年末恒例の「ＮＨＫ紅白歌合戦」に合唱団が出演するらしい。藤岡藤巻と大橋のぞみが歌う「崖の上のポニョ」において、栗友会合唱団（選抜３６人）が共演することになったとの連絡があった。時間は１９時５０分頃とのこと。
合唱団が単独で出演することをＮＨＫに提案したい。男声・女声、男声・混声、女声・混声等の組み合わせで２団体出演し、混声はもう一方が女声か男声かによって紅か白に入る。「ＮＨＫ全国学校音楽コンクール」を大切にするＮＨＫであるならば、これくらいの英断を期待したいものである。
いよいよ２００８年も大詰めである。ここ数日は大雪と寒波の同時襲来で体力を消耗しているが、今朝は除雪作業から解放されるようだ。あらためて一年を振り返ってみたい。
今年は日本の政治体制の脆弱さが際立った年であった。社保庁問題は未だに解決どころか、糸口さえ見えていない状況である。後期高齢者医療制度の問題と合わせて、国民の不安感は募るばかりである。あれもこれも、長年続く政治体制の脆さから官僚主導の国策がもたらしたものである。
一見、平和そうに見える日本であるが先行きは心配である。何より大きいのは、国全体を支配する将来への期待よりも不安の大きさである。老いも若いも押し並べて、将来への不安を抱いて生きている現状は大いに憂慮すべきことである。
不安感が絶望感となり、自暴自棄から無差別に危害を加える凶悪事件が多発した年であった。これなどは世情不安の顕著な現象と捕らえるべきであり、決して一部性格異常者の稀有なる犯行と看過すべきではないと考える。
年の瀬も迫ってから急激に襲ってきた経済危機によるリストラの多発は、現在進行形で年越しをしそうだが、政治、経済界の真価を問われる重大な局面を迎えようとしている。国家、国民が総力を挙げて解決に取り組むべき課題となっている。
文化、スポーツなどでは明るいニュースがあった。オリンピックにおける日本選手の活躍、特に、女子ソフトボールの金メダルなどは国民に大きな感動を与えた。また、日本人によるノーベル賞複数受賞も誇らしくも嬉しいニュースであった。
数日後にやって来る２００９年がどうなるか？危惧すべきことも多いのだが、希望、期待を持って新年を迎えたいものである。そして、年内に必ず行なわれるであろう選挙には、老若男女こぞって高い意識と関心を持って一票を投じること。そこに国づくりの第一歩があることを自覚しなければならない。
第１２回北海道小学校合唱フェスティバルが新装成った札幌市民ホールで行なわれた。８７０３にとって２００８年最後の音楽行事になったが、小学生の爽やかな合唱を聞いて締めくくれたことを嬉しく思っている。
講師は昨年同様富沢 裕氏であったが、身振り手振りの熱い指導と巧みな会話で短い時間を見事にまとめていた。氏の温かい人柄が初対面の小学生にも素早く伝わるようで、とても心地よい対話と演奏が展開されていた。
今回の特徴としてあげておきたいのは参加校の増加と広がりである。過去においては、やや参加校が数的にも地域的にも限定されていて残念に思うことがあった。今回は参加校数も増加し、地域的広がりも実感できて大変頼もしく感じた。関係各位の真摯な努力を讃えたい。
２５日にはほとんど雪が無く「Black Christmas」などとギャグを言っていたが、昨日から降り始めた雪は今も降り続いている。今冬初めて、除雪車が置いて行った大量の雪と玄関、車庫前に積もった雪を処理するのに（車を出せるようにするまで）約８０分、一汗かいて着衣を取り替えたところである。
今日は夕方、今月？度目の忘年会のために札幌へ出る予定であるが、現況では交通機関が心配である。しかし、今日は８７０３は幹事なので何としても行かねばならない。でも、足が（電車もバスも）無くてはどうにもならず、ひたすら吹雪の終息を待つのみである。
小生、１２月１９日付けで「北海道教育大学教育学部岩見沢校」より非常勤講師の委嘱を受けた。科目名は「芸術教育演習Ⅰ・Ⅱ」、２月~３月にかけて、６０時間の集中講義となる。
演習内容は合唱音楽。①歴史②鑑賞③演奏の３本柱で実施する予定である。グレゴリオ聖歌から始まって合唱音楽の流れを概観しつつ、代表的な曲を鑑賞し、演奏にも挑戦し、指導法、指揮法などについても踏み込みたいと考えている。
これから２ヵ月ほどかけて資料の収集、整理、選曲などを行なうことになるが、当室ご訪問の方々のご協力をお願いしたい。合唱音楽について、もしくは合唱教育等について提言、助言、資料提供などしていただけるならば幸甚である。
