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新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

7月15日 新潟100名山72座目 佐渡最高峰・金北山 その1

2019年07月19日 | 佐渡の山々








佐渡の新潟100名山は金北山と金剛山の2山。
カーフェリーの乗船時間は往復で5時間なので、日帰りは難しいと、ちゃんと時間の計算することもなく、佐渡登山する時は1泊ないし2泊しなければならないと思い込んでいた。
ジェットフォイルもあるが、始発が佐渡に着くのが9時、最終の出航が16時25分とお話にならない。
 当初、この連休ははるりんさんと谷川連峰馬蹄形登山に挑む予定であったが、天気予報は悪化の一途。
結局晴れマークが付いているのは佐渡だけとなり、日帰り可能かどうか初めてコースタイムを計算してみた。
すると、横山登山口なら、両津港から歩いてもたった?の1時間半。金北山ピストンして最終のカーフェリーに余裕で間に合うという計算になった。
 だが、ヤマレコなどチェックしても7月にこのコースを利用したという記事が見つらない。佐渡登山と言えば5月の花の時期が最適期。その時期でも横山登山口からの登山道の様子は、藪漕ぎ・グチャグチャ・虫虫のあまり気持ちの良さそうな状態ではないようで7月の梅雨時になったらどんな状態なのか不安でたまらなくなった。
でも、もう佐渡しか思いつかない状態で、お小遣いが減ってしまうが奮発してタクシーを利用してアオネバ登山口から入り、白雲台に下るコースを計算。なんとか日帰り可能と出た。
整いましたぁ。
でも今回、一番参考にしたのは300名山達成の鉄人Fさんの記録。同じようなスピードで歩けるのだろうか?一抹の不安を感じながらの出発となった。
もしも最終のフェリーが欠航になったら翌日の仕事に穴をあける?なんて考えは頭から追い出した。

で、アオネバ登山口着。
バイオトイレ使ったりしてると何台かの車が通り過ぎてゆく。ドンデン高原まで上がるのだろう。

0906 登山口出発


梅津川上流沿いに進む登山道


すでに鬱蒼とした森




川には幾つもの小滝がかかる。






川が近いからか、ガスに覆われているためか、気温はそう高くないが湿度は100%近い?汗が帽子のひさしからカメラに滴り落ちる。

0931 落合   流れてくる沢が合わさる所、かな?


0949 ユブ   ユブって何?ブヨ、ブユを連想してちょっと・・・・

曇る眼鏡を拭き拭き、小休止



アオネバの名前の由来の青い粘土


1006

この辺りでエゾハルゼミの蝉時雨が降り注ぐようになった。ブナが多くなったんだろう。


ピンクのヤマアジサイはここだけだった。



1020 アオネバ十字路 着

ほぼ、想定したペースでとうちゃこ。結構キツイ。やはりFさんは鉄人だ。


これから辿る主稜線は、濃いガスに包まれていた。

1039

アオネバ登山道もそうだったが、主稜線を彩るのもヤマアジサイ。
それも一層鮮やかになってきた。


1044

天然杉か?佐渡の天然杉の写真は洞爺湖サミットでも飾られた。





1107


1109 マトネ(笠峰)

佐渡の山は、ユブとか、マトネとか、意味不明な名前が多い。


あの先にはどんな風景が広がってるんだい?

1116 燭台禿

禿は要するに草木の生えていない場所。



この辺りを指しているのか?

1127 石花越分岐点


1143 小股沢のコル




1149 天然杉の森 主脈縦走路沿いに背の高い天然杉が並ぶ



右から2番目の幹の上目遣いの目ん玉が不気味。


こいつはニヤリと笑ってる?





1157 

また、森を抜けると

1158 ツンブリ平








1159

今度は化け物杉の骨格標本か?

1201

934.8m三角点、かな?





1203 ブイガ沢のコル


標識に気づかずまっすぐ進んだら、道迷いしそうな。もっと右寄りに歩いていて、もっと霧が濃かったら見落とす可能性も。

で、ちょっと先まで、下り勾配になる辺りまで進んでみたが、先が見えず怖そうなのですぐに引き返した。

どの場所だったか、一瞬方向感覚を失った時があった。ある場所で道が大きく左にカーブし下り始めた。あれ、これでは戻ってしまう?太陽は輪郭すら見えず。
勿論周囲の展望もなく、方角が全くわからなくなった。道標は沢山あるからなと、そのまま前進。間違ってなかったことがわかり、一安心したが。
リュックを下ろし、雨袋の中にしまったコンパス出すのをめんどくさがっていた。反省。

1204 藪の中に金北山への標識があったが、これは気づきにくい。

ちょっと木々の間を潜るがすぐに抜け、
1205



まだ、1000mにも満たない地点だが、雰囲気は飯豊やアルプス





1208 驚くほど広くて平ら


1210 真砂の芝生  辿ってきた縦走路を振り返って撮影 



少し霧が薄くなってきた。




934.8m三角点の北西のピークか?


なかなかの迫力

1214 次のピークを目指す。






1217 真砂の峰

「越後の山旅」ではマナゴノ峰
藤島玄が越後の山旅のあとがきを書いたのが昭和55年。いつ頃マナゴが真砂になったのか?

ここに来て、不意に両津側の眺望が得られるようになった。



男性が一人登って来た。次いで連れの女性も。


中央に加茂湖



日本海側はまだ霧の中。だがこれはこれで良し。





あまり下がると危ないよ。ハラハラ

1232 初めて得られた眺望にゆっくりし過ぎた。時間が気になる。前進。



海が碧い。

1236

なんて読む?御糧局?

1238 下るといもり平



水場があるようだ。使えるの?




また、霧が濃くなってきているようだ。





1306 漸く、天狗の休み場 着 出発から4時間。

計画では12:55着予定だったので、まあ順調。
お昼は金北山でと思っていたが、先は長し。流石に腹減った。ここで昼食。休み場というだけに大休止にはもってこいの場所。



40分くらい休んでしまった。先が心配になってきた。(長くなったのでここまでをその1として続く)

































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