昨日のこと。
教室をさぼり続けている子ども二人。
春休み前から来ていない。
そのうちの一人のお母様は働いておられ勤務先から恐縮の電話が何度も入る。
もう一人は手紙を出してもなしのつぶて。
電話も通じない。
続けるのかどうかの連絡さえない。
このまま会費だけいただくわけにはいかない。
どうしたものかと思案しつつ日頃の多忙さについ忘れかけていたら、
昨日やってきたのである。
私の顔を見てニヤニヤ。
冗談で「まあ、生きてたんかい!」
「どうしたのかなって先生心配してたんだよ!」
「えへへ」
「またがんばれるの?」
「うん」
「じゃあ、席について」
そして1時間後、まるで申し合わせたようにもう一人もやって来た。
この子はまったく指示に従わない、いわゆる本当に手のかかる子だ。
何とかなだめすかしあの手この手で学習させた。
ある意味自分のペースを崩さない子で興味のあることには真剣に立ち向かう。
それは誰にでも言えることだが、嫌なことでもしなければならないことも
経験させなければならない。特に勉強から逃げてばかりはいられないのだ。
特別に何かに秀でているのなら別だが、凡人であれば読み書き計算くらいは
身につけて当たり前。社会生活を送るのに最低の条件なのだから。
いやがることはさせない親が増えている。
それは教育を放棄したも同然だ。
子どもの意志の尊重ではなく甘やかしに過ぎない。
必要以上にあれもこれもと子どもを追い詰めることはよくないが、
教育を受けさせるのは親の義務だ。
まして、このような学習塾に入れるということは親御さんの意識も高い。
親の心子知らずで、肝心の当人たちはどこ吹く風。
東北の惨事にも触れ「お勉強できることは幸せなんだ」と言い聞かせている。
そして、いよいよ教室時間も終わりに近づいたころ、3年前の卒業生がやってきて
「遅くなりました。○○高校に受かりましたので挨拶に来ました」
といって、私への手土産と「みんなで食べて」と教室用にキャンデーを差し入れて
くれた。生徒も少し残っていたので「ほら先輩だよ。挨拶して」と。
こういう思いやりが嬉しい。
子どもたちってやっぱりいいなあ…。子どもは国の宝!
教室をさぼり続けている子ども二人。
春休み前から来ていない。
そのうちの一人のお母様は働いておられ勤務先から恐縮の電話が何度も入る。
もう一人は手紙を出してもなしのつぶて。
電話も通じない。
続けるのかどうかの連絡さえない。
このまま会費だけいただくわけにはいかない。
どうしたものかと思案しつつ日頃の多忙さについ忘れかけていたら、
昨日やってきたのである。
私の顔を見てニヤニヤ。
冗談で「まあ、生きてたんかい!」
「どうしたのかなって先生心配してたんだよ!」
「えへへ」
「またがんばれるの?」
「うん」
「じゃあ、席について」
そして1時間後、まるで申し合わせたようにもう一人もやって来た。
この子はまったく指示に従わない、いわゆる本当に手のかかる子だ。
何とかなだめすかしあの手この手で学習させた。
ある意味自分のペースを崩さない子で興味のあることには真剣に立ち向かう。
それは誰にでも言えることだが、嫌なことでもしなければならないことも
経験させなければならない。特に勉強から逃げてばかりはいられないのだ。
特別に何かに秀でているのなら別だが、凡人であれば読み書き計算くらいは
身につけて当たり前。社会生活を送るのに最低の条件なのだから。
いやがることはさせない親が増えている。
それは教育を放棄したも同然だ。
子どもの意志の尊重ではなく甘やかしに過ぎない。
必要以上にあれもこれもと子どもを追い詰めることはよくないが、
教育を受けさせるのは親の義務だ。
まして、このような学習塾に入れるということは親御さんの意識も高い。
親の心子知らずで、肝心の当人たちはどこ吹く風。
東北の惨事にも触れ「お勉強できることは幸せなんだ」と言い聞かせている。
そして、いよいよ教室時間も終わりに近づいたころ、3年前の卒業生がやってきて
「遅くなりました。○○高校に受かりましたので挨拶に来ました」
といって、私への手土産と「みんなで食べて」と教室用にキャンデーを差し入れて
くれた。生徒も少し残っていたので「ほら先輩だよ。挨拶して」と。
こういう思いやりが嬉しい。
子どもたちってやっぱりいいなあ…。子どもは国の宝!