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年末年始用の本を例のごとくブックオフで調達してきた。
そんな......本なんか読む暇あるのかよって? ある!
賢夫人(?)は、大掃除や正月の準備などにあたふたしないものである。
慌てる主婦にも慌てない主婦にも等しく新年はやってくる。
どっしりと構えていれば、そのうち難局は過ぎ去るであろう。
ところでとても悲しいことに、いつも行くブックオフの100円コーナーのミステリー小説が激減している。
私が買い占めてしまったせいか恋愛小説しか残っていない。
来年からは小さい活字の文庫本で我慢しなければならない。
恋愛小説と言えば、誰にでも忘れられない珠玉の名作があるはず。
古今東西の恋愛小説、ざっと思い出してみよう。
古くは.....シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』、トルストイの『アンナ・カレーニナ』、ツルゲーネフの『初恋』とか
夏目漱石の『それから』、樋口一葉の『たけくらべ』、谷崎潤一郎の『痴人の愛』とか
近年では....R・J・ウォラーの『マディソン郡の橋』、村上春樹の『ノルウェイの森』、江國香織・辻仁成の『冷静と情熱のあいだ』とか
さて、あなたのオススメの恋愛小説は?
私の至宝の一冊はやっぱりこれ!
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原田康子作『挽歌』
昭和31年12月に初版が出版されている。
題字が伊藤整氏によるお仕事だったことは、今初めて知った。
私の手元にあるのは32年9月125版だから、当時この本がいかに売れていたかよくわかる。
もう茶色く変色しているが、今でも時々手にして読み耽ることがある。
初めての出会いは中学1年の時。
それまで私の読む本は父親が用意してくれたが、それが壺井栄の小説ばっかり。
世の中には壺井栄の小説しかないのだろうかと訝しんだ私が、初めて自分で図書館に行って出会った衝撃の一冊だった。
戦後10年しか経ていないのに、このおおらかさ、みずみずしい感性と文体!
これからはこのような常識や倫理に囚われない新しい形の恋愛小説を読むことができるのだ!.......と、こんな生意気なことを中1の私が考えたかどうかは定かではないが。
この不倫小説は親に隠れてこっそり読んだ。
結局は兄に見つかって「このバンカ(馬鹿)モノ!」と叱られたけれど。
これは男性が好む一冊ですね。
以前ウチの夫に訊ねた時も『野菊の墓』と答えました。
あら、二人だけで結論を出すのはちょっと早いですね。
おそらく殿方は「民子さんは可哀想.....」と、初恋の女性を守ることができなかった政夫に自己投影して、なにか忸怩たるものを感ずるのかなあと.....勝手な想像です。
パッと浮かんだのは「赤と黒」それから次から次に「嵐が丘」「風と共に去りぬ」etc.
恋愛小説ではありませんが、私が一冊だけ携行する本を選ぶのなら山田風太郎氏の「人間臨終図鑑」
あ、でもこれは上下巻あるので二冊になるか
確かに恋愛小説の名作。
ジュリアン・ソレルやヒースクリフの激しい生き方には衝撃を受けたし、レッド・バトラーは今でも全女性の理想の男性ね。
でも『風と共に去りぬ』は映画の記憶だけで、原作は読んでいない。
『赤と黒』も今頃再読するときっとまた別な発見があるわね。
携行したい一冊.....これもいい企画ね。
そのうちやってみましょう。
山田風太郎「人間臨終図鑑」、これは読んでいないけれど、ネット検索してみて興味をひかれました。
賢夫人とは程遠い。。。(笑)
大好きな読書も、しばらくはお預け。。。
お正月に読む本は確保してあるので、のんびり読めたらいいなぁーって思っています。
nihaoさんも、こんなにたくさん仕入れて来たのですね、たっぷり楽しんでください。
「晩歌」いいですねー。。。
我が家の本棚にもありますよ。
私が印象に残っている恋愛小説は、高橋治の「風の盆恋歌」です。
これも不倫ものなんですが、熱い思いがひしひしと伝わってきて、ため息が出ました。
ステキな大人の恋の物語です。
ああ、ごめんなさい。
世の中の真の賢夫人たちに対して失礼なことを書いて反省しているところです。
私もそろそろ汚家・汚部屋の掃除をしなければ!
『挽歌』持っているんですか?
『氷点』も持っていましたね。
古い本を大切に保管していらっしゃるんですね。
百子さんの一冊は『風の盆恋歌』ですか。
これはドラマになったり歌にもなりましたね。
高橋治さんの恋愛小説は独特ですね。
文章表現のうまさに酔います。
でした^^
>パッと浮かんだのは「赤と黒」それから次から次に「嵐が丘」「風と共に去りぬ」etc.
うららさんのをパクリ^^
14~15歳の頃、寒い夜に布団被って読んでたように思う
未知の世界を見たような気がしたものです。
後はほら!有名なシドニー・シェルダンの数々のですよ!
大人のになって読んだせいか恋愛と権力の世界ですよね。
どんな物語にも恋愛の要素が入っていますよね。
もちろんシドニー・シェルダンの、凄まじい愛と欲の駆け引きはとても面白かったです。
一度ぐらい愛と大金と権力にまみれた暮らしをしてみたかったけれど......全然お呼びじゃなかったです。
年金の残金を心配しながらおろおろする生活は、まだ始まったばかりなのにもう飽きた!
面白いです。
次回はお気に入りのミステリーにしようかな?
ところで最近の恋愛小説事情なら『ケイタイ小説』抜きにしては語れないかもです。
私は読んだことはないけれどずいぶん流行しているようですね。
瀬戸内寂聴さんまで覆面作家となって活躍していたなんてビックリです。
そのうち後生に残る名作が出てくるかもしれませんね。