新潟市も梅雨入り。
小雨しとしと。 紫陽花、菖蒲もまだ早い。
前回に続き、にいがた庭園街道探訪とする。
新潟市の古き良き文化・伝統を伝える西大畑。
砂丘館には駐車場がないので、どっぺり坂下のコインパーキングに停めて、傘さして。
どっぺり坂を上がると、そこに砂丘館。
旧日本銀行新潟支店長役宅
ここで、中井菜央写真展「雪の刻」が開かれている。
写真は、住宅と繫がる蔵に展示されている。
日銀新潟支店の支店長宅に蔵?
よほどの高給取りだったのか?いえいえ、これは、新潟支店が災害などで機能不全になった時に、お金その他大事な物を一時避難させるための蔵だったんだって。新潟砂丘の上だから、信濃川が氾濫しても安全、ってことなんだな。
雨に濡れた、苔むす庭をちょっと覗いて。後程ゆっくり。
7月には「苔のセミナー」なんてのも開催されるぞ。
玄関を入る。
好感度◎の、受付のオネーサンから色々説明してもらって、奥へ。
ここは観覧無料。
こんな企画もあります、大変人気なんです、と。
座敷からの庭の眺め。
雨が、木々の色をより鮮やかにしてくれる。写真じゃいまいち。
細い廊下の奥の、蔵の中が砂丘館ギャラリー。
蔵の中へ。
蔵の2階へ。
天井の大きな梁が素晴らしい。
写真は大写しにしなければ撮影可。
屋根から落ちる雪を高速シャッターで止めて、モノクロで津南の冬を表現した写真が素敵。
このテーブルは、とても良い木で出来てるとか。
細い廊下を戻り、
もう一度座敷からの眺めを。
まあ、同じところを角度を変えて見てるだけ、と言われればそれまで。💦
応接間
ここで、庶民にはわからない、難しいお話をしてたんだろうな。
では、庭に降りてみよう。
格天井 由緒正しき日本建築の玄関はこうでなくちゃ。
躑躅もそろそろ終盤だが、ここの躑躅はまだ綺麗。
苔も綺麗。
ただの枝だけど、雨に濡れて色が鮮やかだったので。
ただの葉っぱだけど、虫食いなどなく、緑が鮮やかだったので。
しっとりと、落ち着いた庭だった。
砂丘館を後にし、どっぺり坂の上から、古町方向を。
雨脚がちょっと強くなった。コインパーキングに停めた車に戻り、北方文化博物館新潟分館の駐車場を調べると、2台置けると。
このままコインパーキングに置いて歩いてゆくか、駐車場が空いてるのを期待してパーキングを出るか。
雨だし・・・。車で。
右のスペースに2台。僕は軽だからいいけど、大きな車は注意。擦らないように慎重に。
この新潟分館は、北方文化博物館の伊藤家の七代目伊藤文吉が、新潟市内の別邸として購入した後、夕刊ニイガタ社長宅として會津八一に提供された建物。
瓦屋根だけど洋館。 會津八一は、晩年をこの洋館で過ごした。
奥は、レンガ造りの塀。
座敷から庭を。
この照明のかさは、本館と同じ。かと思ったら、ちょっと違うんだな。
縁側から。
庭に降りたいところだが、雨の日は滑るので庭に降りるのはNGとのこと。
八一や良寛の歌碑など、庭に降りないと見られないものもある。
次回、また。
枯山水池
座敷の欄間
洋館へ。
八一が仕事で使っていた机。
書
句碑に刻まれる文字に細かな注文が。
八一が出入りしていた玄関。
階段を降り、
もう一度座敷から庭を。
次回はぜひ庭に降りてみよう。
次の「にいがた庭園街道」はどこへ?
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