ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

銀幕のヒーロー

2014-11-25 05:46:55 | 日記
高倉健さんが亡くなられました

『銀幕のスター』『漢の中の漢』『男が惚れる男』と呼ばれ

寡黙で不器用でストイックな役柄とあいまって
男たちの憧れの存在だった健さん

追悼番組はメジロ押し、DVDは売り切れ続出
今さらですけど、この方の魅力を再認識させられました(苦笑)

著名人の皆さんが語られる数々のエピソード
その『高倉健伝説』の中で
ボクの奥さんが、イチバン好きな話は…

仕事が終わった後、帰りの車の中で雑談中に
ある方が健さんに『女、好きですか?』と訊ねたら
健さんは無言で何もおっしゃらず…(汗)

つまんないこと言って怒らせてしまったと
気詰まりなまま走ること10分…
『好きですねぇ』と健さん(笑)

考え過ぎやろ~!?(爆)とツッコミつつ
他愛もない質問にもキチンと答えなければ…と
真剣に考えておられたんだと思うと愛おしくなったんだとか…(笑)

健さんを『カワイイ♪』と思う人間がいることに
ビックリしたのでよく覚えてます(笑)

甲斐さんは福岡出身の芸能人の方について…

何かみんな、歯を立てて食いしばって生きてる(笑)気がする
骨太だし、やりたいことをきっちりやってくって感じでさ

不器用と背中合わせにある
『好きなことをやりたいがために
ガンバッた器用さ』を持った人が多いと話され

健さんについても…
ホント、この人はヒーローっていう言葉がピッタリするよね

何十年もメジャーな表舞台で仕事してるっていう意味だけじゃなくて
その存在感のスゴさがさ

やっぱり彼は『福岡を代表するジェームス・ディーン』とおっしゃったそうだ

『川筋もん』の気質をお持ちだったゆえに
俳優の仕事を始めた時は
『お金のために身を落とした』気がしたという健さん

でも、その炭坑の町に生まれ育ったことが
任侠シリーズの主人公を演じる上で
想像力を掻き立てるのに役立ったらしい(苦笑)

1年で10本以上の映画を撮る過酷なスケジュール(汗)
熱を込めて演じることが出来なくなってしまった頃

ご自身の映画が上映されている映画館で
ドアが閉まらないくらいに溢れた観客の皆さんが

映画に熱狂し、スクリーンに向かってかけ声を飛ばし
見終わった後は人が変わっている(笑)様子をご覧になって

映画というのは怖いメディアだと
自分のしていることは何なのかと考えさせられたという

内容、ギャラ、スタッフと納得できる映画だけを選ぶため
映画会社を辞めてフリーになられた健さん

ご自身には、自分である以上に
『高倉健』であることを科されたんだとか…

身体が唯一の資本だとウォーキングを欠かさず
タバコを止め、大好きな甘いもの(笑)もガマンされ
体重は70㎏を越えず、ウエストは何十年も変わってないそうだ

そして『心を感じやすい状態』にするために
その時のご自身の心に響くもの…
本や写真や音楽など…を常に持ち歩いておられたという

実在でも架空でも、人の生き方から力を貰い糧にする
役に生き、自らの生き方を磨くのは
『生き方が芝居に出る』からだと健さん

50年以上、200本を超える作品に携わって来られても
『(まだ)わからないから、(また)やりたいんでしょうね』

『プロフェッショナル』とは?と訊かれて
『生業』だと答えられたのに納得です

わざわざ申し上げることもないとは思いますが(笑)

健さんが『高倉健』として生きようとなさってから
ご自身に課されたことは

甲斐さんがよく話されていることと共通してますよね

何事も体力だと身体を鍛えたり
食事に気を遣われたり

感性が錆びつかないように
本を読み、音楽を聴き、映画や舞台をご覧になったり

生きざまを見せることがロックだと
甲斐よしひろという人間の正体を知るために歌っているんだと…

寡黙なイメージとは違って
意外に話好きで冗談もおっしゃったらしい健さん(笑)

高倉健さんは、ロック魂を持ったヒーローだったのか…♪
コメント (2)
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