日本水工の本社および関東支店の有志は、ボランティア団体「グラウンドワーク日本水工」を設立し、活動していますが、小雨まじりの曇天の中、10月28日(土)に「見沼代用水・原風景ウォーク2017」を実施しました。
見沼代用水は、18世紀の江戸時代に開削された農業用水であり、利根川から取水し、埼玉県の農地を潤しています。
原風景ウォーク2017は、農村環境の保全をテーマとした清掃活動であり、今年で7回目を迎えました。
一行は、JR宇都宮線土呂駅をスタートし、見沼代用水西縁から市民の森見沼グリーンセンター、芝川を南下、さらに大宮第二、第三公園脇から見沼代用水西縁に出て北上し、市民の森をゴールに約6kmのコースを歩き、用水路沿いのごみ拾いと清掃活動を行いました。
芝川の堤防内には、台風一過で増水を示すごみの痕跡が見られました。土手沿いに空き缶やペットボトル、おむつ等の珍ごみを含む多種のごみが散在しており、ゴールでは参加者全員のビニール袋が満杯となりました。
田んぼの沿道には、コスモスの花、色づいた柿やクリの実達がチームを出迎えて、大いに和ませてくれました。
また、清掃活動の途中で野外教室を開き、埼玉県OBの山口氏および県環境アドバイザー大石氏を講師にお招きし、芝川、見沼代用水路の歴史的経緯、芝川河川改修計画の概要、第七調節池築造の事業内容、取、配水系統などについて丁寧に説明して頂き、あらためて、「農」と「水」の密接な関係を学びました。
午後2時ころには全作業を終了し、昼食の弁当を食べて帰路に着きました。
①芝川第七調節池での野外教室 ②市民の森広場の野外教室
③芝川沿いでの清掃活動 ④市民の森公園での記念写真