食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Muguet すずらん

2013年05月01日 | フランスの文化・風習
5月1日は、フランスでは“メーデー”。

勤労感謝の日、みたいな祝日






この日を象徴するのが、



すずらん




私も大好きな花




すずらんは、“春”と“復活”を象徴する花。

いろんな出来事や、逸話や、歴史を経て。

5月1日にすずらんを贈られた人は幸せになる、ってことで。



この日、フランス中ですずらんを手にする人があふれる



あ、

私は“花より団子”なので。

上の写真の、パトリック・ロジェさんの“食べられるすずらん”

スーさんがねぇ、花の香りアレルギーなカンジでねぇ

香りの強い花の傍では、花粉症みたいな症状が…



ま、我が家らしくて良いでしょう






最近、暑かったり、寒かったりするパリ




でも、



パリのあちこちで活躍されているジャルディニエ(庭師)さんたちのおかげで、たくさんの花に囲まれる季節になった





4月ももう終わって。

日も長くなってきたし。

ぶらぶら散歩が気持ちの良いパリ

Club クラブ

2012年10月19日 | フランスの文化・風習
フランスでは

だんな様の“職場の飲み会”に、奥様が同伴する事って、よくある事で。

スーさんの職場の歓送迎会や、お疲れ様の会なんかに、私も呼ばれる事がある。




で。

スーさんの職場、若い人が多くて。

会場が、



クラブに設定される事がままあり。




私の生活上、クラブなんて、自ら入る事はほぼ(全く?)なく。




結構、ドキドキモノ

普段の“おめかし”とも、違うしね

っていうか、自分の服装が浮いている事に。。。




それでも、



デザートは、食べるのである



あ、関係ないんだけれど。

時々、日本で

『ヨーロッパでは、公共の施設では完全禁煙なんだって。

日本でもそうすれば良いのに』

なんて聞く。

モチロン、それは本当で。

クラブも、例外ではなく。



でもね、

クラブの前は、人が通れないくらい、クラブから出てきた喫煙者でいっぱい

私の様な、クラブになじみがない人間には、その前を通るのが怖くなるホド…

“歩道”は、公共の“施設”ではないから。

日本で、この、歩道喫煙は、ムリだろうね

Bapteme 洗礼式

2012年06月05日 | フランスの文化・風習
いや~、

時の流れは早い

1日24時間なんて、あっという間に使い切っちゃうね



と、ブログ更新を休んでしまいました



実は、スーさんの実家に行っていましてね。

理由は、




私の姪っ子(スーさんのお兄さん夫婦の子供)の“Bapteme 洗礼式”に出席するため



特に、敬虔なキリスト教徒な訳ではないスーさんファミリー。

でも、この洗礼式は、大切にしている。

キリスト教と一言で言っても、日本のお寺に宗派があるように、キリスト教もいろいろ分かれている。

まぁ、宗教関係は、プライベートな事なのでこのくらいにして。



私はといえば、無宗教だけれど。



初めての事に、ドッキドキ





いろんな、初めての事を経験していくと。

私が、今まで本で読んだり、聞いたりした歴史や文化が1つの線で結ばれて行く。






ドラジェだって。

洗礼式に使うものだって知っていたけれど。

ドラジェを目の前にした、みんなの表情と、行動

おもしろいなぁ




教会を後にしたら、

お食事会




パピーちゃん(スーさんのおじいちゃま)のお庭でとれたカラーを中央に飾って。


わぁおっ



82年のワインなんて、滅多に飲めない


おやっ



コッチは、バロン・フィリップのマグナム







みんなでワイワイお祝いして。



私とスーさんからのお祝いは、



おままごと用キッチン

私達らしいでしょ



対象年齢3歳からだから。

遊ぶのは、もう少し待っててね

な~んて言ってたら、一緒に出席していた女の子が興味津々。

大きくなって、気に入ってくれたら良いなぁ




お天気も良くて。

みんな、笑顔。



元気に、大きくなってね

Victoire 1945 戦勝記念日

2012年05月10日 | フランスの文化・風習
4月の半ばくらいから



凱旋門に掲げられているフランス国旗




5月は、ほぼ、毎週祝日があるフランス。




先日、5月8日は、

“Victoire 1945 戦勝記念日”

だった。



日本では、8月15日の終戦記念日。



その3ヶ月前、フランスでは第2次世界大戦が終戦していた訳で。



同じ歴史でも。

国によって、意味は異なる。



忘れては、いけない日。

Greve ストライキ

2012年02月09日 | フランスの文化・風習
フランスにいらっしゃる皆さん、お気をつけ下さい。

フランスの航空会社、エアー・フランスが、ストライキ中です



もはや名物?

な、フランスのストライキ。

世界中で、一番ストライキが多いのは、フランスではなく、デンマークだったり、他のヨーロッパの国々。

それでも、フランスのストライキが有名なのは、こうやって、観光客に多大な被害が出るから、カモ?



今回のエアー・フランスのストライキの理由は、

“ストライキをする2日前に、申請してね”

っていう法案に反対するため。





そんなの、当たり前じゃない?



イエイエ



誰が言ったか、

“フランス人の辞書に、当たり前なんて言葉はない”

みたいな



私も、散々なメに、何度かあっているフランスのストライキ。

『電車の運行は、通常の70%です』

なんて言われたら、50%、あるかないか

『代替えのバスが出ます』

と、言われても、本当にあるかどうかなんて五分五分



夏のバカンス中以外は、どこかで、誰かがやっている…。



え?

どうして、バカンス中はないかって?

バカンス中は、みんな、バカンスに行っちゃうから、ストライキなんて計画しているヒマがない

ストライキの計画より、バカンスの計画。

これ、フランス人の常識?

Mariage 結婚式

2011年09月17日 | フランスの文化・風習
スーさんの従姉妹の結婚式に参加させて頂いた



場所は、スーさんの育った街。

スーさんは、生まれた街、育った街、今のスーさんママのおウチが違う。

(引越ししただけ)

ココは、4年くらい前に、1度、車で通り過ぎただけなんだけど。

とっっってつもなく

かわいい街


時間が無くて、写真は撮れなかったけど

今度、のんびり散策しに来よう




で、結婚式。





フランスでは、結婚式は、“市役所”内で、担当の方からありがたいお話を聞いて、サインをして。





私達は、やらなかったけど、





教会でのお式


…、

教会に響く歌が、とってもキレイで。

動画、撮ったんだけど。

ブログへの載せ方が分からない



ちなみに、



スーさん(手前)と、スーさんと同い年の従兄弟で、花嫁さんのお兄様。

2人とも、カメラ大好きで。

結婚式には、プロのカメラマンさんはお願いしないで、この2人が担当。

2人とも、スーツで、汗だくで。

そして、笑顔




お式の後は、食前酒パーティー&晩餐会

で、ちょっと、長距離?移動。

スーさんが、花嫁さんのお母様に、

『私の車、会場まで移動しといて~

って、頼まれたので。




結婚式仕様な車

私は、花束のかごをガードする係と、搬出搬入係



フランスの良い所は、

結婚式の移動は、車で列を作って

クラクションを鳴らしながら、目的地まで練り歩くんだけど。

すれ違う車や、歩いている人たちが、クラクションを返してくれたり、手を振ってくれたり


披露宴(?)会場は、ほぼ、森の中。

すれ違った、キノコ狩りをしていらっしゃった方達や、狩猟帰りの方達も、

手を振って下さったり






右端の男の子

『ママ~、ふうせんー、ちょうだいー

ママ:『ちょっと、コッチ来ちゃダメ

って言われて、後さずりしている所














この刺繍は、キレイだったぁ

新郎さんの、おばさまが作られたそう。



本当に、よいお天気で、



新郎新婦のお2人、

いつまでも、お幸せに






あ、



私の姪っ子ちゃん達

2人とも、かわいいドレスを着ていて




マルリちゃんの決め顔、『Oh!!』

まだ、1人では歩けないけれど。

つかまって、歩きたがる

いっつも笑顔で、主役の新郎新婦並に写真を撮られる2人

Catherinettes カトゥリネット

2011年09月07日 | フランスの文化・風習


ジャジャン



見ての通り、帽子です




ちょっと、トクベツでしょ




フランスには、“Catherinettes カトゥリネット”っていうイベント(?)があって。

女性は25歳、男性は30歳。

それまでに、結婚出来なかった人たちは、12月6日のサン・ニコラの日に、ヘンな帽子をかぶらなきゃいけない

まぁ、平均寿命が、今よりずっと短かった頃に出来た風習だから、この年齢は、今では、ちょっと不釣り合いな感じもするけれど

地域によって、25歳、30歳の、それぞれの誕生日のイベントになる事も





で、



我が職場にも、その犠牲者が(笑)

仕事終了後に、ちょっとした、ドッキリ誕生パーティ



本当は、男性なら、木で出来た靴を履いて、さらに、ポニーを従えなきゃいけないんだけど。

パリでそれは、なかなか難しい。

ま、笑いがあれば、何でも良い



次は、誰がこの帽子の犠牲者に 


Tante 伯母さん

2011年08月25日 | フランスの文化・風習
ワタクシ、“オバさん”と呼ばれるお年頃になったんですけどね。

“伯母さん”にもなったんですよ




というのも、スーさんのお兄さんの所に子供が生まれて

もう、かわいいのなんの



ぷっくり、ぷくぷく

本人は、どこを見ているやら

名前は、日本語にしにくいけど“ウラリー”ちゃん。





た~くさんのぬいぐるみに囲まれて、熟睡、爆睡(笑)

この子、3ヶ月になったばかり。

お恥ずかしながら、この歳になって、初めて、首の座っていない赤ちゃんを抱っこしたワタシ

今まで、ずっと、怖くてね


最初は、怖くて動けなかったけど、だんだん、慣れて来たらソファの上だけじゃなくて、動けるようになった



そして



この子は、スーさんの従姉妹の子

ちょうど生まれてから6ヶ月。

この子は“マルリ”ちゃん。




赤ちゃんて、すっごいね~



3ヶ月しか違わないのに、マルリちゃんは、興味があるものには自分から手を伸ばす

ウラリーちゃんは、まだ、目で見るだけ。

赤ちゃんの頃の3ヶ月って、どれだけすごいんだろう



そんな訳で、この日は、いっぱい赤ちゃんを抱っこしてた

…してたらば

両腕筋肉痛


その前日に、ペタンクっていう遊びの激戦の所為で背中が筋肉痛になってたのに


世界中の“お母さん”、“お父さん”、お疲れさまです



パピーちゃん(すーさんのおじいちゃま)は、一気に2人のひいおじいちゃまに

うれしそうに、いたずらし放題…、には、ならず

お母様方(パピーちゃんの孫達)に、すぐにダメ出しされてた…



とはいえ、パピーちゃんの孫の中で、結婚してるのはスーさんだけ。

スーさん兄も、従姉妹さんも、未婚

“出来ちゃった婚(おめでた婚?)”でもなく。



スーさん兄と彼女さんは、もう8年位のお付き合い。

一軒家も買って、子供も生まれて。

でも、結婚はしてない。


従姉妹さんも、お相手とは、かれこれ6年以上のお付き合い。

で、そろそろ子供、欲しいよねぇ、って考えて、授かった。



よく、日本では“フランス婚”なんて紹介される事があるけれど

フランスでは、“結婚”にとらわれる事無く、“自由”

子供が生まれても、家を建てても、何十年連れ添っても。

結婚しない人は、しない。

それが、フランス。



日本の習慣と、どっちが良いとかは無いと思うけど。

コレがフランス。



それにしても、私の周りで出産ラッシュ?

スーさんの友達にも子供が生まれて

出産祝いを買いに行く度に、

『店内のもの、全部下さい

って言いたくなる

子供服やら子供用品のかわいさって



スーさんに、

『一人で買いに行っちゃダメ

って言われた私

何故なら、毎回、1つだけでは済まないから


もう、3人に、2つ、3つずつ買っちゃってる


ホント、いろんなお店を見てまわったんだけど、気に入ったのが、“kaloo”っていうお店

2回目に行った時に、店員さん、私の事を覚えていて下さって

ステキな店員さんと、なんといっても、デザインがかわい過ぎる

洋服も、ぬいぐるみも、オルゴールとか…。


次の赤ちゃんはどこかなぁ


Poisson d'avril ポワソン・ダブリル

2011年07月29日 | フランスの文化・風習


3月31日、

LA PÂTTISSERIE DES RÊVES ラ・パティスリー・レーヴさんでケーキを買った



え?

どうしてそんなに、はっきり日付を覚えているかって??



実は、

上の写真の箱に、丸い魚がの絵が書いてあるでしょ。

コレ、実はシールで、はがれる。

これを“使う”のは、4月1日。



4月1日は、エイプリルフール。

フランスでは、“ポワソン・ダブリル”って言う。



むか~し、昔。

実は、“新年”は、1月1日じゃなくて、4月1日だった

日本でも、旧正月って1月1日じゃなかった頃があったしね。

昔…、

って言っても、1564年まで。

それを、1月1日に変更したのは、フランスの当時の国王・シャルル9世。

当時は、新年のお祝いとして、お魚をプレゼントしていて。

それを、新年が1月1日に変わっても、4月1日に魚を贈る習慣は残ったとか。

そして、

『今日が新年だよー』

なんて、4月1日に冗談を言うようになったのが、

“今日だけ、ウソをついてもいい日”

になって、今のエイプリルフールになった、とか。



じゃあ、なんでなの?

いろいろな説があるけど、キリスト教に関係するのが、最有力説。

キリストの12使徒は、漁師の出身がほとんどだったから、って事。



今では、4月1日に、魚の絵を誰かの背中に貼って笑いをとる、っていう遊びになっちゃった。

で、パティスリー・デ・レーヴさんのシール。

モチロン貼ってきた。

我がシェフに

さすが、パティスリー・デ・レーヴさん

遊び心を心得ていらっしゃる



あ、買ったのは、





ホワイトチョコがベースで、マンダリンオレンジが中に入ったもの。

中のフルーツは、季節によって変わる。

このシリーズ、シンプルでおいしい



あと、



ヴィエノワズリー。


当時、最新作だった、



マドレーヌは、バニラの香りが本当にしっかりとしていて、病みつきになりそうな

パン・オ・ショコラも、このとき初めて見たので買ってみた。




ラ・パティスリー・デ・レーヴさん、

これからも、楽しい企画、期待してます




LA PÂTTISSERIE DES RÊVES  ~ラ・パティスリー・レーヴ~
93 rue de Bac PARIS 75007
月曜日休