今回の緊急着陸について鹿児島県は、着陸約10分前に国土交通省の那覇空港事務所から県の奄美空港管理事務所にオスプレイが着陸すると連絡があったと説明しています。同機は午後6時20分現在も駐機中です。

2023-09-22 08:43:58 | 沖縄に米軍基地も自衛隊の基地もいらない

米オスプレイまた緊急着陸

14日以降計6機の異常事態

鹿児島・奄美

 米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイ1機が21日午後3時46分ごろ、鹿児島県奄美市の奄美空港に「予防着陸」(緊急着陸)しました。けが人は出ていません。事前の空港使用届はありませんでした。米軍オスプレイの緊急着陸は各地で14日以降相次いでおり、1週間あまりのうちに、今回の1機を含めた計6機が緊急着陸する異常事態です。

 今回の緊急着陸について鹿児島県は、着陸約10分前に国土交通省の那覇空港事務所から県の奄美空港管理事務所にオスプレイが着陸すると連絡があったと説明しています。同機は午後6時20分現在も駐機中です。

 奄美空港には14日にも米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイ2機が緊急着陸し、そのうち駐機中だった1機が18日に離陸。また同基地所属のMV22オスプレイは、14日に新石垣空港(沖縄県石垣市)に2機、16日には大分空港(大分県国東市)に1機が緊急着陸していました。

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ゼレンスキー大統領の演説のキーワードはロシアの「武器化」だった。現在、武器自体を制限する多くの協約があるが、「武器化」に対する実質的な制限はない点を指摘し、3つの例を挙げた。

2023-09-22 08:43:58 | ロシアは戦争をやめろ!
 

ゼレンスキー大統領

「終戦交渉?プーチンが信頼できるのかプリゴジンに聞いてみよ」

登録:2023-09-21 06:17 修正:2023-09-21 08:34
 
ウクライナ大統領、国連総会で演説
 
 
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が19日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた第78回国連総会に出席し演説している/AP・聯合ニュース

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は国連総会で、ロシアが食糧・核・子どもなどを「武器化」しているとし、これを止めるべきだと訴えた。

 ゼレンスキー大統領は19日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会の一般討論演説で、「今最も恐ろしいのは核兵器ではない。侵略者は多くのものを武器化しており、これは我が国だけでなくあなた方の国に対しても敵対的に使われる」と述べた。また、ロシアは10年ごとに新しい戦争を始めるとし、ウクライナに対する今回の侵略に成功すれば、「国連総会長の多くの席が空席になるかもしれない」と警告した。そして、モルドバとジョージア領土の一部がロシアの占領下に入り、ロシアが化学兵器を動員してシリアを廃墟にしたうえ、ベラルーシをほとんど飲み込んだと語った。さらに、カザフスタンとバルト海沿岸国家まで脅かしている主張した。ゼレンスキー大統領は昨年、国連総会にはオンラインで出席した。

 ゼレンスキー大統領の演説のキーワードはロシアの「武器化」だった。現在、武器自体を制限する多くの協約があるが、「武器化」に対する実質的な制限はない点を指摘し、3つの例を挙げた。

 一つ目は「食糧」。ゼレンスキー大統領は、ロシアが昨年の侵攻後、ウクライナの主要穀物輸出ルートである黒海の航路を遮断し、今はその代案であるドナウ川港を狙ってミサイルとドローン攻撃を続けていると述べた。これは「占領した領土の一部を認めてもらうために食糧を武器化しようとする明らかな試み」だとし、「ロシアが食糧価格を武器化し、アフリカから東南アジアに至るまで広範囲な地域に影響を及ぼしている」と語った。

 ゼレンスキー大統領はさらに、ロシアが「核エネルギー」を武器化していると批判した。欧州最大の原発であるウクライナのザポリージャ原発を砲撃して占領し「現在は放射能流出もあり得ると脅している」とし、「ロシアが原発を武器化しているのに、(世界が)核兵器を減らすことに意味があるのか」と問い返した。

 最後にロシアがウクライナ領土で「子どもたち」数十万人を拉致し追放した証拠を確保しているとし、国際刑事裁判所(ICC)が3月にこの疑いでプーチン大統領に対する逮捕状を発行した事実に触れた。また「この子どもたちはロシアでウクライナを憎むよう教育を受けており、家族とのすべての関係が途絶えた」とし、「これは明白な大量虐殺」だと主張した。これについては、ロシアに友好的な南アフリカ共和国大統領でさえも「ウクライナから追放された子どもたちを返さなければならない」とし、(ゼレンスキー大統領を)支持する立場を表明した。

 ゼレンスキー大統領はさらに、ロシアが気候を武器化する可能性があると警告した。「幸いまだ気候を武器化する方法を学んでいない」としながらも「一部のならず者国家はそれ(気候危機の結果)もやはり武器化するかもしれない」と述べた。

 ゼレンスキー大統領は同日、昨年の主要7カ国(G7)首脳会議で公開したウクライナの「平和の公式」を再度強調し、ロシアの「武器化を止めなければならない」と訴えた。この公式には、ロシアの敵対行為の中止、ウクライナ全土からの完全な撤退、安全保障などの内容が盛り込まれている。

 戦争開始から1年7カ月が過ぎた状況で、一部では今回の戦争の「外交的」な解決を図るべきだという声も上がっている。ウクライナが領土の一部をロシアに与え、戦争を終結すべきだという主張だ。ゼレンスキー大統領はこれに対し、「背後にある怪しい取引」だとし、ロシアとは交渉できないという点を明確にした。ゼレンスキー大統領はロシアに対抗して武装反乱を起こし、先月疑問の飛行機墜落事故で死亡したロシアの民間軍事会社「ワグネル」の首長だったエフゲニー・プリゴジン氏に言及し「プーチンの約束を信じる人がいるのか、プリゴジンに聞いてみるべきだ」と語った。

ベルリン/ノ・ジウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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