ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

バンドやろうぜ!その55

2015-04-29 16:50:56 | 日記
2000年の冒頭のインタビューで
甲斐さんは、甲斐バンドの再始動の他に
『僕の気に入りそうなホールが出来るんで、ロッキュメントをやる』ことと
『既存のバンドを連れてツアーに出る』ことを話されているんだけど

前者は翌年の11月までお預けになり(笑)
後者はまだ実現してないみたいですが?
『そのバンドにしか出せない味で【HERO】や【翼あるもの】をやらせる』と甲斐さん

つま恋の『ap bank fes』の時のように甲斐さんはボーカルとして
体ひとつで『バンド』に乗っかる感じなのかなあ?
いつか聴いてみたいですね♪

それはさておき…インタビュアーの方に
甲斐さんって、ご自身のなさって来たことを『まとめる』とか
『振り返る』ということを見事にやって来なかった方ですよね(笑)と言われて…

あらためて見つめ直すってことが好きじゃないんですよ
今やってることが次を考えるってことになってるんで十分見つめ直せるんでね

吉田拓郎は、自分の部屋の自分の目の高さに自分のCDを置いてるらしいんだよ(笑)
僕は自分のCDって自分のウチにないもの
オフィスにはありますよ、でも目の高さじゃないですからね(笑)足元ですから(笑)

…ただ『僕一人の弾き語りのコンサート』は
ミュージシャンとしての原点を見つめ直すという意味があったんじゃないかと…(笑)

25年も色々な切り口でさんざんアプローチし続けて来たから、少々のことじゃ麻痺しちゃって
考えてみると本人がドキドキするようなことが、もう余りないんだよ

となると、一人弾き語りくらいシンプルなものでないと
根源を揺さぶるようなことって有り得ないだろうなと思った…そうですが

ギターとハーモニカの練習を始めないといけないんだけど
練習っていうのは、ご存知のようにキライなので(笑)
よっぽどその気にならないと…(笑)
自分をその気にさせるために、下田辺りのホテルに
一人でこもってやると思いますけどねと甲斐さん

以前にご紹介したことがありましたが…アマチュアの時以来のスタイルで
やると決めてからが大変で、ギターに慣れるだけでも1ヶ月(笑)

『何を演ろうかな』なんて楽しそうに選曲を考え始めると
当然『あれっ?弾けるの?』って問題に突き当たって(爆)
『遊んでる場合じゃないじゃん!?出来ないじゃん!!』ってことに気づいたの(笑)

それから2週間くらいはギターを弾きまくって
ギターに慣れて来た頃に曲を選び始めたかな
最初はいかにもアコギ弾き語りに向いてる曲ばかりやってたんだけど
やっぱりそれじゃあ2時間のステージは飽きるだろうと…

『強い楽曲を演りたい』と【ブライトン・ロック】や【冷血】【漂泊者】等を加えられたという

でも、その練習は【かりそめのスウィング】から始められ
実に3週間もかけられたのに
『季節が違うじゃん!?』と気づかれ止めてしまったんだとか…(爆)
もっとも、年末のアンコール・ツアーで披露なさってましたが…(笑)

それはさておき…単にギターを弾いて歌うくらいは出来ても
それをどのレベルまで引き上げられるかがポイントだったと甲斐さん

甲斐バンドでアンプラグドを…と考えられた時にも話されてましたが
僕らは60年代の洋楽の影響をモロに受けてて
ギターでナンとか色々なことをするしかなかったから
『一応、色々な弾き方は知ってる』し

【かりそめのスウィング】も作った時から
ピックと指を両方使ってピッキングしてた
僕は22~23歳の頃からステージでギターを弾かなくなっちゃったから
みんなあんまり知らないんだよね(笑)

ずっと一人より、途中で二人になって変化があった方がいいだろうと
松藤に変則チューニング系をやって貰ったの
松藤は福岡の頃から天才少年と呼ばれてたから

でも、最初は『アルペジオやフィンガーは教えてあげる』とか
ワケわかんないこと言いやがって(笑)
俺が細かいこと出来ちゃったら、お前が要らなくなっちゃうじゃん!!って…(爆)

変則チューニングでやってるように聴こえる所も
実は僕のギターの弦が逆に張ってあるからだったり
いつもEの解放弦を慣らしてたりと
普通の人と違ってることが良かった面もハッキリ出たね

ただ、ステージ上では一人がギターを弾いてるだけなんだけど
テクノロジーを駆使して、それなりのスピーカーをたっぷり積んで音は作り込んだよ
ステージはシンプルでも、そこは金かけないとダメだから

この『My mame is KAI』ツアーはアコギだったけど
『やっぱりロックだったよね』って形にしておきたかったの
間違っても『あのアコギツアーは清々しくて良かったですね』なんて言われちゃったら
『俺は誰なんだ?』って感じだろ(笑)

『1人1回1万円・特典CD付き』で
『イヤなら来なきゃいい(笑)』とおっしゃった甲斐さん
ファンを『ふるい』にかけられたのか?
それとも、ご自身にプレッシャーをかけられたのか?

いずれにしても『ギターを弾く甲斐さん好き』の奥さんが
『ハンパない緊張感』にシビレたことは間違いないようです(笑)

余談ですが…イメージとしてPAに伝えたのは
トーキングヘッズのデヴィッド・バーンが弾いてる音の奥に
ドゥービー・ブラザーズの厚みがある感じにして…ということだったと甲斐さん(笑)

普通のPAじゃワケわかんないだろうけど
ウチのPAとは長いこと一緒にやってるから通じちゃうの(笑)
…やっぱりタケさんってスゴイ方だったんですねぇ
コメント
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