昨日のネオワイズ彗星ですが、様々な露出時間で撮りましたが、露出時間の違いによって核からダストが噴出する状況が良く見える原板がありました。
写真上部の長く伸びたイオンテイルも分かりますね。
拡大すると、噴出されて尾を引いている繊細なダストの濃淡が見えます。
もうちょっと街あかりが無い場所で撮っていればバックが締って濃淡がもっとはっきりしたと思います。
まあでもこの梅雨空の中、偶然にも彗星方向だけ晴れて見えた奇跡に感謝します。
しかし、このダストの広がり方を見ると、ウエスト彗星を思い出します。
ウエスト彗星は広がったダストが波打ってましたけどね。
私は、丁度雪が30cm程降った翌朝の白銀の明け方に家から雪を掻き分けて行って梅の木をバックに写真を撮ったのを覚えています。
確か高校2年生の時でした。
キーンとした極寒の空気の中でコバルトブルーとオレンジに染まった夜明けの空と白銀の世界にくっきりと浮かぶ大彗星は忘れられないシーンです。