合唱団のスタイル

最近、東京の某合唱団に所属する仲間が「今日の練習には娘を連れて行きました。他にも何人かの子どもが来ていて仲良く遊んでいたようです」とのコメントを書いていた。

それに対して、８７０３が「子どもを連れて練習に参加できるような雰囲気の合唱団は、長続きするし育つでしょうね」とコメントを入れた。

折り返し、「子育て中の女性が歌い続けられるようになれば、日本の合唱界は必ず変わる」と言ったのはTさんですよ、と来た。Tがあまりにも身近な人物であったので思わず苦笑した。

ところで、何を趣味にしているのか良くわからないが、なかなか歌いに来ない「元歌っていた＜おじさん＞たち」を歌わせるにはどうしたら良いのでしょうかね（笑）。

運営、練習風景、団員募集のユニークな試み等々、それぞれの合唱団の独特なスタイルを知りたいものです。

爽やかな五月に

ー佐々木茂歌曲作品発表演奏会ーを聞いた。5月23日（月）の函館は文字通り爽やかな五月であった。そして、佐々木茂氏の珠玉のような歌曲の数々を堪能した。氏と合唱組曲「江差」と共にアメリカ演奏旅行を経験した8703であるが、同氏の作品をまとめて聞けたことは大きな収穫であった。

道内外から集結した5名の歌い手と3名のピアニストと1名のクラリネット奏者により20曲が演奏され、最後に佐々木氏のピアノで青山恵子氏（ソプラノ）が「おかあさん」を名演して終演した。作曲家佐々木茂氏の真髄を聞く爽やかな演奏会であった。

今日は「教育大学岩見沢校大学院生（音楽専攻2年）」による修了演奏中間発表会を聞く。恐らく、爽やかな五月を締めくくるに相応しい素敵な音楽を聴くことが出来るであろうと期待している。

院生による演奏会

北海道教育大学岩見沢校大学院2年目学生による「修了演奏　中間発表会」が行なわれる。場所は学内だが、一般解放もされるので近くの方はぜひ足を運んでいただきたい。

5月27日（金）　１８：１０～

　大石　沙季（ピアノ）　　

　　グラナドス作曲「ゴイエスカス」より《1.愛の言葉》

　川島　沙耶（ソプラノ）　

　　プッチーニ作曲歌劇「トゥーランドット」より《お聞きください》
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　歌劇「ラ・ボエーム」より《私の名はミミ》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ：山本　真平

　松本　恵子（ピアノ）　　

　　ショパン作曲《エチュードop１０－３》

　　シューマン作曲《パピオンop2》 　他2曲

6月3日（金）　１８：１０～

　大崎　明莉（フルート）　

　　　F.ドップラー作曲《三つの小品op.15,16,17》

　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　ピアノ：小笠原　聡美

　小笠原　聡美（ピアノ）　　

　　　ショパン作曲《幻想曲へ短調op.49》

　古城　一樹（テノール）　

　　　べッリーニ作曲歌劇「海賊」より《嵐の猛威の中でも》他2曲

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ：星　洋樹

　酒向　なつき（トロンボーン）　

　　　ウエーバー作曲《ロマンス》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ：直江　香世子

　山本　真平（ピアノ）　　

　　　ショパン作曲《ノクターン　ロ長調op.62-1》

　　　　　　　　　　 《舟歌　嬰へ長調op.60》

両日共、会場は岩見沢校内の「i-Hall」です。

歌魂（うたこん）～春の大合唱祭！！～

表記のようなコンサートが行なわれた。主催・出演は北海道教育大学岩見沢校音楽コース声楽専攻生。岩見沢校音楽コースは６年目を迎え、各種演奏会等において目覚しい活動を続けているが、声楽専攻生単独の演奏会は初めてのことである。

今日のプログラムは全て合唱であったが、2年生以上、男声には院生も参加してアカペラからオペラ合唱曲、そしてラストには「メサイア」よりアーメンコーラスと、意欲的なプログラムであった。全体的にやや練習不足を感じさせる内容ではあったが、「新入生歓迎」の思いを込めた試みは、今後への大いなる期待を抱かせるものであった。特に、合唱に取り組んだ姿勢を高く評価している。

合唱オペラ アシタノ キョウカー泉鏡花に歌うー

６月８日（水）、９日（木）に東京都渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて行なわれる「コーロ・カロス」演奏会について、詳細は次のURLをご覧いただきたい。

http://coro-kallos.net/ashita_no_kyouka.html