食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレ

2012年12月31日 | お菓子屋さん
いや~、やっとひと息

さすが、師走だね。




とはいえ、私の仕事納めは12月31日

と、いうか、多分、日付が変わっても仕事は終わらないだろうから

仕事納める前に、“仕事始め”ちゃうんだろうなぁ





なんて。

忙しく、アワタダシイ毎日を送っている私。

それでもね、なんとか今年最後、ブログに綴るにふさわしいパティスリーを

それが、



Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレさん



12月の半ばにオープンしたての、

そう

“あの”ラデュレさんの、チョコレート専門店





クリスマスな雰囲気の中オープンしたショコラトゥリーのショーウィンドーは、チョコなオブジェ



入り口のドアノブが羽の形だったり、

店内も、上品な内装

店名の“Marquis”は、貴族の称号の1つ。











サヴァラン、




ルリジューズ、


そして、



ブシェット(ブッシュ・ド・ノエルの1人前)。。。

全部、チョコがベース。



ラデュレさんらしい、クラシックなラインナップ。

そして、おいしい



シンプル。

直球勝負。

で、おいしいから。

安心して、ゆっくり味わえる。



箱詰めを待っている間に頂いたトリュフショコラも、おいしかったなぁ。

あれは、プレゼントに“もってこい”だなぁ




これだけシンプルだから。

素材選びも大切。

あぁ、このチョコかぁ、、、なんてね。




一昔前、日本に、日本人シェフのショコラトゥリーが出来始めた頃。

おいしかったけれど。

どこのお店も、似たようなお味。

理由は、材料のチョコが、同じだったから。



え?

チョコって、ホワイト、ミルク、ブラックチョコでしょ、って?



ベースはそうなんだけれど。

パンを作るなら、

小麦粉もそうだし、パン酵母にも種類があって、特徴がある。

品種、産地、そしてメーカーによって、性格(?)がそれぞれ違うから。

それは、チョコレートも同じ。

パティシエさんの素材選びって、とっても大切。



あの頃は、パティシエさん達の、材料のチョコレコートの選択の幅が狭かったからなぁ。

今は、どうなんだろう?

日本で食べ歩きしたいなぁ



実は、レ・マルキ・ドゥ・ラデュレさんに買いに行ったのは、クリスマス前

その後、もう1回、ケーキを買いに行っていた私

ま、その話はまた次回。




今年も1年間、お越し頂きましてありがとうございました

来年も、新年早々オープン予定のパティスリーやショコラトゥリーの話題が耳に入って来ているので

行きたいレストランリストも溜まってきちゃっているし

おいしい1年を過ごしたいと思いますので

来年もまた、よろしくお願い申し上げます





(今年、初めてスーさんの実家でクリスマスを過ごせたのが、私の、今年の一番かな)

Restaurant L'INSTANT D'OR レストラン ランスタン・ドール

2012年12月19日 | ごあいさつ
ずっと、ず~っと、行きたかったお店、



Restaurant L'INSTANT D'OR レストラン ランスタン・ドールさん




やっと行けた~




ステキなパティシエールさんが働いているレストラン






食前酒のお供に出てきたこの子たち、おいし~




おいしいかぼちゃのスープで体を温めて




お魚と柑橘類のマリアージュ




季節のトリュフときのこのラビオリ。

個人的に、トリュフは白の香りの魅惑の虜な私




メインは、これまた季節モノ、鹿さん



うん。

おいしい。

が、しかし。

量が…少ない



初めて伺ったお店だからね。

2コースあって、内容がまったく分からないおまかせコース。

で、小さいコースを選んだからね。。。


おいしかったから、次に行く時はア・ラ・カルトか、大きなコースを選んだ方が良いね。



しかし、デザートは、







幸せになった~



もともと、パティスリーのパティシエさんだった彼女。

レストランのシェフパティシエさんになって、毎日が試行錯誤、って。

本当に、いろいろ考えていらっしゃるんだと思う。

しかも、お1人で



私たちがうかがった日も、30名くらいのお客様の入りだったとか。

全く待つ事無く出てくるデザートたち。

もう、頭が下がりまくり



もうね、来月に、また伺う約束を、今回同行された私の友人としたからね

楽しいおしゃべりと、おいしい食事。

毎回の事ながら、本当に幸せモノな私

Livre de L'AMBROISIE ランブロワジーの本

2012年12月18日 | お気に入り
“伝説”なんて言葉がある。

伝説の場所、事柄、人…。



現実的なところで、私にとっての“伝説の人”がいる。







けっこう、何人もいらっしゃるなぁ




その中の1人、

ベルナール・パコー氏。

パリの中心に、3ツ星のレストランを持つ、現代の偉大な料理人。



私の大好きな日本人のフランス料理のシェフがいるんだけれど。

その方の本に、何度も登場する人物。



去年、その方のレストランに食事に行って、とても感動させていただいて



そしたら今年、ひょんな事からお会いする機会に恵まれて

しかも、3回も

顔を覚えて頂いた




そのシェフの本、



L'AMBROISIE ランブロワジーが



“コックさん”といえば、白い白衣を見にまとい

なんて想像するけれど

最近、フランスでは、黒いコックコートが流行っていたり。



そんな中、パコー氏は、いつもポロシャツ

格好なんて気にしない。

王道のフランス料理を作り出す料理人。



“伝説の人”に出会ってしまったら、その方は、もう、伝説ではなくなり。

私の尊敬する人になった。



また、大切な本が1冊増えた

Le Dali de Hotel Meurice ル・ダリ ホテル・ムーリス

2012年12月17日 | ごあいさつ
日曜日。

フランスの日曜日なんて、ほっとんどのお店やレストランはお休み

開いているのは、カフェと映画館だけ。




で、買い物をする為に、数少ないお店が開いているエリア、シャンゼリゼ通りへ。




も、ね、スゴイ人

買い物を楽しむ人、観光客…。

ま、私たちも、その中の1組




おなかが空いたのと、人混みから離れたくて入ったのが、



ホテル・ムーリスさんのサロン、“Le Dali ル・ダリ”



昔、

画家のダリさん



がよく通っていらっしゃったという事でついた名前。















シンプルだけれど

おいしい料理たち



ル・ダリの問題点は、





デザート、だね

決して、マズいワケではないんだけれど



とはいえ、



ゆったりと過ごせるステキな空間



私の一番のお気に入りは、



サロンを抜けたこの空間

この空間と、トイレ(失礼)の雰囲気は、パリのホテルの中でも特にフランスらしさが感じられて、大好き

Stollen シュトーレン

2012年12月13日 | お楽しみ・イベント
もう、こんな季節なんだよねぇ



Stollen シュトーレン



クリスマスまで、1切れずつ食べて、クリスマスをカウントダウンするお菓子

シュトーレンについては、去年詳しく書いたから(←ここを見てね)、

あ、一昨年も書いてたか(←ここにも)




まぁ、1切れずつなんて…、ねぇ。

2日で無くなっちゃったけどね






丸太に、雪が降り積もったかのような雰囲気。




ドライフルーツたっぷりの、風味豊かなお味




良心的なお値段で、季節を感じながら幸せになれるシュトーレン

クリスマスまで、まだ時間があるから。

あといくつか、食べられるかな

Lapin ウサギ

2012年12月12日 | 食卓
我が義父は、家庭菜園の他に、鶏や、ウサギ、鳩なんかを飼っていて。

もちろん、全部食用

家庭菜園の有機野菜を食べて育っているから、“おいしい素材”




で、うさちゃんを1羽、もらってきたので。



スーさんが調理



あ、と殺した状態でもらってきましたから。

(なんか、生々しくてごめんなさい…)



付け合せは、ジャガイモ



うさちゃん(食用には使いにくい言い方だなぁ)と一緒に、じゃが君もたくさんもらって来ていてね。

それも消費しないと。

前回は揚げたので、今回は煮てみたり。

最後に、ローズマリーとにんにくの香りを付けて



『本当は、フライパンでバターをからめたら最高なんだけれど…

なんて言いながら。

今回は、そんな誘惑に必死に耐えてお皿に盛り付け。




我が義父とスーさんのコラボ。

おいしく頂いた



Restaurant Sot l'y laisse レストラン・ソ・リ・レス

2012年12月11日 | 外食 レストランとか
ずっとね、オープンしてから行きたかったレストラン、

Restaurant Sot l'y laisse レストラン・ソリレスさん に行って来た




パリの下町にオープンしたソ・リ・レスさん。

日本のポール・ボキューズでシェフを務めた日本人シェフと、その奥様のレストラン。







前菜にフォア・グラと、



メインは鴨。


デザートは、話に夢中で写真を撮るの、忘れちゃった



シンプル。

で、

おいしい




30席あるレストラン。

満席御礼で。



対するスタッフの皆さんは、シェフ、マダムともう1人の3人のみ

提供時間は、若干長かったものの。




今回は、以前一緒に働いていた方の一時帰国送別会。

もうね、

“おしゃべり大会” 



マダムが、

『時間がかかっちゃってごめんなさい』

って、申し訳なさそうに言ってくださるけれど。

『その分、たくさんおしゃべりできますから』

なんて



おいしい料理、温かいサービス、そして、楽しい仲間達

ステキなソワレ(夜のお楽しみ)を過ごした



我が家からも、歩いて行ける距離。

ソ・リ・レスさん、またうかがいたい



あ、“ソ・リ・レス”っていう名前、不思議な名前なんだけれど。

“へ~、これ、フランス語だったんだぁ”

って思っちゃった。

Confit de canard 鴨のコンフィ

2012年12月10日 | 食卓
日本で真空パック調理品がたくさんあるように

フランスでは、缶詰商品がたくさんある。



で、



Confit de canard 鴨のコンフィ



小さな生産者さんが作って、売っているもの



この方の缶詰、おいしくてねぇ




付け合せは、



スーさん特性ポテトチップ



スーさんは、パーム油に、鴨のコンフィの油を入れて揚げる

これが、サイコーにおいしくて



そして、

カロリーが高い



ま、おいしいものの為なら、カロリーなんて、ねぇ

なんてスーさんに言ったら、

『ダイエット中のボクに、そんな事言うの

…って、

あなたが作ったんでしょうが



『だって、せっかくおいしいものを食べるのに、おいしくない付け合わせなんて…

ま、要は、私たち、食べる事が好きな、似たもの夫婦



そんなワケで、先週の金曜日に初雪も降ったパリ。

寒い季節には、寒い季節のおいしいものがたっくさん

Sebastien Gaudard セバスチャン・ゴダール

2012年12月09日 | お菓子屋さん
久しぶりにうかがった、

Sebastien Gaudard セバスチャン・ゴダールさん




ふと、クラシックなケーキたちが食べたくなって



冬といえば、モンブラン





ポーランド女性の白い肌をイメージしたポロネーズ





愛のお菓子? ピュイ・ダムール





いっつも、このお菓子の名前忘れちゃうんだよなぁ



セバスチャン・ゴダールさんのお菓子は、クラシックなお菓子を礼儀正しく作っている感じ。

ただねぇ…、

小さいのよ


良いお値段するから大きなサイズが多いパリのお菓子。

ここは、小さくて、なかなか良いお値段



そんな中、

ひとつ、存在感を放っていたのが、



ミルフィーユ

これだけ、倍くらいの大きさ



『ミルフィーユは、小さく切るのが大変だからじゃない? 

とはスーさん。

そんな理由カイ



ちなみに

ここのお店で、私が一番好きなのは、



内装



あ、



ヴィエノワズリーたちは、見た目がおいしそうだったのに、私好みではなかった

Cuisine terroir 地方料理

2012年12月08日 | 外食 レストランとか
何せ、クレモン・フェランで時間にゆとりがあったのは日曜日のみ。

ほとんどのお店もレストランも閉まっている



地元の観光局で聞いた、唯一開いている郷土料理屋さんでお昼ご飯







テーブルクロスの上の、ランチシートがかわいい




スーさんは、



前菜に、地元のシャルキュトリー(肉加工品)。


私は、



郷土料理のTruffade トリュファード。

ジャガイモとベーコンとチーズのお料理


メインは、



これまた郷土料理のAligot アリゴを選んだスーさんと、


私は、





 





Pansette de Gerzat 牛の胃袋の詰め物



実はスーさん、こういう、香りの強い料理が苦手で

外食した時にしか、私、食べられないんでね。



(実は、これを注文した時、お姉さんが、

『この料理がどんなものか、分かって注文してる?』

と、確認してきた位独特な香り(スーさんにとっては“臭い”…)がする)




さすがに、肉づくしでお腹がいっぱいになったので、





デザートは、軽めに



久しぶりに食べた、シンプルで、おいしい郷土料理。

今度行ったら、今回食べ残したあの料理も食べたいなぁ。。。

あ、あのレストランにも行ってみたい