食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Appartement アパルトマン

2013年06月13日 | ちょっとした事・話
我が家から、最寄り駅への一本道。



毎日通るこの道の、

とあるアパルトマンの扉が開いていた




“Porte ouverte 開いた扉”= “出入り自由”




パリのアパルトマン(アパート、日本でいうマンション)は、全ての入り口がオートロック。

普段は、住人か、招待された人しか入ることが出来ない。




で、このアパルトマン、入り口の扉がガラス張りで。

中庭が少しだけ見える。

その、かわいさといったら



で、

入ってみた





真っ白な壁に、青が映える

緑もお花も、良いアクセント




この週末、特別に“出入り自由”になっていた理由が、



アトリエ公開




“芸術の都”と言われるパリ。

実はこっそり、こういうアトリエが隠れている。

それも、意外とたくさん



この建物にも、4つのアトリエが隠れていた。

4年もこの近くに住んでいたのに、知らなかったなぁ。



『昔は、オートロックの扉なんてなかったから、いろんな人が出入りして。

それが楽しかったんだけどねぇ』

なんて。

イチバン年上のアトリエの住人さんの言葉。




こういうものに触れる機会が身近にあれば、たくさんの人が心豊かになる。

このアパルトマンに住んでいる子供たちは幸せだなぁ、って思う。




決して治安が良いとは言えないパリ。

私たちは、便利や安全と引き換えに、時々、大切なものを失っているんだなぁ、って、思った。




“また、時々うかがいます”って、お約束して。

こういうアドレスが、少しずつ、増えるとうれしいな

Restaurant Kei レストラン・ケイ

2013年06月12日 | 外食 レストランとか
うふふ。

行って来ちゃった。



Restaurant Kei レストラン・ケイさん




フランスのレストランには、たくさんの日本人が働いている。

そして、

たくさんの日本人が、“シェフ”として働いている




ずっと、行きたかったんだぁ






このレストランは、“Carte blanche 真っ白なメニュー”。

つまり、シェフのおまかせメニュー。



お昼にうかがったので、ランチメニューか、デギュスタションメニュー(長いコース)かを選ぶ。




当然、デギュスタションメニュー






食前酒に合わせて出てきたのが、ブリオッシュとチョリソー。


そして、




氷がジャマして飲みにくかった、ジンジャーベースのジュース。



そして始まるコース。

1品目は、



グリーンピースの冷製スープに泡とチョコを浮かべたもの。

ううっ

おいしい





パンは2種類。

オリーブオイルも出てきた。


あ、



もちろん、バターも。



2品目は、



グリーンアスパラ。

茶色いソースは、柑橘系





サラダの華やかな事





フォアグラ、おいしかったなぁ。

ソースはお味噌。

これは、まぁ、好みだね。





これスープだった?

ピュレだっけ?



お魚は、



『お刺身でも食べる事の出来る鮮度の良い魚を…』

と、サービスの方が熱く説明してくれたけれど。

“そこまで言うなら、どれだけおいしく仕上がっているんだろう

なんて、ワクワクして食べたらば。

“そんなに良いお魚なら、塩コショウで食べたかったなぁ”

って






お肉は、文句なし

おいしい



イマイチだったのは、お魚だけかな。



イチバン最初に、

“お野菜を贅沢に食べるのがコンセプトのひとつ”

みたいな説明をされていて。

それは本当

旬を食べつくした感じ



あ、



チーズは、フレッシュチーズ。

に、オリーブオイル、下にはベリーソース。

デザートにカウントしたくなっちゃうけれど。

パンを片付ける前に出てきたから、デザートの前のチーズなんだろうな



“ティラミス”といわれて出てきたのが、



この、泡あわ。

に、



飾り付けされて、“シェフのティラミス”



私が気に入ったのは、



イチゴとオリーブオイルのデザート



最後に、と、出てきたのが、



塩キャラメル、




ハーブティーに、




チョコレート。



これだけ、軽いお食事だったので、



食後は紅茶を





ゆったりしたスペースで頂いた食事。

気付けば最後の客に



本当にこのお値段で

っていう位、濃い内容



大満足

なのに、お腹が重くない(笑)


これは、毎シーズン、来たくなっちゃうね

Dance ダンス

2013年06月11日 | ちょっとした事・話
仕事の休憩中、

フラッと用事を済ませようと歩いていたら



若い女性が踊っていらっしゃる




ダンススクールの方達なのかな?

プロではなさそう。



お揃いのドレスでコレだけの人数



時間がなくて、ゆっくり見ることは出来なかったけれど

たくさんの方達が足を止めていた

Asperge アスパラガス

2013年06月10日 | 食材
最近、週に1度自炊をすれば良い方、な、我が家




マルシェにもなかなか行けないし

行っても、買ったものをいつ調理すれば良いのやら




そんな中、



今だっ



っと、

買いに行ったのが、



アスパラガス



そして、



ホワイトアスパラガスも





一気に茹でて

全部1人で食べちゃった



あぁ、旬のおいしさ



もうね、

スーさん待ってたら今年の旬、全部逃しちゃいそうで

(スーさんは、私より仕事し過ぎ)



今年のパリ、6月まで寒い日が続いていてね。

ワインの有名な産地、ブルゴーニュ地方では、ぶどうの木の成長が1ヶ月遅れ

この夏、気候が回復してくれれば良いんだけれど



誰かが言った。

『ぶどうの木は自然のもの。

気候に合わせて成長する。

早過ぎようが、遅かろうが、それが自然』



そして、

『私たち人間は、世話をするけれど。

自然を操る事は出来ない。

1ヶ月収穫が遅れれば、経費もかさむし、出来も左右される。

でも、それは、私たち人間の問題で、自然の問題ではない』



そうなんだよなぁ。



とはいえ。

植物を扱っている方達の思いを考えたら、

やっぱり、お天気が良くなる事を祈ってしまう。



今年も、おいしいお野菜や果物がたくさん出来ますように

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2013年06月09日 | ちょっとした事・話
もうすぐバカンスなフランス。




え?

早過ぎるって?



いえいえ

学生さんの中には、もうバカンス直前な方たちもいる




で。

パリの地下鉄のホームは、バカンスの飛行機会社やいろんな地域の宣伝合戦




そんな中で見つけたのが、



これ。



パリから鉄道で行けちゃう都市。

どこか分からないんだけれど



男性の肩に、



パリが


そのお隣の男性のフードには、



行き先の都市が



ショルダーバッグの肩紐をセーヌ川に見立てたり、

フードのしわを利用したり。



ステキな写真と絵のコラボ。

こんな広告なら、行きたくなっちゃう



あとは、休みだねぇ

ANGELINA アンジェリーナ

2013年06月08日 | お菓子屋さん
実は、

初めて



パリの老舗サロン・ド・テ アンジェリーナさんのケーキをテイクアウト



いえね。

この、世界的に有名な老舗サロン・ド・テ。

一度、サロンでお茶をした事はあったんだけれど。

(あ、その時(←)は、なかなかおいしかった)

なかなか、あんまり惹かれることがなくてねぇ



で、

最近、何度もアンジェリーナさんの前を通る機会があって。



ショーウィンドーのぞいていたら、やっぱり、ねぇ

(え? もう入ってるじゃん、とかは言わないで)



 


このケーキに惹かれたので、




その、アンディビジュエル(お1人様用)ケーキ

丸かったケーキの形が崩れているのは、何故か箱が90℃回転したから



シンプルなケーキ。

おいしかったけれど。

シンプル過ぎたなぁ



そして、



チョコ味モンブラン。

おいしかったけれど。

食感がなぁ

もう買わないなぁ。

だって、箱が90℃回転したのに、無傷…




見た目のステキさに、何かが追いついていない。

でも、あと、2つ3つ、興味があるんだよなぁ。

いつか、買いに、行っちゃおうかなぁ?

Marches des producteurs あおぞら地域物産市

2013年06月07日 | お楽しみ・イベント
今年もやってきた



Marche des producteur あおぞら地域物産市




フランスの、あちこちの地域の、ワインや、チーズ、いろんな特産品を購入できるあおぞら市場

年に2回やってくる



いつもは、



シャルキュトリー(サラミや生ハム)やチーズを買うんだけれど。

最近、おうちご飯、食べる時間がなくてねぇ




なので、



試飲しておいしかったぶどうジュース





ワイン



そして、



羊のお乳のヨーグルト




初めて食べた



おおっ。

羊のチーズっぽい

そして、マイルド。



さらに、



保存可能な缶詰

ここのお店、前回購入しておいしかったから、リピ決定



スーさんは仕事でいなかったから、一人で全部お持ち帰り。

近所とはいえ、重かった

Apprentie, stagiaire 見習いと研修生

2013年06月06日 | プロフェッショネル
フランスでは、いろんな職場に、“apprentie 見習い”と、“stagiaire 研修生”がいる。




パティシエ、料理人、お花屋さん、電気技師に大工。

経理、マーケティングetc...



私の職場にも、3人の見習いさんと、常に何人かの研修生がいる。

彼らの教育係が、ワタクシ。



研修生は1~2ヶ月の期間。

見習いは1年~2年。




私が、心穏やかに仕事が出来るかどうかは、この、見習いさんたちにかかっている




フランスで、この見習いさんっていうのは、学校に通いながら、仕事もして。

もちろん、お給料が出る。



人によって、

学校によって、


1週間学校→2週間仕事 だったり、

2週間学校→1週間仕事 だったり、

2週間学校→2週間仕事 だったり。



たいてい、常時2人いるようになっていれば良いのだけれど。

先週は、1人もいなくてねぇ



学生とはいえ、戦力として数えるから、お給料も出す。

仕事に妥協はさせない (私が)



とはいえ、学校じゃあしょうがない



そんなワケで、彼らの仕事を一気に私が負わなければならなくてねぇ

あ、モチロン、みんな手伝ってくれるけどね



とはいえ、毎日午前2時の帰宅



ブログの更新が出来ないのは、そんな訳でした



ブログの更新がが途絶えたなら、

『あぁ、見習い君たち、学校かぁ』

と、思って下さい。




そんなフランスの教育制度。

例えば日本では、

美容師さんの専門学校も、料理人もお花屋さんも、“公立”って、ないんだよねぇ。

だから、専門学校に通うには、凄くお金が掛かる。



なくてはならない職業なのに。



フランスには、全ての職業に、公立があるから、当たり前のように国家試験を受ける。

日本の“学歴社会”は、良い高校、良い大学卒をいうけれど。

フランスでも、もちろんそれはあるけれど。

“その卒業資格を持たなければ、次のステップに勧めない”学歴社会。



例えば、“レストランのサービスマンの卒業証書を持たなければ、ソムリエの学校には入れない”みたいな。

それが、フランスの学歴社会。

日本でいう高校入学から、その道のプロになる為の学校に入る。

大学、大学院に当たる所まで、学校はある。



日本でソムリエになるには、独学か、どなたかのワインスクール(私立)で勉強する。

日本人は、

頑張り屋さんというか、

頑張るしかないというか。



まぁ、そんなワケで。

フランスで仕事をしていると、

『あなた、何歳?』

『16歳』

なんていう同僚(?)に出会う事も、十分にある

BIG FERNAND ビッグ・フェルナンド

2013年06月05日 | 外食 レストランとか
おいしいハンバーガー屋さんがあると聞いてやってきた。



BIG FERNAND ビッグ・フェルナンドさん




ちょっと前に聞いていたお名前なんだけれど。

なかなか行けていなく。



先日、偶然、この前を通りがかって。

そうしたら、店員さんの、楽しそうな接客風景



行くしかないでしょう




で、土曜日のお昼。

案の定、すでに行列が



まぁ、覚悟してきたから問題ナシ



で、待っていると




『ホットドッグ、味見しませんか~?』

と、男性が。

おや、ホットドッグも始めたのか、、、

なんて思いながら頂くと、

おいしい



あれ?

この人、他の店員さんと制服が違う



で、この店員さん、

ホットドッグの中身を、まるで、高級レストランのサービスマンさんの様に説明する。

こう言っては失礼だけれど。

タダのホットドック。

でも、実際に食べたお味は本当においしくて

店員さんの語り口調と、実物はホットドック、というミスマッチがおかしくて。



あぁ、ハンバーガーとホットドック、どっちにしようかなぁ。。。

なんて考えていたら、

『じゃあ、僕のお店すぐそこだから。

コレショップ名刺ね』

と、私のジャケットのポケットにカードを入れて去っていってしまった




客の乗っ取りかー!!?






数日前に出来た、姉妹店だった



もうね、

社長さんが同じなんだろうから、コンセプトも似ているんだろうけれど。

このフランス、

特にパリにおいて、

これだけステキな販売員さんを確保できているって、素晴らしいと思う

ハンバーガー屋さん然り



ここを通ったら、のぞいてみたくなる接客、

また来たくなる接客。



良いなぁ




で。



今回は、浮気せず、ハンバーガー




おいしゅうございました



ポテトも、ガーリックの風味が利いていておいしかったんだけれど。

なんか、切れ端系のポテトだったのが、ちょっと残念



今回は、イートインしたけれど。

店内は、狭い学食かっ っていうくらいの相席。

今度は、お持ち帰りして、どっかの公園で食べたいなぁ




なんて考えながら、ハンバーガー屋さんを出て。

来た道を戻っていたら



『おや~?

この顔は、見た事があるぞ~

とやってきた、さっきのホットドッグの店員さん



ナルホド、ここがホットドッグ屋さんなのね。



『さっき食べたのとは、また違うお味のホットドックの試食をしましょう

スミマセン。

もう、お腹いっぱいなので、また今度



ハイ、

絶対にうかがいます



っていうのもね、

ハンバーガー屋さんに来る前に、

日本人のパン屋さんで、惣菜パンやら菓子パンやらを買って食べてからハンバーガー屋さんに来たもので

デザートに食べた、ポテトとハンバーガー、そしてジンジャーエールでお腹いっぱいだったのよ


Passage 抜け道

2013年06月04日 | ちょっとした事・話
先日、ちょっとしたヘマをやらかしましてね





友人にも迷惑をかけ





で、月曜の出勤前に、



こんな所へ。



最近、自分の用事のある所にしか行かなくなって。

ぶらり散歩なんて、なかなか出来ていない。




久しぶりに、こんな所通るなぁ





古き良き、パリの一部。



まだ、お店の開かない、人通りの少ないパッサージュ・抜け道。

普段のパリとは違う雰囲気。



自分の失敗の所為で、ここに来たけれど。

来て良かったなぁ




あ、



朝ごはんは、ここで購入