日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

東日流館橋(つがるやかたばし)が『ふるさとあおもり景観賞』最優秀賞(土木施設部門)に選ばれました。

2015年06月10日 | ニュース

 青森県では、平成8年に景観条例を制定し、県民にゆとりと潤いをもたらす良好な景観を有する県土の実現に取り組んでいます。
 その一環として、県内の良好な景観づくりに貢献している、まちなみ、建築物、屋外広告物、またはまちづくり活動等を表彰することにより、ふるさと青森の個性を生かした魅力ある景観形成に対する県民意識を高め、本県の美しい景観づくりに寄与することを目的に「ふるさとあおもり景観賞」を開催しています。
 このたび、第7回から新たに設けられた土木施設部門の最優秀に東日流館橋(つがるやかたばし)が選ばれ、6月5日に開催の「景観フォーラム」の会場で設計者として表彰状をいただきました。
 

第7回ふるさとあおもり景観賞
土木施設部門 最優秀 「東日流館橋(大沼公園)」
受賞者:五所川原市
設計者:(株)日本水工コンサルタント

<授賞理由>
五所川原市市浦地区にある大沼公園には、屋根付きの木橋としては国内で最も長い「東日流館橋(つがるやかたばし)」があり、橋の間にある櫓の階段を上ると周辺が一望できます。
木橋の風貌、色合いは周辺の景観との調和が図られており、全体的に雰囲気が良く、落ち着いた自然の美しさが感じられます。
また、大沼を一周できる遊歩道には途中遊具も備えており、観光施設としても評価でき、景観を楽しむことができる土木施設であると評し、本賞を授与します。

 

審査委員長からは、「設計技術者にとっては、何もないところに構造物を造ることは景観で失敗することが多く悩ましいこと。東日流館橋は積極的にその技術を取り入れ、周辺の景観と調和を図ったことは、土木施設部門の先例となるに相応(ふさ)わしい」との講評をいただきました。

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