我が家が利用しているペットサロンは送迎つき。
わざわざ出向かなくてもよいので大変重宝しているが、この日のももちゃん、サービス用の黄色いミニワンピースを着せてもらって戻ってきた。
ペットにいろいろな種類の衣服を着せて楽しんでいる飼い主さんはたくさんいるが、私はももちゃんに洋服を着せることは滅多にない。
唯一厳寒期の散歩用のコートを一着持っているだけだが、着せるとどこか嫌がっているような、そわそわと落ち着かないようなそぶりをする。
そもそも犬は、自分の生態に一番相応しく一番似合う毛皮を着て生まれてくるのだから、そのままの姿が一番美しく、かつ生きやすいのではないかと思う。
いくら可愛いからと言って、犬を擬人化してファッションショーなどをする行為は、単に飼い主の自己満足でしかないのではないだろうかとずっと疑問に思っていた。
しかし、ももちゃんも来月15歳の御老体となると......彼女の唯一の財産の毛皮も、ここにきてめっきりと色褪せ艶を失い毛並みは乱れ剥げ落ちて......と無惨な様相を呈してきている。
しかもどんどん痩せて筋肉が落ち骨格が浮き出てくる。
私の体感が適当とする温度で暮らしているももちゃんにとって、冬の寒さはかなり辛いのではないだろうか。
そう言えば、いつもストーブの熱風の前を陣取って寝ている。
ペットの衣服には、防寒防水防虫・抜け毛対策・汚れ防止などの利点があるというから、そろそろももちゃんにも洋服を着せる必要があるかもしれないと考えていたところに、友人M嬢がやってきて......
「まあ、ももちゃん。なんてダサい服着せられているの!
お母さんにもっと素敵な服を作って貰いなさいよ!」
と言われた
そこまで言われると作るしかない。
薄手のウールの端布を利用した。
小さいのですぐ完成するかと思ったら結構面倒だった。
このチェック柄は、実は2週間前に縫い上げた私の簡単服とお揃いだ。
ペットとお揃い、これこそ飼い主にとって究極の自己満足だ。
なんとも安易な方針転換でお恥ずかしい。
それに比べるとnihaoさん手作りの、お揃いの服を着たももちゃんは満足そう!
服を着せる事で《防寒防水防虫・抜け毛対策・汚れ防止》になるなら方針転換もよろしいんじゃないんでしょうか。
あらっ、ホントに暗い顔に見えますね。
犬ってあまり表情が豊かではなく、いつも同じ顔。
飼い主はちょっとしたしぐさで喜怒哀楽を判別します。
もし顔で表現してくれたら面白いことになるのにね。
犬の寿命は12~13歳で、15歳といったらかなりの高齢。よく頑張ってくれています。
がらがらに痩せて寒そうに震えているので、これからは負担にならない程度で洋服を着せてあげようかなと考えています。
チェックのシックな柄がいいですね。
本当にわが子同様・・・かわいいですね。
たまたま端布が余っていたから作ったのですが、ペットとお揃いなんて馬鹿っぽくないですか?
犬は全く関知しないのだし、飼い主だけ熱くなっている温度差がいかにも滑稽......と思っていたのに、作ってしまった馬鹿な私。
もう一緒にいられる時間があまりないから、どんなに馬鹿っぽくてもかまわないわね。
動物も人も年を取ると、具合の悪い所がでてきます。
我が家のブーさんはカイカイ症で、年中薬軟膏欠かせません。
家族であることには間違いなのですから、ずっと大事にしたいですね。
でもやっぱり、本人が持って生まれた毛皮に勝る洋服はないと思います。
>ブーさんはカイカイ症で
ブーさん、可哀想ですね。
言葉を持たない動物が体調を悪くすると、飼い主は本当に切なくなるものです。
でももし言葉で訴えられたとしたら、もっと切なくなって困ってしまいますね。
老いる事はやっぱ悲しいですね。
話ができない事、苦しい、寒いも訴える事ができない。
寄り添って、時間を共有する事だけですかね。
話ができないから、あれこれ心配する。
言葉があって、要求される事が多くなったら、
こんなに切ない思いを、私はするのでしょうか?と、きっと黙って何でも聞いていてくれた最高の相棒だから、老いを教えてくれる相棒だから、やたら悲しいのでしょうね。
楽しくて、あったかい時間がたくさんありますよう祈ってます。
私なんか文鳥さんとどうペアルックを考えればよいのでしょう。
ももちゃん、私毎回同じ事ばかり書きますが、元気で長生きしてくださいねっ!!
お揃いは私の遊び心。
>老いる事はやっぱ悲しいですね
犬の老いを見ていると人間と同じですね。
生きるという本能以外のことは、どんどん抜け落ちていきます。
ももちゃんは一日中、ため息をこぼしているようなすねているような鳴き声を発して、まるで愚痴をこぼしているような感じです。
何を言っているんだろう?
思うようにならない不満を表現しているのかな?
「ももちゃん」と言うよりは「もも婆さん」と声をかけたくなるこの頃です。
さてどんなデザインがいいかしら?
いや、鳥は美しい羽が命、これ以上飾る必要はありませんね。
犬も毛皮が命だけれど、すでに風前の灯火。
年とったから嫌がらずにおとなしく着ています。
犬のワンピース制作は結構難儀しました。
一時間ぐらいで出来るかなと思ったら、半日もかかってしまいました。
小さければすぐ完成するというものではありませんね。