8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

Y子闘病記 2.

2017-10-31 04:51:21 | 日記

平成29年3月3日(金)、お昼過ぎにY子は家を出た。15時頃に市内某所で行われる行事に参加するためであった。岩見沢市の文化団体の一つである「交響詩岩見沢を歌う会」がS信用金庫から表彰を受けることになり、その式典の中でアトラクションとして「交響詩岩見沢」の一部を演奏し、紹介することになっていて、Y子が指揮を務めることになっていた。

家を出る時のやりとりを鮮明に覚えている。Y子「行ってきます!」、N樹「行っておいで。頑張りすぎて倒れるんでないよ(笑)」、Y子「大丈夫だよ(笑)」・・・Y子は元気良く出かけて行った。私は留守番をしていた。そして、数時間後、たしか15時30分前後であったと思うが、1本の電話が入った。「もしもしMですが、先生大変です!奥さんが倒れて今救急車の手配をしました。詳しくは又後ほどに。」なんと、M市長からの電話であった。

そして、間もなく別人からの電話が入った「先生、Sですけど、奥さんが倒れました。どうしましょうか?」慌てふためいている女性の声であったが、私も市長からの伝言の直後であり、慌てていた。「どうしましょうって言われても、今の私にはどうしようも出来ない。どこか病院へ運んで!」と、かなり険しい声で電話を切ってしまった。(ところが、Sさんは私の想定した人ではなく、合唱団KのS夫人であったことを後々知り、平身低頭したものである)

「さあ、どうしたものか?」と慌てながら、とにかく外出の用意をしていると、M市長から「先生、とりあえず救急車でI病院へ運びましたので、そちらへ向かって下さい。」とのことであった。私は、Y子が以前から「私に突然のことが起きた場合はこれを持って病院へ運んで下さい。」と用意してあったバッグを持って病院へ向かった。バッグの中身は、いわゆる入院グッズ一式であった。そして、病院へ着くと、アイリスの代表Tさん、同病院の看護師さんでありアイリス団員のTさんのお2人が付き添ってくれていた。主治医より、「現状では手術の必要はなく、今すぐ生命に関わるような症状ではない、しかし、数日間の経過を慎重に診る必要がある。」との報告を受けた。

こうして入院初日を終えたのだが、ご自身で救急車の手配までして下さったM市長、アイリス団員であるお2人のTさん、そして、電話連絡をいただきながら暴言を吐いてしまったSさん、その他ご心配、ご迷惑をお掛けしたみなさんにお礼とお詫びの思いを抱きつつも、あれこれ考えることが多過ぎてほとんど眠ることが出来ずに翌日を迎えた。

注:人名・固有名詞等についてはアルファベット・イニシャル表記とします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Y子闘病記 1.

2017-10-30 05:34:52 | 日記

妻義子(以下Y子と記す)が突然入院し、約4ヶ月半の入院を経て現在まで、間もなく8ヶ月になる。私は折に触れてY子の闘病生活等をFBなどを通して公開している。中には、家族のプライバシーを公開することに対して眉をひそめるような人がいることは承知している。しかし、私は敢えて公開することに躊躇はしていない。その理由は、Y子はある意味、公人であると考えるからである。

彼女は長い音楽(合唱)活動を通して多くの人との関わりを持っている。現に、岩見沢市内でも3つの合唱団の指揮者をやっているし、その他、各地にも多くの仲間がいる。そして、各合唱団の方々から、今回の闘病生活に関して、本人はもとより私自身もどれほど助けられ、励まされていることか、計り知れないものがある。それらの人たちがY子の日々を心配してくれること、そして遠方にいる友人などからも、「8703の部屋」を楽しみにしているので、できるだけ間を空けずに知らせて欲しい、といった言葉をいただいている。毎日更新、とまでは行かないまでも何とか週一程度にはY子の姿とともにコメントを入れたいと思っている。(時に、ぼやきなども入ってしまうが、お許しを!) 今日から、回数は未定だが私自身の備忘録を兼ねて、3月3日脳出血発症からの日々について、大雑把になるであろうが書きとどめておきたいと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第65回市民の文化祭

2017-10-27 22:36:02 | 合唱演奏会

日 時   平成29年10月29日(日)  13時開演

場 所   まなみーる岩見沢市民会館 大ホール

コールアイリスの演奏はプログラム6番 14時15分頃の予定です

 演奏曲目

  女声合唱とピアノのための4つの歌「風になりたい」より

   ・海がある

   ・花

  女声合唱のための宮崎駿アニメ名曲集「さくらんぼの実る頃」より

   ・君をのせて  寺嶋陸也編曲

  指 揮  横 山 直 樹

  ピアノ  石 崎 めぐみ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3者共演!

2017-10-23 15:32:30 | 合唱演奏会

2017年10月20日(金) 「日立システムズホール仙台コンサートホール」3人の作曲家が集結して合唱の演奏会が開催された。そして、プログラムも全てこの3人のオリジナル作品で網羅されていた(アンコール曲のみは編曲)。

「創立30周年記念 女声合唱団 木声会演奏会」であったが、どのステージも良く歌いこまれ、真摯な練習の積み重ねの成果が聞きとれる爽やかな演奏会であった。各パートの音色が良く統一されていて、特に弱声フレーズの繊細で美しい表現が特徴的であった。合わせて、言葉(日本語)の扱いが明瞭であり、自然であり、久し振りに日本人による日本語の美しい演奏に出会った感があった。

Ⅰ 「風と薔薇の神話」 アメリカ・インディアンの詩による連作合唱曲

         指揮 横山 琢哉  ピアノ  掛田 瑤子  訳 金関 寿夫    

                                    作曲 吉川 和夫

    風の歌(セリ族)

    ハイダの子守唄(ハイダ族)

    ぺヨーテの神に捧げる歌(ヒュイチョール族)

Ⅱ 「風になりたい」 女声合唱とピアノのための4つの歌

         指揮 横山 琢哉  ピアノ 寺嶋 陸也   詩 川崎 洋 

                                    作曲 寺嶋 陸也

     はくちょう

     海がある

     花

     風になりたい

Ⅲ 「吉川和夫小品集」

          指揮 横山 琢哉  ピアノ 掛田 瑤子

  「光」(日本中に歌声を「歌おうNIPPON」プロジェクト) 詩 まど・みちお

  「泣いているきみ」                      詩 谷川 俊太郎

  「野ずえにのこる遅咲きの花は・・・」

     ~森田稔先生へ感謝をこめて~           詩 A、プーシキン

                                      訳 金子 幸彦

Ⅳ 「太陽のほとり」 女声合唱曲集~委嘱初演~

          指揮 横山 琢哉  ピアノ 寺嶋 陸也

                                     詩 石垣 りん

                                    作曲 信長 貴富

      朝のパン

      空をかついで

      ゆりかごのうた

      ひめごと

      太陽のほとり

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

退院から2ヶ月経ちました。

2017-10-16 11:26:09 | 日記

妻が約半年の入院生活を終えて退院してから、丁度2ヶ月が経ちました。退院といっても、完全回復によるものではなく、発症以前の生活には到底及びません。ただ、幸いなことは身体の面で特別に不自由なことが無く、入浴等ほとんどのことは自力で出来ることです。一方、言語、記憶の回復等はとても難しく、単独での外出、買い物、接客、電話の応対、電気機器や火気の扱い等々は出来ません。そのような状況ではありますが、コールアイリス、ブリランテ、萌のみなさんから温かいおもてなしををいただき、本人が嬉々として出かけて行く様は私にとってもこの上ない喜びであり、感謝、感謝の日々であります。

さて、今週からは色々と動きが始まります。木声会の演奏会を聞きに仙台へ、そして、コールアイリス記念演奏会客演指揮の練習で琢哉が来岩、市民文化祭出演、娘夫婦の岩見沢への移住、コロフェスタで東海市へ旅行などと続きます。いずれもアイリスの方々には更なるお世話になりますが、よろしくお願いします。11月からは娘夫婦との同居が始まり、私の家事従事も間もなく大幅軽減になりそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする