今朝は台風一過で青空ですが、昨夜の強風で外はめちゃくちゃです。
---
今回は効能と云うより特徴を書いてみたいと思います。
(今回からカテゴリーに「枇杷葉茶」を追加しました)
その前に若干、EMについて
私は、毎年数本のEMを培養して農業用(家庭菜園)資材として使っています。
EMをご存じない方も居ると思いますので簡単に説明すると・・・
琉球大学名誉教授の比嘉照夫さんが微生物の研究から農業への利用を生み出した画期的な農業用資材です。
effective microorganisms(有用微生物群)
「有用な微生物の集合体」なので「EM菌」と云うのは「誤り」です。
そういう名称の菌はいません。
詳しく知りたい方はEMのホームページをご覧いただくと分かると思います。
野菜などを育てる土は沢山の微生物で作られていて、決してチッソ・リンサン・カリなどの3要素や5要素等があれば良い作物が育つ訳では無く、土壌の中の微生物が重要な働きをしてミミズも増えてふかふかの土となり化学肥料など撒かずともより良い作物が出来ます。
うどん粉病なども菌なので「菌には菌を」で葉面散布とかで予防や治療もできます。
その使用例などは私の過去ブログでも何度も紹介していますので、気になる方はブログ内検索してみてください。
---
と、いう事で今年も何本か「EM‐1」をペットボトルに少量入れて夏なら外に出しておくだけ(気温、太陽熱で培養に適した温度になる)で培養出来て大量のEMを作る事が出来ます。
なにせ、菌なので生きてますから・・・
でも、今年は枇杷葉茶と言う新たな不思議物体を手にしたので、その相乗効果を期待して、実は8月4日にある実験をしました。
それが、これ!
その時撮っておいた写真です。
結果をみてから投稿しようと思っていてすっかり忘れていました。
2Lのペットボトルに入っているオレンジのぬるま湯は枇杷葉茶です。
そこのにEM-1とEMの餌となる黒砂糖の加工品を入れて外の日当たりの良い場所に置いておきました。
左側が先ほど紹介したEMを枇杷葉茶に入れた物で、
右側は水にEMと油粕を入れた物。
2週間経っても枇杷葉茶でEMを培養した方はペットボトルを膨らませる程のガスは発生しませんでした。
ちなみに、水にEMと餌を入れただけで油粕を入れない状態でも同様に発酵してパンパンに膨らんで発酵完成までには数回蓋を外してガスを抜いてあげないといけません。
2週間経った枇杷葉茶の方のボトルの匂いを嗅いでみました。
すると、イースト菌の様な匂いがして、明らかに水にEMと餌を入れただけでの発酵状態の物とは匂いが全く違いました。
(普通は餌となる黒砂糖の匂いと若干酸味の様な匂いになります)
流石に菌の状態は目に見えないので確認しようが無いのですが、通常の発酵過程で必ず発生するガスが全く出なかった事から、もしかすると菌が死滅したか、または抑制された可能性が有ります。
ただ、イースト菌の様な匂いが気になっています。
一応、EM内の菌には腐敗菌は入っていないのですが、EM内の特定の菌だけ発酵した可能性もあります。
しかし、糠床を作るのに枇杷葉茶を入れたら、もの凄く美味しいぬか漬けが出来た事は以前にブログしたとおりですので、やっぱり何らかの発酵はしているんだと思います。
穏やかな発酵?
昨年作った時は枇杷葉茶は無かったので普通に作った糠床では野菜が酸っぱくなりすぎて美味しいという感じでは無くなっていましたが、枇杷葉茶を入れた今年の場合は全くそのようなこと無く2カ月以上使っていてもずっと同じ味の程良い酸味の美味しいぬか漬けが出来ています。
もしかして、菌の活動を押さえて穏やかな発酵がなされているのでは?
----
ところで、この枇杷葉茶+EMで1ヶ月間、日向に置いたペットボトルの液を2週間くらい前から薄めて草花の水やりに使っていますが、結構草花が活き活きしてきた感じがあります。
単なる枇杷葉茶単体の効果なのか枇杷葉茶+EMの相乗効果なのか良く分かりません。
更に8月中旬以降、杉や松、檜、オオバコなどの抽出液で作られたHB-101と言う資材も時々使っているので、本当のところどれが効果を発揮している立役者なのか分からなくなっています。
そもそもが研究が目的では無く結果ありきですので、結論の出ないブログですみません。
でも、明らかに有用微生物を入れてある状態で、発酵が抑制されたことだけは事実として証明されたと思っています。
この事から、枇杷葉茶を毎日飲むことで、喉の粘膜に付いた風邪菌などの増殖を抑える効果も期待できそうな気がします。
発酵抑制なら腐敗抑制も同じです。
(発酵と腐敗の違いは簡単に云うと動物に対して有益か有害か)
この件について実は、最近ある体験をしました。
別途後日ブログします。