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8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

卒業式

2008-03-12 19:36:20 | インポート
岩見沢市立緑中学校の藤岡直美先生からお招きを受けて、同校の「第60回卒業証書授与式」に行ってきた。8703は過去に何度か同校を訪れ、素晴らしい合唱指導の成果を目の当たりにしていた。しかし、卒業式への参列は初めてのことである。

校内に一歩足を踏み入れると同時に、係り生徒と先生の「おはようございます」という明るい声が聞こえた。そして、行き交う生徒はみな笑顔で接してくれる。廊下、教室はゴミ一つ無く整理整頓されていて、生徒の作品や授業の成果が展示、掲示されていた。とても清々しい気持で開式までの時間を過すことが出来た。

午前10時丁度に式はスタートした。司会生徒の発声で卒業生の入場が始まり、若々しい3人の担任教師に引率されて99名の生徒が晴れやかに行進、着席した。君が代、校歌の斉唱の後、卒業証書授与、式辞、祝辞と進む。

証書授与が生徒一人ひとりに行なわれるので(8703が経験した高等学校、大学では全て代表が受理していた)、予想以上に時間が経過していた。しかし、生徒は(在校生も)姿勢を崩すことなく、もちろん私語も一切無く集中している。あくび一つせずに、と言っても過言ではない態度は過去の合唱大会、研究会と同じであった。

在校生代表の送る言葉に続いて、在校生全員による「旅立ちの日に」の合唱があった。実に美しい声である。続いて卒業生がステージ前に立ち、在校生と向き合って、全校生による「ファイト」の大合唱。本当に、生徒全員が、そして、先生方も心一つにして歌っている。素晴らしい光景であった。

「ファイト」の感動の余韻を残しつつ、卒業生代表の「出発の言葉」が始まった。美辞麗句を並べる内容ではなく、後輩を思いやる実感溢れる言葉に、またしても感動した。そして、今春退職される校長への感謝の言葉まで添えられていた。言葉の端々に、生徒間、生徒と教師間のすこぶる良好な繋がりが理解できる内容であった。

続いて、卒業生による「愛は時を越えて」の合唱。この辺りから、男子も女子も涙をぬぐう姿が目立って来た。しかし、歌声はしっかりしている。そして、最後に「マイウエイ」の全校熱唱で2時間10分にわたるスペクタクルは終わった。

一朝一夕では成しえぬ素晴らしい教育の成果を、見事に展開してくれた生徒、先生、そして関係者全員に心からの賛辞を贈るものである。






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