甲斐さんのビルボードツアーの又聞きレポもグダグダになるほど
我が家は、このWBC侍ジャパンのドキュメンタリー映画にドハマりしてまして(笑)
…って、ボクは1度観ただけですが、奥さんは既に4回、映画館へ足を運び
更に、3週間限定上映の予定が、1週間延長となったため
「ナンとかもう1回観たい!」と申しております(笑)
ちなみに…この作品は、6月2日封切りだったので
「(6月3日に)甲斐さんのツアーが終わってから…」と思っていたところが
4日に帰宅してから、行きの交通機関の乱れと
ライブ休暇の皺寄せシフトで、ヘトヘトになっている内に
第1弾の来場特典ステッカーが予定枚数終了となってしまい
ならば…と第2弾配布開始に合わせて、観賞チケットを予約したものの、こちらも瞬殺(苦笑)
ツイッターを見て、連日観賞なさっている強者の方も少なくないと知り
「そりゃ、あっという間に無くなるわな」とナットク(笑)
ボクが観賞した回は、平日の昼間ということもあってか?シニア世代の方が多く
「朝から大谷選手の活躍を観て、元気を貰っている」とおっしゃる皆さんが
大勢いらっしゃるというのは、ホントなんだなあと改めて実感しました(笑)
奥さんによれば…ボクと一緒に観賞した回にお見えになっていたご高齢の男性が
介護人の方に付き添われ、足元が覚束ない感じで、ゆっくりゆっくり通路を歩かれ
お席にお着きになっていたのが印象に残っていたらしいんだけど
その後、奥さんが映画館を訪れるたびに、同じ席にお着きになっていたらしく
「あの人、毎日通ってるんじゃない?」とビックリしたんだとか…(笑)
それはさておき…今回のWBCは、甲斐さんがおっしゃっていた通り
選手の皆さんが、これまでみたいな「悲壮感」なしに
本当に真摯に、かつ楽しげにプレーなさっていて、見応えがあったことはもちろん
あまりにドラマティックな展開…まあ、ある意味「お望みの結末」ではありますし(笑)
そこに辿り着くまでの道のりも「シナリオライターが書いた」かの如く(笑)…に
アドレナリンが溢れまくりの毎日でしたので
甲斐さん御用達の「Number」を始め、特集雑誌を読み漁り
「アメトーーク」の「侍ジャパン応援芸人」や「ありがとう侍ジャパン芸人」
甲斐さんがビルボツアーのMCで触れていらしたという「テレ朝の特番」…
「緊急特報!侍ジャパンWBC世界一の熱狂」なども観倒し(笑)
その「特番」で紹介されていた、このドキュメンタリー映画の公開を
準備万端で楽しみに待っておりました♪(笑)
それは、やっぱり「あの興奮をもう一度!」との思いもありますが
「チーム専属カメラだからこそ撮影できた貴重映像の数々」という謳い文句に対する期待…
テレビ中継は元より、現地で観戦なさった皆さんもご覧になれなかったであろう
バックヤードでの選手の皆さんの姿や、監督・コーチ陣との会話、試合中以外の表情など
たとえ、それがインタビュー記事やコメントで知っている話であっても
「百聞は一見に如かず」というか、細かなニュアンスや、その場の空気感を
自分の目で確かめられるということに、ときめきを覚えていたからで
実際に「ああ、こういう背景があっての、あの言葉だったのか」とか
「こんな経緯で、ああなったんだ」といった場面がテンコ盛りで
何度となく観たはずの試合を、より深い感動と共に味わうことが出来ました♪
ともあれ…この映画のタイトルにもなっている「憧れを超えた侍たち」は
皆さまがよくご存知の通り、決勝のアメリカ戦の前に
大谷選手が「声出し」でおっしゃった言葉に因んだものと思われますけど
その大谷選手と同じくらい…イヤ、それ以上に、憧れの「メジャーリーガー」を相手に
「アメリカに行って、アメリカをやっつけるんだ!」との思いが
強くていらしたのは栗山監督じゃないかと…?(笑)
この映画は、そのアメリカ戦で、大谷選手がブルペンからマウンドへ向かわれる姿に始まり
トラウト選手から三振を奪い、侍たちが歓喜なさっているシーンを経て
その1年4カ月前の栗山監督の就任会見へとさかのぼるんですが
その控え室らしき所で、この映画のカメラマンの方が
「球団の監督と日本代表の監督は違いますか?」とお訊ねになると
栗山監督は、代表の監督は選手を育てるというよりも
大切な宝物をお預かりしているという感覚だと
その責任の重さに身の引き締まる思いをなさっているご様子でした
第1回選手選考会議のシーンに移ると、一番の議題は、やはり日本人メジャーリーガーで
「みんなが見たい選手が、ガッツポーズを取っている姿が一番いいと思うので…」と
「(日本人)メジャーリーガー全員を呼ぶことは出来ないし
全員に声をかけることも難しい状況」ながら
「最初からムリだと諦めることは絶対にしたくない」と宣言
更に…「例えば、大谷だったら、バッターに専念した方が勝てる可能性が高いなら」
二刀流でなくてもいい…という風に、かなり勝ちにこだわっておられることが窺えるご発言や
その後、回を重ねた会議で、MLBから
「3月4日までメジャーリーガーの参加は許可できない」との通達があったとお知りになると
日本のキャンプ開始時には、メンバー全員が集まるというのは「かなり強い要件」であり
アメリカが、大会の何日前に集合するのか?によっては、日本も同じだけの日数でないと
「戦うことは出来ない!」と交渉して欲しいと
強い口調で、スタッフの方に告げられるシーンがあって
最初に代表監督のオファーを受けられた際には
「僕でいいんですか?」と戸惑われたとは思えないほどの熱さを感じました
MLBの指示通り、3月4日まで日本の選手だけで強化試合を行うとなると
「ピッチャーが回らない」と吉井ピッチングコーチ
栗山監督に「『こうじゃないとムリだ』ということは言って」と返され
試合日程から逆算して「先発投手を決めた方がいいですかね?」と挙げられたのは
実際の試合と同じく「大谷→ダル(ビッシュ)→佐々木朗希→山本由伸」選手
ただ、栗山監督は、この会議の時点で既に、決勝戦での「夢の継投」を口になさっていて
…って、でも「翔平は天の邪鬼だから(笑)」と
絶対にご自分からは「投げてくれ」とおっしゃらなかったんですよね?(笑)
ダルビッシュ選手は、栗山監督が日ハムの監督に就任なさったのと入れ違いに渡米されたため
「『ダルビッシュ有』とスターティングオーダーに書きたい」という
その当時以来の「夢が叶った」と栗山監督(笑)
選考会議で「ダルはどう?プラスになると思う?」とおっしゃった時
吉井コーチが即座に「なると思います!」とお応えになると
「ダル、いいよねぇ?魂がある!」と絶賛され
吉井コーチは「みんな、ダルに会いたいと思ってる…僕が一番会いたい!(笑)」
…って、どうやら、この映画の…というか、このドリームチームの
「お笑い担当」的なポジションでいらっしゃるみたいで(笑)
吉井コーチの登場なさる場面では、クスクス笑いがよく起こっていたような気が…?(笑)
野手陣の「ムードメーカー」「チームの雰囲気作り」を期待されていたのは源田選手で
主砲はもちろん村上選手…イヤ、単にこのチームの四番というより
今後の日本球界を背負うべき選手として、お名前が挙げられているのを拝見して
一次ラウンドが終わって初めて、打順を五番に下げられたことにナットクです
外野手としては、鈴木誠也選手、ヌートバー選手、近藤選手といった皆さんが
順当に選ばれていらしたトコへ、栗山監督から
吉田正尚選手が「どうしても出たい!」と希望なさっていること
レッドソックス側も、WBCはMLBの肝いりなので
「出るな!」と止められない雰囲気であることが告げられ
吉田選手の出場の可能性があるなら?と、意見をお求めになると
コーチ陣全員が、外野手には吉田選手を選ぶとお答えになったんだけど
栗山監督は、松井秀喜さんにしても、大谷選手にしても
バッターは、メジャーのオープン戦で苦しんだし、1年目は大変だから…と
「僕の一存で『止めた方がいい』と言おうかと思った」そうです
でも「特番」では、吉田選手に「僕にとっては、メジャーも夢、WBCも夢なんです!
ナンとしてでも出たいんです!」と言われて
その熱い思いに心を打たれ、もう一度コーチ陣やスタッフの皆さんと
調整を図ることになさったと明かされていて
それが「突然すいません」や「外野、決まらないね(笑)」という言葉になっていらしたんだなあと…
ただ、鈴木誠也選手が負傷なさって、苦渋の決断を迫られた際に
吉田選手の参加が決まっていたことを、ずいぶんと心強く思われたんじゃないかと…?
そのメジャーリーガー達の中で、ダルビッシュ選手だけが宮崎キャンプからチームに合流され
投手陣にボールの握り方などを伝授なさるだけでなく
チームメイト全員に積極的に声をおかけになったり、食事会を開かれたりと
チームの結束が高まるような雰囲気作りに努められたことに
我が家は「陰のMVP」を、勝手に贈呈していたんですが(笑)
映画の中では、栗山監督から「ダル、色々と教えてやって」と頼まれ
ダルビッシュ選手が「ハイ、もちろんです!
…間違ったこと教えちゃうかも知れませんけど(笑)」と返されていた場面だけだったものの
「特番」で栗山監督は、イマイチだった宇田川選手の調子が上がって来そうだと思われた時に
ダルビッシュ選手が、監督から直接「『今日、良い球だったね』って言ってやって下さい」
…と進言されたというエピソードを紹介なさっていて
「裏回しまでやってたんだ!?(笑)」とのコメントに大笑い(笑)
ダルビッシュ選手は、甲斐さんもおっしゃっていた通り
WBCに出るといっても「戦争に行く訳じゃないんだから」と
必要以上に「日本代表」というプレッシャーを感じることなく、楽しんでプレーすることで
その姿を見た子供たちが「『野球やりたい!』と思って欲しい」と話されたり
宇田川選手の「チームに馴染めていない」報道をきっかけに
後に「宇田川会」と呼ばれた食事会を催されるなど、何かと気にかけていらしたのは
宇田川選手が、育成から半年でジャパンに入ることになられた経緯が
「1人の人間が背負うには、あまりに大き過ぎる…それがイヤ」だったと明かされていたり
お若い頃の「ヤンチャ」なイメージを引きずっていた我が家は
今更ながら、ダルビッシュ選手の素晴らしさに気づいた次第です(苦笑)