福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

懐メロ日記 07

2016-07-16 | ■懐メロ日記

半年ぶりの「懐メロ日記」。
雨降りの季節にふさわしい雨の曲のご紹介をば。

Gazebo--I Like Chopin [[Official Video]]HD

(ガゼボ『アイ・ライク・ショパン』)


Rainy days never say goodbye
To desire when we are together
Rainy days growing in your eyes
Tell me where's my way


グランドピアノの上の胸像が唐突ですね…
周囲に置かれた燭台もいるんかコレ?
歌い手(Gazebo氏)の髪型がビミョー。
(後ろ髪が何故かショボショボと長い)
小指を立ててマイクを持つな!
何やその衣装は!五木ひろしか!動きまで演歌くさいぞ!
…と言いたいことが山ほどある、素晴らしいライブ映像です。

ちなみに、私は「used to~」という言い回しをこの歌で覚えました。
難しい単語が出てこないので、わりと聞き取りやすいです。
カラオケ(あるのか?)でも歌いやすそうですよね。

ガゼボの人気は日本国内ではほぼ一発屋に近かったように思います。
というのも、この曲が大ヒットした後、彼は軍隊に入り、しばらく音楽活動を休止したからです。
「ガゼボの軍隊での任務とは」みたいな情報を
当時のラジオでちょろっと耳にした記憶はあるのですが、
(情報を取り扱う部門で働いていると言っていたような…)
そのあとはあまり取り上げられることはありませんでした。
そういえば、実家がイタリアの貴族の家柄だとか資産家だとか言ってたような。

youtubeを探したところ、ありました。当時のプロモーションビデオ。
これもまた変…

Gazebo - I Like Chopin


サスペンスなのかメロドラマなのか、ちょっと主題は分かりません。
当時はこういうドラマや映画みたいな仕立てのビデオが流行していたのです。
セットやロケーションにちょっとお金をかけている分、演技のたどたどしさが際立ちます。
なんでガゼボだけ白いタキシードなんだろう(ほかの男性はみんな黒)。
一人だけ胸に赤い花をつけて、式典の来賓か何かか?
男女の三角関係っぽいけど、どういう関係なのか分からん…
もしかして、「女性二人がガゼボを取り合っている」のではなく
「白ドレスの女性がガゼボと黒ドレスの女性を手玉に取っている」のか?
そして、殺人現場(?)に警察より早くマスコミが現れ、
現場検証も取り調べもすっ飛ばして、いきなり逮捕(しかも冤罪)という大胆な結末。
甘くセンチメンタルな歌と合わせて鑑賞すると、安っぽさ倍増です。

この曲は日本国内では女優の小林麻美が『雨音はショパンの調べ』という邦題でカバーしていました。
小林麻美って言うても、若い人は知らないですよね…
太い眉毛と長い髪がトレードマークの、
いつも憂鬱そうな青白い顔をした不健康そうな女優さんでした(ボロカスやな)。
世の中はバブル景気でイケイケ(死語)の派手なお姉さんが闊歩していたので
こういう暗い人がかえって目立ったのでしょう。
ええ感じに隙間をついてきたわけです。
80年代にはかなり人気のあった女優さんですが
私にはさっぱり彼女の良さが分かりませんでした。

雨音はショパンの調べ 小林麻美 ソニー製BDレコーダーによるハイレゾ化


改めて見ると実に辛気臭いミュージックビデオですが
当時はこれが「都会的でハイセンス」だと言われていたんです。
笑ってはいけません。
流行の最先端とは悲しいもので、後の世では物笑いの種になるのが世の常です。
30年後にセカオワやら西野カナを見たら、恥ずかしくていたたまれなくなるぞ。

【参考】
ガゼボ (歌手) - Wikipedia
小林麻美 - Wikipedia
雨音はショパンの調べ - Wikipedia

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