呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

喜多屋 特別純米 一度火入れビン貯蔵

2017-11-03 | お酒
久しぶりの九州のお酒です。
福岡県にある株式会社 喜多屋さんの 喜多屋 特別純米 一度火入れビン貯蔵 です。
※後から気付きましたが蒼田という名なのかな?
http://www.kitaya.co.jp/





写真を撮っていて気付きましたが山廃仕込なんですね。

開封
華やかな薫りがしますね。
色は結構黄色がかってる感じもあります。

では戴きます。
麹の薫りと共に強い酸味が飛び込んできます。
それを追うように同じく強めの苦味が併走してきます。
ただ単に酸味と苦味の効いたお酒だと遠慮したいところですが
じんわりと旨味も効いておりなんともいえないバランスを取っています。

前にも書いた気がしますが苦味が辛さの一部だとすると結構な辛口です。
ただあっさりと消えるのでついもう一口となる不思議なお酒ですね。

口当たりはかなりまったり。粘度を感じます。
結構なすっぱ苦さなので似たお酒を探すのが難しいです。
日本酒はどこまで奥が深いんだか。

今回は300ml瓶なので一日のみ。
水炊き風の鍋で飲んでみました。
うーむ、暖かい物と合わせると鼻に抜ける酸味が増えるんですね。
水炊きだとちょっと弱く酒の強さが目立ちます。
個人的にはありなんですが、油の濃い肉の方が合う気がします。

苦いお酒は苦手で、出来れば強すぎる酸味も遠慮したい方なのですが
このお酒はありですね。
存在を確立しているとでも言いましょうか。
個性という単語で片付けてしまって良いものか悩ましいですがそのくらい
特徴的なお酒です。
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