ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

大掃除その6

2016-12-24 18:32:00 | 日記
甲斐さんは「お笑い好き」でいらっしゃるが故に
バラエティ番組ご出演の「ハードルが低い(笑)」そうですが

最近は「付け鼻でコント(笑)」や企画コーナーに参加されるよりも
もっぱら「ひな壇」ならぬ「パネラー」としてのご出演が多いですよね

「アメトーーク」を始め、多くのバラエティ番組が
テーマに沿った説明トークやVTRについて
出演者の方が発言したり、ツッコミを入れたりという
「リアクション」を見せる形を取っていて

今や芸人さんだけではなく、グラビアアイドルの皆さんも
「ワイプ芸」に磨きをかけるためのレッスンが欠かせないらしい(苦笑)

「明石家電視台」によると…
喜怒哀楽の表情を豊かにすることはもちろん
声には出さなくても「すご〜い!」と言ってみたり
アノ小さな四角形の中でも可愛く映るように
口元に手を添えるのは必須なんだとか…(笑)

奥さん的には、甲斐さんは「行列」や「深イイ」など
ご自身のエピソードが取り上げられる番組より

「転職 DE 天職」や「ワイドナショー」みたいに
第三者としてコメントされる番組の方が面白いようで
一番自然に見えたのは「レッド・カーペット」だったと主張(笑)

まあ、音楽やお笑いに限らず
映画にしろ書物にしろ、あるいは事件や政治、スポーツにいたるまで
甲斐さん目線の「解説」には、いつも興味津々な訳ですが(笑)

かつて、鶴瓶師匠に「何を言っても笑ってくれるお客さん(笑)」
…と評されただけあって、甲斐さんの「お笑い」に対するリアクションは
レッスンなしでも(笑)カメラマンやディレクターの方が
喜ばれるものだったんじゃないかと…(笑)

そうそう!「バラドル」として一世を風靡なさった若槻千夏さんが
「しゃべくり7」に出演された際に

「いち視聴者」目線で、今のバラエティ番組をご覧になって
ご自身が活躍されていた頃より
皆さん「コメント力が凄い」と驚かれてました

中でも、小島瑠璃子さんのコメントは
「しっかりし過ぎていて、30代のタレントが焦る」そうです

他にも「ぺこ&りゅうちぇる」の出現は「おバカ界がざわつく(笑)」
前代未聞の「セット売り(笑)」発言に目ウロコだったり(笑)

「元祖おバカタレント」による「おバカタレントの分類」は秀逸で
「育ちの良いバカ」代表は、平愛梨さん
「家族に恵まれた箱入りだから、知らなくても許される」
愛されキャラとの説明に「中村玉緒さんみたい」の声も…(笑)

「バカの扉を開けるか開けないか?
迷っているバカ」にはダレノガレ明美さん
「めちゃイケ」ではともかく
他局では「モデル」としてのお仕事もなさっている所が
「バカに100%注いでない」んだとか…(笑)

「便乗バカ」は「本当のバカじゃないのに」
空気や時代の流れを読んで「バカの振りをする人」で
菊地亜美さんや手島優さんがそうらしい(苦笑)

そして最後が「扉を開けたビジネスバカ」
「バカの世界に徹します、バカキャラで行きます」と
覚悟を決めた人には鈴木奈々さんのお名前が…

若槻さんによると、覚悟を決めた人には
「アクセサリーを着けない」という特徴があるそうですが
これは、身ぶり手ぶりも激しく動いて、お話しになるため
アクセサリーがチャラチャラ音を立てて
「音声さんに怒られるから」みたいです(笑)

ちなみに、藤田ニコルさんは、まだ10代で
「先は判らないので[特待生]」とのことでした(笑)

さて、その「バラエティ」に「ひな壇」というジャンルを持ち込んだ
「アメトーーク」の名物「立ちトーク」の回です

「空耳ネタ」では、領収書の宛名を説明する際に
麒麟・田村さんが「多村」と間違われないように
「田んぼの田に村でお願いします」とおっしゃったら
「田んぼの谷村」と書かれた(笑)とか

スピードワゴン・小沢さんは「小さい沢で」と告げられたのに
「チェイサー様で?」と聞き返された(笑)とか

某番組で、板東英二さんの鞄の中身を紹介していた時に文庫本が出て来て
板東さんが「新幹線で移動するのに
[2時間半]かかるんで(車内で読んでいる)」と説明されると

何故か、西川きよし師匠が「なんでっか?」と返事なさったらしいんだけど
どうやら「2時間半」が「西川はん」に聞こえたことが判明…など盛りだくさん(笑)

我が家で一番ウケたのは「妖怪ウォッチ」の舞台挨拶の話…
長澤まさみさんや堀ちえみさんなど
吹き替えをなさった方々が、順番にコメントされたそうで

博多華丸さんは、最後に「楽天カード持ってますか?」と
川平慈英さんのモノマネを披露なさったものの

武田鉄矢さんから「お子さんがいっぱい来てくれてるのに
そんなカードの話はつまらん!」とダメ出し(苦笑)

その武田さんは「事故の地縛霊・ジバニャン」役だったらしく
「ジバニャンとはご縁があります
私もトラックにはねられたんですが
[僕は死にましぇん]でしたからね」と話されたそうで

華丸さんは心の中で「何年前の話ですか!
楽天カードの方がマシでしょ!」とツッコまれたんだとか…(笑)
福岡のしぇんぱいには逆らえませんよね(笑)
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大掃除その5

2016-12-23 16:00:00 | 日記
バラエティ番組の録画分の「大掃除」再開です
まずは、先日の「マツコの知らない世界」
「クリスマスソングは時代の写し鏡だ」から…

音楽ライターの冨田明宏さんによると…
「1970年代のクリスマスは[家族や仲間で楽しむもの]」で
甲斐バンドの【安奈】は、79年発売のため?ここに選ばれていたんだけど

どちらかといえば
「80年代は[恋人と過ごすもの]」に近いんじゃないかと…

もっとも、奥さんにとっての甲斐さんの「クリスマスソング」は
押尾さんのクリスマスライブ以来
生では聴けてない【聖夜】みたいですが…(笑)

そうそう!甲斐さんの関西プロモーションでお馴染み「ちちんぷいぷい」で
クリスマス・ウィークと題したクリスマスソング特集をやっていて
その初日に押尾さんが【戦場のメリークリスマス】を演奏されてました♪

ただやはり、スタジオでの生演奏は、音がイマイチで(汗)
甲斐さんが「あてぶり」でテレビ出演なさることにナットク(苦笑)

あっ!あと【かりそめのスウィング】は
元になったアマチュア時代の曲のタイトルが【師走】だったことも含め

「あまりクリスマスが好きじゃなかった」という甲斐さんの言葉もあり
「クリスマスソング」感がないらしい(苦笑)
…って【聖夜】の歌詞も、かなりなモノじゃなかったっけ?

甲斐さんは「好きなクリスマスソング」を訊かれた際に
【ママがサンタにキスをした】とお答えになってたけど
「サンタさん」を信じてる子供たちには、夢が壊れる内容ですねぇ(苦笑)

先日、新聞の投稿欄に…中1の時に
「サンタさんはママやねんで」と言われショックを受けた女子高生の方が
「友人はサンタが絶対いる!」と主張するのを聞いて

「もし、大人になって子供ができた時までサンタを信じていたら
もちろんプレゼントは用意しない
だから、子供は可哀想なことになる
そしてその時、私はサンタがいないことに気づくのだ」と書かれていて

自然に気づかない子供には
「ネタばらし」をしてあげた方が良いのかなあと…(苦笑)
でも、この投稿欄には小学生の投稿が掲載されることもあるので

もしかしたら、この女子高生の方の投稿を読んで
知ってしまうなんてことも…?(汗)

それはともかく、この番組内では「80年代」代表として
同局のドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌だった
【サイレント・イブ】を辛島美登里さんが

「平成生まれのクリスマス」は
「別れや寂しさを歌う曲が増えている」として
同じく「ホームワーク」の主題歌
【クリスマスキャロルの頃には】を稲垣潤一さんが
ゲスト出演なさって歌われていて

「あの頃の歌声と全然変わらない!
やっぱり、ずっとライブを続けていらっしゃるからでしょうね」とマツコさん

でも、奥さんは稲垣さんが思いの外
年齢相応な風貌になられていたことにショックを受けたようで(失礼!)
「久しぶりに甲斐さんを見た人もそう思うのかなあ?(苦笑)」と…

その演奏中は、もっぱら稲垣さんのバックに注目し
「岡沢さんだ♪」と喜んでおりました(笑)

そういえば、今夜は同局で小田和正さんから「召喚(笑)」された方々が
クリスマスライブをなさるんですよね
「バックバンド・メンバー」の中に稲葉政裕さんのお名前がありました

ともあれ、10〜50代の男女、計500人が選んだクリスマス・ソング
1位は、全世代で1位に輝いた山下達郎さんの【クリスマス・イブ】
さすが超ロングヒット曲は強いです

ただ、このベストテンの1〜7位はみんなバブル時代の曲で
マツコさんいわく…日本のクリスマスソングはバブルなのね(笑)

確かに、今や経済効果という面では
対象がカップルだけではない「ハロウィン」に
トップの座を明け渡したそうだし
そもそも、超一流ホテルの部屋が
1年前に予約しないと取れないなんて状態がおかしかったんじゃないかと…

続いては「ワイドナショー」で取り上げられていた
「就活、麻雀で内定リーチ」というニュースについて…

就職試験に麻雀を取り上げ、1位になると4次面接へ
2〜5位は3次面接へ進めるという特権が与えられるというもので

企業側は、麻雀で勝つには頭の回転の良さや運
勝負どころのカンの良さが必要
性格が反映するゲームでもあり
そうした能力が、仕事上生きて来ると説明しているらしい

麻雀をなさらない松本さんは
「(勝つために)足の引っ張り合いをするような
ズルイ人間の集まりみたいな偏見がある」そうです(笑)

まあ、確かにそういう打ち方の人もいらっしゃるし
対人ゲームだから、ある程度の駆け引きは必要でしょうね

でも「7並べで止めるヤツが嫌い(笑)」というのとは
ちょっと違う気がするけど…(笑)

「[雀]という字を見るだけで
もうクゥーッと胸を締めつけられるもんがあるもんね
懐かしい人に会ったような、初恋の人に似てるみたいな
そんな気分に思わず陥っちゃうもんね」とおっしゃる甲斐さん

この企業に就職なさっていたら
サラリーマンが勤まっていらしたかも知れませんね?(笑)
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お茶の間なき時代のテレビおまけ

2016-12-22 16:44:00 | 日記
甲斐バンドが「ザ・ベストテン」に出演した時のことを
田家秀樹さんは「水割りのグラスを持ちながらテレビに出た甲斐よしひろは
茶の間からの猛反発を買った」と記されてますが

いわゆる「サザエさん」的な家族の団欒の場に相応しくない態度だという
視聴者側の「正義」があったんでしょう(汗)

ただ、当時は公共の電波に乗るのに
「水割り片手になんて不謹慎だ」との批判が大半だったのに対し
今、同様のクレームが寄せられるとしたら
「子供に酒を勧めるような行為だ」と言われるんじゃないかと…?(苦笑)

「[しつけ]の問題までテレビのせいにされてはたまらない」
「スポンサーの機嫌を損じかねない番組はダメだ」と自らを規制し過ぎて

杓子定規に「はみ出し者」を切って捨てた結果
茶の間なき時代に「茶の間的画一性」から抜け出せず
視聴者に飽きられるという皮肉な結果になってしまった訳ですねぇ…(苦笑)

ともあれ、甲斐さんが「ベストテン」側からの再放送の依頼を
「あれはあの時のことだ」と断り続けておられたのは

「[この時しかない]ということが、最もテレビ的なのだ、ということを
最もよく知っていたのは、テレビ局のスタッフではなく
甲斐よしひろ本人だったからかも知れない」と田家さん

「サンデーモーニング」のキャスターでいらっしゃる橋谷能理子さんも
「テレビは一過性のメディア
一回の言葉で視聴者に理解して貰えなければ意味がない
言葉や伝え方には気をつけています」とおっしゃってます

…が、今や録画視聴やオンデマンド、配信サービスなどにより
「リアルタイム1回きり」の視聴ではなくなりつつある時代だし

逆に視聴者の声はSNSで瞬時に拡散するし
「radiko」の普及で「話し手の舌鋒が鈍るのでは?」との危惧も
単なる杞憂ではないようですし…

またまた「逃げ恥」を例に取りますと(笑)
最終回終了直後に、同局の「ニュース23」で放送された
アメリカ駐日大使の「恋ダンス」に対して
「踊っている場合か!」とのお叱りの声があったらしく

TPPやオスプレイ「不時着」など問題が山積みなのに
「不謹慎だ!」とおっしゃるのは「ごもっとも」なんだけど

「聖なるクリスマス」に向けて「日本の文化」に親しんでおられる姿くらい
笑って眺める余裕があってもいいんじゃないかと…?

また、政府が東京五輪を見据えて推し進めている
「ネット同時配信」が解禁になれば「NHKのさらなる巨大化」や
キー局と同じ番組を流している地方局の…
(視聴者の減少により広告収入を軸とした)
…経営が成り立たなくなる恐れが危惧されてますが

それにも増して「いつでもどこでも観られる」便利さは
オンエア中に「炎上」する危険性も孕んでいる訳で

ますます、出演者の方々の発言や一挙手一投足にまで
神経を尖らせなければならなくなると
編集された映像は面白さに欠けるものになるかも知れないし

かといって「無難なウケ狙い」だと視聴者が離れてしまうし
そもそも、生放送なんて怖くて出来なくなるでしょう(汗)

なんだか、テレビが一家に一台しかなくて
「チャンネル争い」をしていた頃が懐かしい気が…(笑)

それはさておき…「月9と平成と木村拓哉」という記事には

「フジテレビの月曜9時枠が
[若い男女が主人公のドラマ]になったのは
バブル経済が絶頂に向かう1987年
購買力をつけて来た若い女性にターゲットを絞り
トレンディドラマが次々と作られた

景気が減速し、湾岸戦争があった91年
[純愛ドラマ]路線へと微妙に方向転換し
[東京ラブストーリー]と[101回目のプロポーズ]を放つと
最終回の視聴率が30%を超える大ヒット作となった」

「大林宣彦監督の[映画は風化しないジャーナリズム]という言葉を思い出し
テレビドラマこそジャーナリズムだと確信した」

「[ジャーナリズム]というのは
社会問題や政治問題を題材にしたドラマのことを指すのではない

恋愛とオシャレにうつつをぬかす若い男女の日常のドラマこそが
時代の雰囲気を見事に捉え映し出していたという意味だ
昔は映画がその機能を担い、テレビが取って代わった」

「[月9]を象徴する俳優が木村拓哉だ
93年の[あすなろ白書]では主役の次のポジションだったが
その後、96年の[ロングバケーション]で不動の地位を築くと

[ラブジェネレーション][HERO]と視聴率記録を次々と更新し
[月9]での最多主演記録を持つ」

「月曜10時の[SMAP×SMAP]は
96年の[ロングバケーション]と同じ日にスタートしており
[月9]の全盛期の始まりは、SMAPがテレビ界で頂点に立った時と同じだ

木村以外のメンバーも[月9]で主演し
SMAPの歴史と[月9]の歴史、更に[平成]史とも重なる
譲位により平成も終わるかも知れず、SMAPも解散する
[月9]の終わりも近いのか」

「[月9]の凋落は[洗練された世界]に
特に若い世代が飽きたというか疲れたからなのかも知れない

月曜の夜は、1週間の仕事が始まったばかりで
まだ虚構と戯れる余裕がある時間帯だ
かつての[月9]は、そんな気分に合っていた
今はもう月曜の夜から、そんな余裕がないのだろうか」と記されてます

でも、前回までのブログでご紹介した通り
フジテレビは、SNSでの反応に手応えを感じ
やはり若い世代をターゲットに
エンタメ性を追求するスタンスを続けて行くみたいで

「ドラマ制作上も、絶対的なスターより
隣にいるような親しみやすさが求められているとみて
[半歩先の憧れ]を意識している」とコメント

先ほどの記事に「木村拓哉はTBSでも
[ビューティフルライフ]など高視聴率を取ったドラマがあるが
この局では、力の入ったよそゆきの演技をし

[月9]に限らず、フジのドラマでは
普段着っぽい演技をする」との記述があるのは
やはり、フジの「ウェット」な関係を築く体質のためなのかなあと…
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お茶の間なき時代のテレビ4

2016-12-21 16:35:00 | 日記
甲斐さんが前回のセイヤングで
「NHKは攻めてる」とおっしゃってましたが

視聴率の低下が招いたスポンサー離れによる
制作費削減や規制の強化…といった民放各局の「悪循環」とは無縁な環境
…もちろん国営放送としての品位や規制は求められるでしょうけど…

視聴率獲得のために、グルメや旅番組、病気や健康などの情報番組といった
中高年向けの企画しか通らない民放とは違って
時間と手間がかかる調査報道ものや
国際紛争などの硬派なネタも手がけることが出来るのは強みですよね

強みといえば、テレ東も編集部長自ら
「異質であることにこだわります」と断言なさっている通り

「他局がみんな中継を繋いでいるのに
ウチだけはやってないというのはよくありますが
正直、やろうとしても出来ないという事情もあるし
そもそも、やろうとも思ってない(笑)
他局と同じことをしても視聴者には喜ばれないだろうと…

[YOUは何しに日本へ?]などゴールデンタイムで定番になりつつある
素人参加のロケバラエティも、他局のように
タレントをひな壇に並べることが出来ないなら何をするか?
という逆転の発想から生まれた

金曜深夜のドラマ枠では[モテキ]や
[孤独のグルメ]シリーズなど話題作を生んで来た
人気が出たての俳優さんを主役に起用したり、とにかく冒険的
演出も尖ってます」と、他の民放局とは一線を画す存在です

「金がないなら知恵を出せ」というスタイルを貫くことで
「無料で、等しく色んなところに届く
地上波のテレビでなければ出来ないこと」を実践
「根強いファンを獲得している」そうで
我が家も、おそらく?甲斐さんも獲得されているんだけど(笑)

他局が「多少は自由がきく深夜枠」で冒険を試みるのと同様に
テレ東の強みは、あくまでマイナーゆえであるのに対し

今のNHKは「王道かつ奇抜」な番組作りで
2016年上期・関東地上波テレビ局の「ゴールデンタイム視聴率」1位に…

「AERA」には「一時期、リアルな女性像を追求し低迷していた[朝ドラ]は
[ゲゲゲの女房]以降、ひたむきに生きる女性という原点回帰で復活を遂げた

メイン視聴者の50〜70代女性には
現代で自己実現を目指す物語よりも
女性が働くことすら難しかった明治から大正、昭和の時代に
ヒロインが自立を求める姿や、過酷な戦争体験の方が
ロマンチックで新鮮だと歓迎された」と記されてますが

「それまでチャンと朝ドラを見てなかった」甲斐さんと亀和田武さんが
「ゲゲゲの女房」から朝ドラにハマられたことを考えると
単に原点回帰による復活だけではない気が…?

放送時間を8時に繰り上げたこともそうだけど
ドラマ番組部長の「朝ドラを担当するプロデューサー達は
自らの置かれた状況を[黒ひげ危機一髪]と呼ぶ

ヒットの法則なんて判らないけれど
同じことをやったらダメだということだけはハッキリしています
誰かがナイフを刺したところにはもう刺せない
新しいことを探し続けます」との言葉が、攻めの姿勢を感じさせますよね

ただ「トットてれび」のチーフディレクターによると…
「僕が若い頃は[人と違うことをやれ]と言われましたが
今は人と競うことより、とにかく面白いことをやろうという方針だから
やれることは広がったはずなのに

若手は、面白さよりも、上手くそつなくやることを目指すタイプが多い」と
やはり民放局と同じ若手テレビマンについての悩みがおありみたいです

ともあれ、NHKのゴールデンといえば「大河ドラマ」
「ポスター、告知イベントと様々なPRを試みているが
若年層の支持が低いのが長年の課題だった
それを解消しつつあるのがSNSの存在」で
「[真田丸]はツイッターのトレンド入りの常連」になっているらしい

広報局チーフプロデューサーは「SNSは現代の[お茶の間]」だとして
「色々な情報を投入して盛り上げる」そうで

「小日向文世さん演じる豊臣秀吉の陣羽織が[派手すぎ]と話題になれば
衣装の専門家にインタビューして
解説記事を掲載するという地味な戦略(苦笑)」に力を入れるようになったのは

2012年の「平清盛」がきっかけだったらしく
視聴率こそふるわなかったものの
その年のツイッタートレンド・テレビ部門1位を獲得しているんだとか…

「早あま」「本あま」「録あま」
「あま絵」「あまロス」などの「あまちゃん」現象も
実は「早盛」「本盛」「録盛」「盛絵」「清盛ロス」など
すべて「平清盛」ファンが先行していたようで

他にも、ファンが同時刻に再生して呟く「エア再盛」や(笑)
「平清盛本放送が終わって
3年近く経っても思うこと」というハッシュタグもあるらしい(笑)

「SNSでは、番組の熱狂的でコアなファンを作ることを目指しています
声優さんやYouTubeといったサブカルチャー的なものが
大河のPRとして強いんです

直江兼続役の村上新悟さんによる直江状の朗読ムービーには
[これなら受信料を払ってもいい]という声も上がっており
視聴者層の広がりを示す調査結果も出ている」んだとか…

そうそう!昨夜の「逃げ恥」最終回に
「真田ロス」真っ最中のタイミングで「5円玉6個」を並べた「家事分担合戦(笑)」なる会議のシーンがあり
「真田丸」を見てなかった我が家も思わず爆笑(笑)

でも、あのシーンは「リーガルハイ」再始動の時のネタなのに…(笑)
といったツイートを見て「ですよねぇ」とナットク(笑)
まあ「半沢ネタ」もあったことだし
「真田丸ネタ」は絶対やると思いますけど…(笑)

それはさておき…これだけ「絶好調」にも関わらず
NHK局内では「公共放送にドラマは必要なのか?」との議論が
毎年繰り広げられているみたいで(苦笑)

ドラマ番組部長は「多様性を持ち、人生の最初から終わりまで
楽しめるものを提供するのが、公共放送の役割だと思っている

その中に娯楽や物語というジャンルが絶対に必要です
物語を読み、観賞するのは
人間のプリミティブな欲求の一つなんだと思います」とおっしゃってますが

「朝ドラ」から「みいつけた!」や「サラメシ」「真田丸」
そして「アナザーストーリーズ」や「クロ現」などのドキュメンタリーまで
公共放送を楽しまれている方に心当たりが…(笑)

そのドキュメンタリーの分野で優秀な人は
予算の潤沢なNHKを目指すのが「常識」になっているらしいんだけど

大型企画開発センターのシニア・ディレクターは
「[最後の石器人]と言われるヤノマミ族と150日間同居したり
金鉱山で一攫千金を狙う男たちに50日間密着したり
文明と接触したことのない民族[イゾラド]の撮影にも成功した」方で

「アマゾンの奥地での取材交渉も
取材相手と心を通わせることも、一筋縄では行かないはず」が
ご本人いわく…どうして他の人が出来ないのか不思議です
NHKの名前もあんな所では役に立たないし、恵まれている訳でもない

あ、でもそこにただじっと居ることが
全く苦にならない性格だから出来るのかも…(笑)

「金を掘って暮らす男たちに法はない
仲間内で殺し合うこともある
取材中に銃で脅され危険な目に遭っても
[ブラジル人って、ヤンチャなとこがあるから]と無頓着」な方でないと
出来ないんじゃないかと…(汗)

「[単純な善悪では割り切れないことを問い続けたい
それがドキュメンタリーだと思っています]

そんな生真面目さと、腹をくくって臨む常軌を逸した(笑)制作への情熱
この振れ幅が、多くの視聴者を惹きつける
番組の多様性に繋がっているのだろう」と結ばれてますが

今、それぞれの「現場」のトップが
皆さんアラフィフでいらっしゃるのは偶然ではなく
「生まれた時からテレビが一番身近な娯楽だった」世代が
もう一度「テレビ」を楽しいものにしたいと
奮闘なさっているからじゃないかと…?
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お茶の間なき時代のテレビ3

2016-12-20 19:03:00 | 日記
甲斐さんが「ROCKS」をリリースなさった際に、その売れ行きについて
「こんな時代にナカナカの大健闘だよね」とおっしゃったそうですが
「CD vs 配信」という構図は「世帯視聴者 vs 配信利用者」にも重なります

過去50年「世帯視聴率」は、テレビCMの売買において
「1%当たりいくら」という取引単位として使われて来たみたいだけど

録画やスマホ・パソコンによる視聴が増える中で
従来の世帯視聴率だけを評価の指標にして良いのか?との問題意識から
「タイムシフト視聴率」が生まれたことで
「隠れたテレビの底力が見えて来た」と「AERA」編集部

「高視聴率を取るためには、最大のボリュームゾーンである中高年
とりわけ家でテレビを見ている確率の高い
50歳以上の女性にウケる内容にせざるを得ない」

確かに、みのさんが「お嬢さん方」にターゲットを絞った番組が
その日のスーパーの商品の売れ行きを決めていた時期がありましたね(笑)

「結果的に、ただでさえ[スマホファースト]で
テレビ接触が減っている若者が離れて行く

SNSやYouTubeなど[いつでもどこでも]楽しめるコンテンツがある中
テレビだけ[決まった時間に受像機で見て下さい]では勝負にならない」と

「テレビがネットの世界でマネタイズするための新たな手法を
[データ]に求めている」みたいで

「TVメタデータ」というデータセンターでは
「総勢約100人のオペレーターが、24時間、365日テレビ画面を見ながら

番組コーナーごとのトピック、放送時間、出演者、コメント内容
登場する企業や商品、店の情報を記録して行く」らしいんだけど

この「メタデータ」を使ったテレビ局のマネタイズの先行例が
TBSのアプリ「ぶぶたす」で
「王様のブランチ」などを見ながら、アプリを起動すると

番組内で紹介される情報が、SNSのタイムラインのように表示され
商品の購入やイベントの予約などが出来るという

このアプリ上に広告を出したいクライアントからの広告料や
サイトからのアフィリエイトフィーが、テレビ局の収入源になるんだとか…

かつては、放送の次の日の学校で
「昨日のアレ見た?」と友達と話をしていたのが
今や、放送を見ながらSNSでリアルタイムで語り合えるんですもんねぇ

もっとも奥さんは、クラブW杯決勝戦の日に仕事で遅くなり
帰宅してから録画視聴するつもりだったのに
会社を出たところでスマホを手にしたら

画面に「ツイッター人気ランキング」が表示されていて
慌ててスワイプしたものの「ベンゼマ」という文字を見てしまい
「鹿島、ボコボコなの?」とガッカリ…(汗)

知りたくないことも知らされてしまう「なう」を
ちょっと恨んだみたいですが(苦笑)
帰宅中にワンセグで視聴することにして
アプリを起動させた途端、柴崎選手の同点ゴール
更に後半のミドルシュートを目撃(笑)

まあ、延長戦で負けちゃったけど
「勝てるんじゃないか?」と本気で思えたくらい
素晴らしい戦いぶりに拍手ですね♪

個人的には、我が郷土のヒーローが
世界のクラブやメディアから「アレは誰だ⁉」と注目されたことが嬉しい♪

ただ最近、日本代表には呼ばなくなっていたハリルホジッチ監督が
また「体力とコミュニケーション能力」についてコメントしたのが残念…
単に口下手なだけだと思うんだけどなあ…(苦笑)

それはさておき…
スマートテレビ「レグザシリーズ」を展開する東芝は
ユーザーの許可を得た上で、録画している番組や
実際にどの程度視聴しているか
番組を最後まで見ているかといった「ログデータ」を日々蓄積し

昨年から、その30万台分のログデータを
コンテンツ制作者向けに加工し、販売も始めたらしく
「視聴者の嗜好性や細かい視聴動向を分析して
視聴者に刺さる番組を作るために使って欲しい」としているようですが

「許可」をなさったユーザーの方々が、どれくらいおられるのか
性別や世代的な偏りはないのかって疑問がナキニシモアラズ…(苦笑)

ともあれ、電通では「テレビは従来、オフラインのメディアだったため
CMを見た人が、どの程度ウェブサイトを訪問したり
実際の購入や会員登録をしたりしているかを検証できなかったが

デジタルテレビのネット接続が普及して来たことから
ネット接続テレビの視聴ログと
同じユーザーがパソコンやスマホで
どんなサイトにアクセスしているかというログを
統合して分析するシステムを開発

テレビCMに接触した人は、非接触の人に比べて
6倍以上ウェブサイトを来訪、4倍も会員登録をしていたという
CMの予想以上の効果が明らかになった」んだとか…

ただ「現役番組制作会社スタッフ座談会」によると…

「若者のテレビ離れから、現場を支える意欲ある若手テレビマンがいなくなった
テレビすら持ってない若手に、リサーチを頼むと
図書館で調べたり、聞き込みに回ったりではなく
ネット上のまとめサイトのページをコピペして来る」とか

「CMが売れなくなった結果、低予算と過剰な規制の中で
基本、高齢者向けに番組を作っているから、斬新な企画が通りにくい」

「制作費が下がって、国内ですら地方となるとディレクター1人で行く時代
ニュース番組の15分の特集を作るのに
15年前の3分の2の費用しか使えない

その結果、下調べに時間がかかるとはいえ
取材は3日ほどで終わるグルメもの中心になってしまった

例えば、詐欺グループを追うような調査報道ものは下手すれば半年かかる
昼のワイドショーに至っては
もはや、自分たちでネタを取材せず、週刊誌を朗読するだけ」とか

「SNSも一役買ってます
客席観覧スタイルの過去のバラエティ番組の映像を使いたかったんですが
[観覧者全員に承諾を取って下さい]と言われ、諦めました
スクリーンショットにとられ、拡散するのが怖いようです」とか

「コンプライアンスも年々厳しくなるばかり
[一般人には全てモザイクをかけろ]と言われても
それで渋谷のスクランブル交差点なんて映したら、ほぼモザイクですよ(笑)」と

「クライアントへの気遣い」が過ぎて「何も出来ない」現状が
悪循環を招いていること憂いておられます

「タイムシフト視聴率」への信頼度が上がり
それに期待する企業や制作費が増えて
「現場」の閉塞感が払拭されるまで、まだまだ時間がかかりそうです
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