ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろのセイ!ヤング21(1/20)その10

2023-02-26 14:55:00 | メディア
「全く違うメニューを2日間でやった」という「ダブル・イニシアチヴ」ですが
その第一夜「Funk Up」に関しては、甲斐さんご自身が、前述のリーフレットの中で

「ファンクというビートの最大の魅力は、その闘魂(スピリッツ)もさることながら
『Break』という一語に尽きる。応酬される、捨て身の連続技の中で
いきなり手斧で振り下ろしたかのように、鋭角的に繰り出される『Break』!

突然、遮断された音の切れ目の次にやって来るのは
更にパワーアップした音の大波(稲村ジェーン)
ふいに、曲の終わりのように見せかけるが、実は終わらず
違うフィールドに飛び込むかのようにして、行かず
終わらないかのようにして、やがて終局になだれ込む
数度の裂目(ブレイク)を経たあとは、もう別の曲にインサートしている。それがファンクだ

RICHな風よりもPOORな装いがファンクに似合うのは
育ちよりも生まれ、理性よりも生理だと、突き詰めた部分から湧いて来た原石の音楽だからだ
その昔、ACBでやったジェームス・ブラウンのように
直径1mくらいのフロアに立って、周りに客が顔を乗せてて
客は、その飛び散る汗を自分の顔に受けながらノる、というのが理想なのである

狭いスペースの中で、キレの良い演奏と歌で重量感のあるもの、
自分の中にちゃんと原点として消化されているような、自分たちなりのファンクを
この機会に提示したいと思っている」…と綴られていて
「Funk Up +」では、まさに、その通りの展開が散見されますけど
奥さんに言わせれば、この映像の最大の魅力は「セクシー三昧の甲斐さん」みたいです(笑)

ちなみに…第二夜のアコースティックライブについては、田家秀樹さんが…
「『解体と構築』…甲斐よしひろがソロになってから試みて来たことは
こんな言い方が出来るのではないだろうか
『解体』…それは、具体的には、甲斐バンドという存在を指すはずだ

12年間、不退転のロックバンドとして時代を走り続けて来た栄光そのものを
一度自分自身の音楽で徹底的に解体してみせること
バンドを解散した時に、誰もが持つ、過去への未練やノスタルジックを粉砕してしまうこと
彼は、丸2年間かけて、そのことを実践してみせた

ただ、そんな行為は、甲斐バンドというBIG NAMEに対して向けられたものではなかった
あのメンバーがいて、出来上がっていた甲斐バンドという集団に対してではなく
『バンド』という定型化したスタイルそのものに対しての
根底的な問いかけを続けていたのだという気がする

そんなことに気づかせてくれたのは、横浜の本牧アポロシアターで行われた
アコースティック・セッションだった
あの夜、わずか500人の超満員の客の前で繰り広げられたステージは
誇張でもお世辞でもなく『こんなの見たことない』という内容だったのだ

一般的に、アコースティックという言葉は
『生ギターを中心にした、生楽器を使った演奏』という
イメージで受け止められているのに違いない
そして、そんなイメージは、様々な『反動』として語られることが多い
例えば、テクノロジーの発達の反動だったり、ハードなサウンドの反動だったりする

デジタルな方法論に対しての反動が、今、アコースティックとして表れている…などという語られ方だ
つまり、アメリカのニューエイジ・ミュージックの語られ方に似ている
現代社会の忙しさや慌ただしさに疲れたビジネスマン達が
心を癒すためにアコースティックなものを求めている…式の語られ方だ

少なくとも、甲斐よしひろが試みようとしていることを
そんな一般的な概念で捕えることは間違いだ
根本的に方向性が違う。まず、第一に、彼は疲れてもいないし
やすらぎなんぞ、これっぽっちも求めようとしていない
彼が、アコースティック・セッションに求めるものは、全く逆だ
中途半端なやすらぎなど捨て去った、身を焦がすような、灼けつくような音楽的衝動だ

彼が解体しようとしていたのは、甲斐バンドという名前ではなかったのではないかと初めに書いた
甲斐バンドという存在なのではなく『バンド』という
様式化されたスタイルそのものに対しての問いかけだったように思う

確かに、ロックバンドの魅力の中に、様式性という要素は大きい
生身のメンバーが、バンドという集合体を作り上げて行く
その様式性は、時間がかかっている分だけ極められて行くことは
ローリング・ストーンズの例を思い浮かべれば十分だろう
そして、僕らが甲斐バンドに魅かれていたのも、そこにあったように思う

彼が見せてくれたアコースティック・セッションは『様式性の革命』とでも呼べるものだった
曲により編成が変わる。時には、生ギターとウッドベースだけだったり
時には、チューバとスキャットだけだったり、ウッドベースとハモニカだけだったり
これ以上考えられないようなシンプルなスタイルで演奏される

個々のメンバーが、自分の技量を十二分に出し切った形で絡み合う
そして、そんな演奏の中で、甲斐よしひろのボーカルは力強い
アバンギャルドではない。かつて、モダンジャズの中の前衛として登場した
フリージャズのように、解体自体を自己目的にしているのではない

様式性を解体しつつ、メンバー個々の音楽性を発揮して行く
それ自身がドラマであるようなスタイル
演奏者自身の音楽的衝動が、滲み出て来るようなスタイル
『結局、音楽っていうのは、人生が見えるかどうかだと思う』
確か、その時、ステージで彼は、こんな言い方をしていたように思う

今、彼は、新しい構築に向かっている
『色んなことをやってみたい』などという子供っぽい欲求ではなさそうだ
多様性が欲しいのではないのだろう
本当に技量のある人間同士が、自分の人生というヤツを表現し合える
その時、その時の衝動を音に出しながら、それでいて、なおかつバンドという形になっている

それは、アコースティックという呼び方も超えている『究極のセッション』の定型化という
途方もない試み、なのかも知れない」…と記されているんですが
それが、今のビルボードツアーに繋がっているのかと思うと
「Funk Up +」よりも「アポロシアター」の円盤を観たくなりますねぇ(笑)

それはさておき…その「ダブル・イニシアチヴ」を敢行なさったあと
「もう、ホント、終わって…結構、やっぱり…
でも、ナンか、それをやったことで、ナンか…
ちゃんと準備して、自分の中で…甲斐バンドとは関係なく…

こないだ、ソロツアー…去年やったんですけど
えー、なかなか…TOKIEさんがいたり、公平くんがいたり…土屋公平がいたり、と
もう、すごいメンバーだったんですけど…
ドラムが(TRICERATOPSの)吉田くんでね…まっ、色々いて…」…って、そこまでおっしゃるなら
ソウル・フラワー・ユニオンの奥野さんのお名前も出して頂きたかったなあ…(苦笑)

「で、その…結局、サンプリングしたものに、生のサウンドを乗せて、やるっていう…
80年代から90年代のサウンドだったんですよ
で、そのあとに…『あんなにカッチリやっといて、甲斐バンド出来ます?』
…って言われたのよ(笑)だから『確かに!』と思ったんだけど…

でも、マルーン5からローリング・ストーンズになると思えばいい訳だからね
(『そうですね(笑)』と松藤さん(笑))
マルーン5やったあとに、ストーンズやると思えばさ
『あっ!いくらでも出来んな』と思ってさ

で、おまけに、やっぱり…ナンての?甲斐バンドの歌詞って、もう体に入っちゃってるから
もう、ガンガン動いて、ね?多少、間違ったって、それは俺が書いたもんねって言えばいい…
(『客席の方が正しい歌詞、よく歌ってますけどね(笑)』)…うるさい!うるさい!(笑)」

…と話されてましたが(笑)コロナ禍でマスク着用が必須になってからは
甲斐さんが、観客の口元をカンニングすることもままならない状況なんですよね?(笑)

そして…「えー、ハイ、えー、時間ありますかね?大丈夫?」と甲斐さん
ディレクターからOKが出たのか?「ハイ、えー…」と話し始められた途端に
曲のイントロが聞こえて来て「あっ!これだけかけたかったのよー!セイヤングで…
KAIFIVEのナンバー…これ最後のシングルです
KAIFIVE『激愛(パッション)』聴いて下さい」と早口でまくし立てられ(笑)

曲明けのインターバルが終わると…「レッドスター」をバックにエンディング・トーク
「ハイ、ということで…『甲斐よしひろのセイ!ヤング21』次回の放送は…
えー、2月24日金曜日、夜7時から8時半までの生放送になります!

ということで、僕の知り合いで…制作会社のトップなんですけど
WBCのチケット、全部持ってるんですよ!
それは、どうして…どうしたもんかと…(笑)
どうしたら、そういうことになるんだろ?全て持ってるんです

で、こないだ、一緒に酒飲んだら…『甲斐さん、アメリカ行く?』って言われて…(笑)
『イヤイヤ、イヤイヤ!』って…(『マイアミです』と山田さん)…マイアミ!マイアミ!
宮崎…宮崎…宮崎、アレ…アレ、無料でしょ?無料なんです、あのー、先着順で…
結局、あのー、チケット配るトコがあるんですよ…(『整理券ですね』)

大谷(翔平選手)来るし…(『一応、来ると思いますけど…
今はまだメジャーと交渉中で、ハイ』)…交渉中?(決定したら)大変なことになりますよね?
(『イチロー選手が出た、2009年の時…あの時くらいの感じに…』)

でも、W杯が始まる直前に、大して盛り上がってないし
俺も、まあ…『フツーに観ようかなあ』って思ったら
信じられないくらい前のめりになったんですよ(笑)
今、WBC、全く同じで、あの…あの…まあ…
『始まったら観ようかな』くらいの訳じゃないですか?

これ…これは、年齢なんですかね? あの前のめりになってる感じ…もう、信じられない…
僕、その…ほとんど…僕も松藤も、あの…
あのー、W杯はほとんど観てますから(笑)ホントに…だから、どうなりますかね?
だって(鈴木)誠也…だって、観たいもんね?1年間観てない訳だから、誠也…
あっ、僕はもちろんメジャーで観てましたけど
やっぱり、間近で観るとね、別ですからね」

…と、おっしゃってましたが「間近で観る」気がマンマンでいらっしゃるような…?
メチャクチャ、前のめりですやん?(笑)…ってツッコんでいたら
一昨夜にオンエアーされた「次回の放送」で、その後の展開を明かされてました(笑)
…ということで、次回からは「最新のセイヤング」記事をお送り致します(笑)
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