか無かったから。

ゆっくり見て回るってワケにはいかなかったリヨン。

昨日に引き続き、友人と一緒に回ったリヨン。

連れ回してしまって申し訳なかったけれど

楽しい時間を過ごす事が出来た



あ、



私が、ずっと欲しかった地図、見つけた

フランスの、ワイン産地の地図

のんびり、眺めて過ごしてる

Un jour ある日

2012年09月15日 | ちょっとした事・話
週末は、時間がなくてね

普通の記事を書く時間がない





で、

先日。



パリの真ん中辺りにある、“グラン・パレ”という建物の前を通ったら



4斜線ある道路が、ほぼ1斜線になって…、

黒ずくめの高級車がずらり

その数、軽~く、100台は超えていそう 




どうやら、

グラン・パレでパーティーがあった様で。



歩道も車道も、黒服のガードマンさんと、黒服のお抱え運転手さん(?)がたくさんいて

なかなか見事な光景だった。

(そんな、すごい光景が、写真に反映していない

((怒られたらヤだったから、急いで撮って逃げた))

(((おかげで、車のナンバーに、ボカシを入れる必要が無いほどブレている…)))



不景気だ、なんていうフランスだけれど。

こういう光景は、そんな事、感じさせない




っていうか。

グラン・パレって、ほぼエッフェル塔と同じ時期に出来た建物で。

その当時、車なんてなかったから。

駐車場なんてスペース、ないのが、原因。




それにしても

こういう場には、黒以外の高級車はNGなのかね?

高級スポーツカーとか、あってもよさそうなものだけれど。

ものの見事に、全部、政治家さんが乗っている公用車のような高級車ばっかりだった。。。