呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

村祐

2020-02-02 | お酒
今回の一本は村祐
特に名称が無いです。
精米歩合も書いてなく、醸造アルコール入りですので本醸造酒かな?








村祐は新潟県の村祐酒造株式会社さんのお酒です。

開封
香りはうすいです。
しっかり醸し、火入れしたアルコールっぽさがありますね。
なんとなく乳酸飲料風の酸っぱい香りも感じられるのは気のせい
でしょうか?
色はほとんど黄色っぽさがわからない透明です。

では頂きます。
口に含む瞬間は麹っぽい香りをわずかに感じるのですが、実際の
味は香りと反して甘酸っぱいです。
開封時に感じた香りから印象を引き摺っているのかもしれませんが
その味はヨーグルトのようです。
口当たりは柔らかく控えめな甘酸っぱさ。とても飲みやすいです。

散々飲んできても先入観というものは残るもので新潟といえば淡麗
辛口というイメージがどうしてもついて回りますが最近は市場の好み
に合わせてきているんでしょうかね?
同じ新潟の越乃寒梅などはかなりな辛口でしたが、あべや越の誉は
どちらかというと甘いお酒でした。
今回の村祐も味に固執せず美味い物の追求という方向なんでしょうか?

そういえば味の傾向でいうと同じ新潟のREGULUSにほんの少し似ています。
開封時には然程香りを感じさせず口に含むとブワッと味と香りが広がる
ところですね。
ただREGULUSは酸味と香りが強くさらりとしていた気がします。
今回の村祐は香りはそこまで強くないですが甘く粘度を感じます。

初日のおつまみは温やっこ。ほぼ湯豆腐です。
カツオとダシに甘いお酒はどうでるか不安でしたが中々悪くない。
というか温やっこが優しすぎてお酒に踏み潰されています。
温やっこと飲むとお酒が美味い。温やっこの存在感は皆無。


さて二日目
生酒では無いので味は安定しております。
初日と変わらず丸く甘いです。

二日目のおつまみはサバ。
某コンビニ製のサラダ用に味付けされたサバです。
ふむ。サバの生臭さを消すのは日本酒の強みですが、今回のお酒は
単体ではほんのりの割に食べ物と合わすとのし上がります。
日本酒の甘味が広がりますね。


実は村祐も飲んでみたい一本でした。
巷での人気も高いようで生酒で売られているのは見たことがありません。
今回も別のお酒を買いに行ってたまたま見つけた一本でした。
味わってみるとなるほど納得。このお酒は美味しいです。

水が美味しく米作りも盛んな新潟でしかも酒造りが盛んという自力の
強い地域のお酒ですからね。水がー米がーと苦労している地域には
勝てない強さがありました。
個人的な判断ではここ最近の日本酒の美味さは福島、秋田が頭一つ
抜け出してる感がありますが、あまり甘く見てもらっては困ると一発
もらった気分です。

お気に入りに追加をしたいですが入手性に少し難があるので保留。
生酒を飲めたら再考しよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする