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【彗星の住人】島田雅彦著 新潮社 00年11月発行
ブックオフで購入したものの、いまだ手をつけていなかった一冊。
タイトル右に銘打った『純文学書き下ろし特別作品』に、とてつもなく難解なのではないだろうか、つまらないのではないだろうかと畏れをなしていた。
著者島田雅彦氏は、幾度も芥川賞候補となり落選しているものの、野間文芸賞、泉鏡花文学賞、伊藤整文学賞を受賞するなど、純然たる純文学界の旗手として注目されている作家だ。
案に相違して難解でも退屈でもない。
祖父・父・息子の三代にわたる壮大なスケールの恋愛小説。
なにしろ三代の男たちの恋愛相手が.......蝶々夫人、原節子、雅子妃。
さすがに往年の名女優・原節子や雅子妃にいたっては、実名で登場する訳ではないが、その実像を彷彿とさせる表現なので、最初はスキャンダル小説かと思って読み耽った。
実は荒唐無稽なお伽噺。
作品よりも作者島田雅彦に限りなく興味を抱いた。
文壇の貴公子と呼ばれ、女性ファンが多いらしい。
ところで先日思い切って本の整理をした私に触発され、夫までもが、一度も頁をめくることのなかった専門書等を手放したので、我が家の本棚はがら空きになった。
しばらくはこのスッキリ状態をキープしたい! でも本は読みたい!
ということで10年ぶりに図書館に足を運んだ。
私は本当は図書館が大好きだ。しかし何故利用しなかったか?
.......10年前散歩の途中で、ももちゃんのリードを図書館の外の柱に結びつけ、館内に入って図書の物色をしていた私。
その時開け放たれた窓から突然聞こえてきた、私を探し求めてやまぬ子犬とは思えないすさまじくもやかましい鳴き声!
静かな図書館の空気が凍りついた。
一向に鳴き止まず、恥ずかしさのあまり知らんぷりしていたがすぐばれた。
「図書館に犬を連れてきてはいけません!」
厳重注意を受けて以来、どうしても図書館に足が向かなくなった。
もう10年も経っているから誰も覚えてはいないだろう。
いや、私がどうしても忘れられなかったのだ。
ああ、久しぶりの図書館!
さすがにブックオフよりいっぱい本がある!
ブックオフの書棚の前に立つと、そのあまりの品揃いの少なさに、本を選ぶと言うよりは本に選ばれている感じがした私だったが、こんなに大量の本の中から、はたして自分にふさわしい本を探すことができるのだろうか?
ままよ!ア行作家から手当たり次第に攻めていくか!
しかし、こともあろうに老眼鏡を忘れてきてしまった。
後日あらためてくることにしよう.......
しゅん!と首を竦めて目が点のnihaoさんが見えます(^^)
●連想その1
フィレンツェを旅したとき、ウフィッツィ美術館で、確信犯だったかどうかは定かでありませんでしたが、フラッシュをたいて撮影してしまった日本人の中年男性が、屈強なイタリア人に二人がかりで取り押さえられてしまい、両腕を掴まれて引っ立てられていったのを思い出しました(^^)
●連想その2
キャン!キャン!キャン!と鳴きだした聞き覚えのあるももちゃんの声に「ハッ!」と気付きながらも、出来る事なら他人事でいたい心境が痛いほど伝わって参ります(^^)
●連想その3
電車のなかで荷物の奥に仕舞いこんでしまった目覚まし時計が何故か、大きく鳴り響いてしまい、誰が見ても自分の荷物なのだけれど、「あれ?」とかいって、冷や汗かきながら無駄な抵抗を試みるみたいな(^^)
エプロンの裏表事件の時もそうでしたが、nihaoさんの失敗談や葛藤の記事はいつも臨場感があり、とても面白くて(失敬)いつも、気がつくと傷に塩を摩り込むが如く(^^)あれやこれやと想像や例え話しをしてしまいます。大変申し訳ありません(^^)
私なんか未だに何十年もまえに失敗したことを思い出したりします。キャッ!
(引きずり過ぎですね~)
私も図書館ずいぶんご無沙汰してます。いっぱいあり過ぎて決まらないから、
以前はうちで決めて新刊予約してましたが、のんびり選ぶのも楽しいかな。
今度ゆっくり行こうかな~。
私も、穴があったら入りたいという思い出、ン十年前のことですが。。。
しっかり覚えてて、たぶん死ぬまで忘れないかも。。。。(笑)
私は図書館派なのですが、
タダで、本が読める、というのがいいです。
おまけに、図書館にない本でも、予約すれば購入してもらえるという、この素晴らしさ!
ぜひ、図書館・再デビューしてくださいね。
又三郎さんのたとえ話の方が、ずっと臨場感がありましてよ!
私は打たれ弱いので、このように厳しく叱られると立ち直るまで時間がかかります。
大好きな図書館に嫌われてしまったような気がして、また足が向くまで10年間もかかってしまいました(笑)
10年経っても担当の人が変わっていなかったのでビックリドキドキでしたが、まさか覚えてはいないでしょうね?
楽しかったことは忘れるのに、恥をかいたことはいつまでもよみがえり、いまだに赤面します。
私もまさかこんなことで、10年も図書館に行かれなくなるなんて......(結構繊細でしょ?)
今までブックオフで頑張ってきたけれど、また図書館生活が戻ってきてルンルン♪
何と言っても本代がかからない。
ブックオフよ、ごめんなさい!
でもやっと再デビュー出来そうです。
10年ぶりの図書館は、本の数が充実していて、ブックオフに慣れた私は、クラクラとめまいがしそうでした。
知らない作家がたくさん!
嬉しくて嬉しくて血が騒ぎます(笑)
学生時代、大好きな空間でした。。。んが、
社会人になってからは なかなか利用しなくなりました。
休日を使って行くのも返却日を気にし続けるのも億劫になって。。。
しかも、しかも、区役所に併設されている公立図書館は場所が不便な上に 貸出のお姉さんが何故か意味も無く上から目線で愛想悪いし。
ビクビクビックルで本を借りるのも何だかなぁってんで、とんとご無沙汰ですが 出先で時間つぶしがてら入ったりすると お目当ての本がバッチリ見つかったりして悔しい思いも…
これからの季節、納涼も兼ねてチャリで図書館通いもいいかな~♪
図書館もネットで借りて~ポストへ返却~♪ってならないかしら?
私も大好きでした。
図書館で教科書開いているだけで勉強したような気になったり......ね。
図書館は昔の田舎のサロン(笑)
当時、待ち合わせ場所って図書館しかなかったわ。
>ネットで借りて~ポストへ返却
切実にそう願いたい!
図書館ってお行儀良くしなければならないから緊張するし、窓口のお姉さんってなぜか愛想悪いですね。
できるだけ、気持ちよく帰って欲しいなぁと思いつつ、話しかけても大丈夫な人と、余り触れずにいた方がいいと思われる人がいて、悩んでいた事を思い出します。
そんな私も本を借りる時、愛想悪いと確かにそう思うこと多いです。何故だろう??
そっとして欲しい人と思われたのかなぁ?
そうそう、旭○の図書館は、本をインターネットで予約して借りれるそうです。
私の近くの図書館は、予約はできないのですが、今はそうなってきてるのかしら?
nihaoさんちの方は、どうですか?
今はどこでもそうなのかしら?
あらあら、ゆっかりんさんなら、絶対優しいおばさん、いやお姉さんに決まっていますよ!
でも窓口の人も、利用者に合わせた対応とか考えているんですね。
これからは私もトラブルメーカーにならないように気をつけましょ!
私が行った近所の図書館は、ネットで予約して借りるシステムはありませんでした(これは私も気になっていました)
うららさんの所もやっているようです。
♪ポストへ返却♪とまでは望まないにしても、ネット予約は便利ですよね。