ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

初恋の人

2012-08-03 11:40:27 | 日記
ボクの奥さんの初恋の人は、
小学校の同級生で名前は甲斐クン!

甲斐クンはスポーツ万能で、明るい性格の人気者だったらしい。

小学生の頃の奥さんはというと、引っ込み思案で友達が少なかったそうだ。

鍵っ子だった奥さんは、学校が終わると
家の近所の公園に行き、一人で遊ぶことが多かったという。

その公園には、学校の同級生達もよくやって来ては、
輪になってバレーボールをしたりしていたらしい。

中には奥さんに『一緒にやろう』と
声をかけてくれる子もいたけれど、
奥さんは首を横に振るだけで、仲間に加わることはなかったという。

そのくせ、ブランコに腰掛けて、ずっと同級生達を眺め
バレーボールが足元に転がって来たりすると
拾い上げて投げ返したりしていたらしい。

夕飯時になると、一人二人と家に帰って行き、
公園には奥さんだけが残ることが常だったのだが、ある日のこと…

ふと気付くと公園には、奥さんと甲斐クンのふたりだけになっていた。

奥さんは甲斐クンと同じクラスではなく、
顔は知っていたが名前は知らず、
口をきいたこともなかったという。

その甲斐クンが、奥さんにバレーボールを差し出して
『キャッチボールしよう』と言って来たそうだ。

奥さんはいつものように黙って首を横に振ったが、
甲斐クンは『やろうよ!一人じゃキャッチボール出来ないよ』と言って、
奥さんの手を引っぱり強引にキャッチボールを始めてしまった。

(ヤダって言ったのに…)と
ややムカッ腹だった奥さんが、思いきりボールを投げると
甲斐クンは『上手いね』『やるね』と褒めてくれ、
いつの間にか奥さんは声を出して笑っていたらしい。

そして突然、奥さんは気がついた…
甲斐クンはキャッチボールがしたかったんじゃない。
自分のことを気にかけて励ましてくれてたんだと…

その日から奥さんは変わった。
自分でもビックリするくらいに明るくなって、
友達もいっぱい出来たという。

それからしばらくして甲斐クンは転校してしまったが、
奥さんは今でも甲斐クンに感謝している。

その数年後に甲斐バンドと出会うのだが、
それはまた別の機会に…!


余談ですが…甲斐さんの著書『荒馬のように』の中に
アザがある転校生の女の子を家まで送って行く話がある。
恋というより『義侠心』と書かれたその逸話を読んだ時、
ボクの奥さんは、甲斐クンとの思い出を重ね合わせ
『やっぱり、甲斐さんとは縁があるんだ』と感じたという。

『もちろん、スゴイこじつけだけど…』と照れ笑いしながら…
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