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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

ゲームの達人

2008-06-29 10:00:05 | 中国語
 月に2度、1回3時間の中国語レッスンが最近マンネリ化している。
会員の高齢化も深刻で、おのおの身体の不調を訴えることかまびすしい。
本来なら北京五輪ツアーを兼ねた語学研修旅行の話のひとつも出て当然なのだが、全くそのような雰囲気ではない。
会員数6名なので、ひとりの離脱が会の存続を左右することは自明の理、やめたくてもやめたいとは言い出せない会員もいることだろう。
かく言う私も学習意欲減退気味だ。
意欲と刺激と目標を失った語学学習は地に堕ちる。

 会員のお姉様のひとりから
「最近授業が面白くないから、あなたちょっと何とかしてよ!」
と言われた。

 授業の方法を考えるのは講師の仕事ではないだろうかと思われるかもしれないが、活気ある授業のスタイルを模索する責任を、うら若き留学生講師ひとりに負わせることには無理がある。
現在は3時間の授業のほとんどをフリートークに費やしているが、これが大きな問題点で、いつの間にか日本語だけのおしゃべりになってしまうのだ。
なぜか講師も日本語トークの方がリラックスするらしく、あえて軌道修正しようとはしない。  それじゃダメじゃん!!

 各人が適度な緊張と興味を持って3時間という長丁場を乗り切るのにはゲームしかない!
そこで私が考えたのは
①これは何でしょう?ゲーム 
②私は誰でしょう?ゲーム
他にも数字の苦手な自分たちのために『世界のナベアツ・北京語バージョン』も考えてはいるのだが......。

①は『手机(携帯電話)』や『手紙(トイレットペーパー)』『奥林匹克(オリンピック)』などの単語当てゲーム。
②は『ヨン様』や『ダルビッシュ有』『浅田真央』などの有名人当てゲーム。

 自分の引いた籤に書いてある言葉の内容を正確に解りやすく説明して答えを導いていくゲームだが、しかし大切なルールがあって解答者は答が分かってもすぐ自慢気に答えてはいけない。
「不明白!不明白!(全然わかんな~い!)」と言って説明を長引かせるのがミソで、ゲームの達人になる必要はないのだ。
容赦ない質問も飛び交うので、自分の限界を超えた語学力が必要になってくる結構きついゲームである。
そして外国語で相手に理解してもらう説明をするためには、煎じ詰めれば日本語力が重要であることを痛感する。

 私のお題は『空調(エアコン)』だったが、一生懸命説明したのにもかかわらず理解してもらえなかった。
また自分が作った問題なのに、お姉様たちの問題の答が本当に分からなかった。

 なぜだろう???  そう....発音がひどすぎるのである!