どこ吹く風

旅のことを主に書く。

サンモリッツ St.Mortz

2006年08月21日 09時49分53秒 | モンブラン
 サンモリッツの Hotel Bellaval は駅の直ぐ裏にあるのに、目の前が湖なので湖畔の宿という趣で良いところだ。エレベーターが無いので重いスーツケースを運ぶのには苦労したけどそれでもお勧めの宿です。なにせ宿泊料が56フランしかしない、夕食もホテルのレストランで食べたが全て込みで83フランしかかからなかった。

 旧市街まで駅からバスも出ているが散歩がてら歩いた。石畳の曲がりくねった道に建物も石造り、町の古さを感じる。夕食でもとレストランの入口に張ってあるメニューを見ると高い、高級な場所にリ雰囲気の良い店だからムリも無かろう。観光案内所でフォンジュの店をピックアップしてもらったらホテルのレストランもその中に入っていたので街中で食べずにホテルに戻る。

 フォンジュは2人前注文するのがキマリのようだ。フォンジュというても日本で食べるフォンジュがいい、スイスはパンならパンだけ、ポテトならポテトだけという風に単品で出てくる。日本ではパンに野菜類、その他と盛り合わせなので変化を楽しめる。

 サンモリッツは見たい行きたい場所が多くある。昨年行けなかったコルヴァッチ、ピッツネイル、それにディアボレッツアにも泊まりたい、ムオッタス・ムラーユも捨てがたい。四つの湖の更に奥のソーリオという所も見たい、セガンティーニ美術館はどうする無料入場券も印刷してきたのに、とあれこれ迷った。
しかし結局山に登って景色を見て、イタリアのティラノまで足を延ばして帰ることに決めた。それで宿泊はムオッタス・ムラーユとディアボレッツアに泊まることにして、セガンティーニ美術館及び市内見物は取りやめにした。

 駅でスーツケースをチューリッヒ空港駅へ送った。スイスパスを使えば1個10フランのはずだが20フラン取られた、ピッツネイル行きのバスについて尋ねると2番に乗るようにとのこと。バス停で待っているとあの係員が急ぎ足で来て荷物料金を多く取りすぎたと返金してくれた。バスの質問をして良かった。

 ピッツネイルのロープウェイ乗り場は昨夕散歩した旧市街のど真ん中と言える地区にある。バスの運転手は陽気な人でイタリアーノという感じでイタリア圏だと改めて実感した。バスは人が乗り降りするときは車体が下がり段差が少なくなる仕組みになっている。スイスパスを呈示するだけなのでキップを買う煩わしさが無い。ただ言葉のハンディと地理が不案内なのでどの路線のバスに乗ればいいのかは迷う。
間違って乗っても街自体が広くないし、山や湖を目印にすれば居所が全く分からなくなることは無いと思いながらバスに乗った。

 山はガスがかかっているようだ。晴れるのか・・・

写真は、湖畔の五つ星ホテルです、泊まった二つ星ホテルのベランダから撮りました。