niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

6月11日 にいがた庭園街道 ・ 砂丘館~北方文化博物館新潟分館

2023年06月13日 | にいがた庭園街道
新潟市も梅雨入り。
小雨しとしと。  紫陽花、菖蒲もまだ早い。
前回に続き、にいがた庭園街道探訪とする。

新潟市の古き良き文化・伝統を伝える西大畑。
砂丘館には駐車場がないので、どっぺり坂下のコインパーキングに停めて、傘さして。


どっぺり坂を上がると、そこに砂丘館。

旧日本銀行新潟支店長役宅
ここで、中井菜央写真展「雪の刻」が開かれている。
写真は、住宅と繫がる蔵に展示されている。
日銀新潟支店の支店長宅に蔵?
よほどの高給取りだったのか?いえいえ、これは、新潟支店が災害などで機能不全になった時に、お金その他大事な物を一時避難させるための蔵だったんだって。新潟砂丘の上だから、信濃川が氾濫しても安全、ってことなんだな。








雨に濡れた、苔むす庭をちょっと覗いて。後程ゆっくり。
7月には「苔のセミナー」なんてのも開催されるぞ。


玄関を入る。


好感度◎の、受付のオネーサンから色々説明してもらって、奥へ。
ここは観覧無料。
こんな企画もあります、大変人気なんです、と。


座敷からの庭の眺め。




雨が、木々の色をより鮮やかにしてくれる。写真じゃいまいち。

細い廊下の奥の、蔵の中が砂丘館ギャラリー。

蔵の中へ。



蔵の2階へ。


天井の大きな梁が素晴らしい。


写真は大写しにしなければ撮影可。
屋根から落ちる雪を高速シャッターで止めて、モノクロで津南の冬を表現した写真が素敵。
このテーブルは、とても良い木で出来てるとか。

細い廊下を戻り、



もう一度座敷からの眺めを。




まあ、同じところを角度を変えて見てるだけ、と言われればそれまで。💦

応接間
ここで、庶民にはわからない、難しいお話をしてたんだろうな。

では、庭に降りてみよう。



格天井 由緒正しき日本建築の玄関はこうでなくちゃ。


躑躅もそろそろ終盤だが、ここの躑躅はまだ綺麗。
苔も綺麗。





ただの枝だけど、雨に濡れて色が鮮やかだったので。


ただの葉っぱだけど、虫食いなどなく、緑が鮮やかだったので。



しっとりと、落ち着いた庭だった。

砂丘館を後にし、どっぺり坂の上から、古町方向を。


雨脚がちょっと強くなった。コインパーキングに停めた車に戻り、北方文化博物館新潟分館の駐車場を調べると、2台置けると。
このままコインパーキングに置いて歩いてゆくか、駐車場が空いてるのを期待してパーキングを出るか。
雨だし・・・。車で。

右のスペースに2台。僕は軽だからいいけど、大きな車は注意。擦らないように慎重に。


この新潟分館は、北方文化博物館の伊藤家の七代目伊藤文吉が、新潟市内の別邸として購入した後、夕刊ニイガタ社長宅として會津八一に提供された建物。
瓦屋根だけど洋館。 會津八一は、晩年をこの洋館で過ごした。

奥は、レンガ造りの塀。


座敷から庭を。

この照明のかさは、本館と同じ。かと思ったら、ちょっと違うんだな。




縁側から。

庭に降りたいところだが、雨の日は滑るので庭に降りるのはNGとのこと。
八一や良寛の歌碑など、庭に降りないと見られないものもある。
次回、また。

枯山水池

座敷の欄間



洋館へ。
八一が仕事で使っていた机。



句碑に刻まれる文字に細かな注文が。

八一が出入りしていた玄関。

階段を降り、

もう一度座敷から庭を。





次回はぜひ庭に降りてみよう。
次の「にいがた庭園街道」はどこへ?


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