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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

白雪姫と赤頭巾ちゃん

2013-12-19 09:30:00 | 手仕事

            

       『白雪姫』                    『赤頭巾ちゃん』
 
 孫にも衣装第二弾! 寒さ本番を迎えポンチョを作りました。
ファーをつけたり裏地をつけたりと、私自身のスキル以上の仕事をしたので難儀しました。

 はじめに作った白い方はサイズミスをしました。
あんまり大きすぎて身動きできず、孫がポンチョの中で不安顔になったそうです。
ごめんなさいね、ともしびちゃん。急遽赤い布地で作り直しました。
ふたつ並べるととってもメルヘン。


                  ★     ★     ★



 某家のご子息の結婚披露宴にオットーの代理で出席したところ、隣の席に座っていたのはなんと雀友のK君でした。
このところ麻雀もとんとご無沙汰。久しぶりに会ったのであれやこれやと話が弾みました。

 幸せ絶頂顔の新郎新婦をチラチラ眺めながら美味しいお酒とお料理を戴いていると、K君ったら
オレは息子と同居しているから老後は安心だが、nihaoの所は先行き不安だな
などと、私が一番うんざりする軽はずみな一般論を言い出すではありませんか。

 最近同じようなことをK君以外の友人からも言われました。
子との同居によってあたかも老後の平和が約束されたかのような錯覚を抱いているみたいです。

 いったん親離れ・子離れを完了したのに、再度親子が同居するようになるのは人間だけの現象です。
独立した後に「暮らしがゆるくない、母さん、助けて!」と、途中で親のところに戻ってくる動物がいるでしょうか?
歳とって心配だから傍で支えて!」と、独り立ちした子どもを呼び戻す動物の親はいるでしょうか?
いつまでも親子で暮らすことが許される人間の世界は、野生動物の観点から見るとかなり特殊な世界であります。

 私の周りにも子どもと同居している友人、知人はたくさんいます。
でも話を聞くと皆、嫁や婿に不満だらけ。決して幸せそうではないのです。

 一例をあげると私の友人は毎日、二世帯分の掃除、炊事、洗濯をし、弁当を作り、孫の塾や習い事の送り迎えをし、おやつを用意し、宿題も見てあげて、風呂に入れて寝かせて・・・と、太る寝る暇もないくらい時間に追われています。
それなのに日曜日になると嫁や孫たちは、お婆ちゃんには声もかけず自分たちだけでどこかへ遊びに行ってしまうらしいのです。

 この歳になって、なぜそんなに報われない努力をしなければならないのでしょう。
家族といるのになぜこんなにも孤独と悲哀を味わわなければならないのでしょう。
このようなギブありテイクなしの一方的な同居の形は私には全く理解できません。
もちろん上手くいっている家族もあることでしょう。
でもそれは賢明で忍耐力のあるチームだけの成功例であって、通常は、どちらかの大きな犠牲と我慢の上に成り立っているのです。

 同居、別居にはメリットもあればデメリットもあります。
やむを得ない家庭の事情というのもあるでしょう。
それにしても「親と同居したい子」よりは「子と同居したい親」の方が圧倒的に多く、ひ弱な親が確実に増えています。

 「実は・・・嫁が全く家事や炊事を手伝わず、ひとことでも注意をすると何日もふてくされる。
女房は外で8時間働き、家でも休みなく働かされて、もう気の毒やら可哀想やら、体を壊すのではないかと気が気でならない。

K君もついに真実と本音を吐露しました。 

 な~んだ。先行き不安なのはむしろ我が家よりK君の家の方。
どだいそのような至らない嫁が、有事の際に期待通りの動きをする筈がないのです。

 「K君、目を覚ましなさい! 奥さんを守ってあげなさい! 先ずは愚痴を言う前にあなたが率先して家事を手伝えば、お嫁さんもそのうち気がつくのではないかしら
と気休めにもならないアドバイスをしておくにとどめました。