サテライト・セミナー終了

「Ｔｏｋｙｏ　Ｃａｎｔａｔ　サテライト・セミナー　ｉｎ岩見沢」（実行委員長　８７０３）が昨日、盛会裏に終了した。４月２８日から５月６日まで開催されるＴｏｋｙｏ　Ｃａｎｔａｔの一環としてのサテライト・セミナーであるが、カンタートのために招聘された講師による素晴らしい合唱指導が特徴である。めったに経験できないような、世界的な合唱指導者（指揮者）によるセミナーが、岩見沢市で６回目の開催となった。

今回の講師はカール・ホグセット氏（ノルウエー）であったが、氏は３度目の岩見沢市訪問となった。２００４年、２００７年に続く来訪であったが、今回も内容の濃い素晴らしいセミナーを展開してくれた。午前中は、「コーラス・アンサンブルのための発声法」と題した、約５００名を対象にした「シンギング・テクニック」の実践指導であった。入学したばかりの中・高生から、７０代、８０代の大ベテランまでがホグセット先生のわかりやすい指導で、呼吸、発声、共鳴と、基本的な事柄を学んだ。仕上げとして、モーツアルトの名曲「Ａｖｅ　ｖｅｒｕｍ　ｃｏｒｐｕｓ」を美しく歌い上げて終了した。

午後は、「特設合唱団レッスン」で、この日のために公募編成された６１名の特設合唱団員が「Ｓｕｐｅｒ　ｆｌｕｍｉｎａ　Ｂａｂｙｌｏｎｉｓ（Ｐａｌｅｓｔｒｉｎａ）」と「Ｃｈｒｉｓｔｉ　ｔｒａｃｔｕｓ　ｉｎ　ｏｄｏｒｅ（Ｓｍｉｔｈ）」の２曲をテキストに、ホグセット先生の熱い指導を受けた。フレージングのこと、発声・発音のこと等々、大変困難な課題についても粘り強い指導で克服し（充分納得した出来ではなかったようだが）、修了演奏では、見違えるように流麗なる音楽を奏でてくれた。ホグセット先生と通訳の安保洋子さん（４度目の来岩）は、２１時発の飛行機で明日の行事（若い指揮者のための合唱指揮コンクール）へと飛んで行った。全道各地から集まった合唱フアンは大満足で家路に着いた。

ホグセット先生来日！

今朝、通訳の安保洋子さんから「ホグセット先生、成田着」の連絡があり、たった今、「ホテルにチエックインしました」との報告があった。ホグセット先生も来日し、いよいよTokyo Cantatの雰囲気が高まっている。ホグセット先生は、今夜早速にクロージング・コンサートのリハーサルに臨み、明日は北海道へ飛んで夕方には岩見沢入りの予定である。そして、２８日に「サテライト・セミナーin岩見沢」の本番があり、その日の最終便で東京へ戻る予定である。２９日には終日「第３回　若い指揮者のための合唱指揮コンクール」の審査員を務めることになっている。かくかく云々、例年通り６日のクロージング・コンサートまで、ほとんど休み無しのハードスケジュールであるが、体調を崩すことなく全ての行事を無事終えられることを祈っている。

記念日

今日4月24日は、私たち夫婦にとって46回目の結婚記念日である。これまでにお世話になった多くの方々に感謝しつつ、当面はお互いに健康で、50回目を目指して歩みを続けようと思っている。

ＴＯＫＹＯ ＣＡＮＴＡＴ ２０１２

21世紀の合唱を考える会　合唱人集団「音楽樹」主催の《TOKYO CANTAT 2012》が今年も始まります。その一環として開催される「サテライト・セミナーin岩見沢」については昨日紹介したが、4月28日（土）～5月6日まで【観て、聴いて、歌って、合唱三昧の9日間♪】が東京を中心に開催されます。世界的な合唱指導者3人を海外から招聘して多彩な催しが展開されます。
詳しくはhttp://www.ongakuju.com/t-cantat/をご覧ください。合唱愛好者必聴（必見）のイヴェントが目白押しです！

サテライト・セミナー

「Ｔｏｋｙｏ　Ｃａｎｔａｔ　２０１２　サテライト・セミナー　ｉｎ　岩見沢」が28日（土）に開催される。「Ｔｏｋｙｏ　Ｃａｎｔａｔ」に招聘された外国人講師によるサテライト・セミナーが岩見沢市で開催されるのは、今回が6度目である。そして、講師のカール・ホグセット氏（ノルウエー）は、2004年、2007年に続く3度目の来岩となる。

セミナーの内容は大きく2部構成になっていて、午前中は受講者全員を対象にしたレッスンで「コーラス・アンサンブルのための発声法」である。客席の受講者全員にホグセット先生が指導する。著書「シンギングテクニック」に基づき、特に合唱に適したハーモニーしやすい発声法を中・高生から大人まで実践的でわかりやすく指導する。後半はＡｖｅ　ｖｅｒｕｍ　ｃｏｒｐｕｓ（モーツアルト）を使い、声作りと合唱作りの基礎を体験する。

午後は「特設合唱団レッスン」である。この日のために公募して集まった61名の特設合唱団への指導を通して合唱曲への具体的なアプローチの仕方を学ぶ。今回はホグセット氏自身が選曲したルネサンス期を代表するＰａｌｅｓｔｒｉｎａの名曲Ｓｕｐｅｒ　ｆｌｕｍｉｎａ　Ｂａｂｙｌｏｎｉｓと、現代ノルウエーの若手作曲家Ａｎｄｒｅｗ　ＳｍｉｔｈのＣｈｒｉｓｔｉ　ｔｒａｃｔｕｓ　ｉｎ　ｏｄｏｒｅの作品を取り上げる。そして、本日午後、特設合唱団2回目の事前練習が行われる。