「コメ展」では、異類合戦物の、擬人化した餅と酒の戦いの絵「太平喜餅酒多多買」絵師:歌川広重 刊行年:天保14-弘化3年(1843~1846)財団法人味の素食の文化センター所蔵も、ご覧になる事が出来ます。
画中に見える名標は以下のとおりである。
酒方:楯に「瀧水」「銘酒武蔵野 明月」「銘酒 宮戸川」。
右図:「酒のわんぱくだつ満(ミつ)」「池田呑(のむ)照(てる)」「くだべの居(す)酒(へ)」「かけ附三平」「内田三(ミ)ッ割(わり)」「跡引(あとひき)長三(てうさん)」「紙屋(かみや)の菊(きく)王(わう)丸(まる)」「山川四郎雛(ひな)棚(だな)」「初尾(はつを)神酒守(ミきのかみ)剱(けん)菱(びし)」「伊丹(いたミ)之(の)助諸白(すけもろはく)」「五舛(ごせう)兵衛(へうへ)呑(のミ)継(つぐ)」「一本木(いっぽんぎ)割(わり)無(なし)」「四文壹五郎(いちごろう)」「こなから呑(のん)太(だ)」。
中図:「花山ちどりの助口元」「せうぶ酒長四郎」「にごりの四郎」「瀧水四方作呑(のミ)吉(よし)」「ちまはり悪酒郎」。
左図:「新酒(しんしゅ)のめ内(ない)」。
餅方:楯に「極品ぎうひ類」「新製唐まんぢう」「極製かすてゐら」「・・・・・・ようかむ」。
中図:「やき立九郎大福」「千巻端午」「腰高満重(まんちう)」「八文太郎服太」「四ッ差四文太」。
左図:「隅田桜の進葉(はつ)包(ミ)」「安倍川駿河」「青戸四郎菱成」「切餅はま蔵」「吉例目出大夫春餅」「舩橋入道ようかん」「小ぐら折之進みめ頼」「一膳(いちぜん)十六郎花頼(はなより)」「宇津巻(うづまき)七味(ひちミ)斎(さい)」「内(うちの)お土産(ミや)きんつば」「猪の小弥太萩餅」「今坂上あん」「鹿の子な(下部切れ)」「花餅しん」
説明は「財団法人 味の素食の文化センター」http://www.syokubunka.or.jp/archives/nishikie/detail/post-12.html