スーパーマーケットにて

起床が遅かったので、
ブランチを済ませ教室へ行きました。
仕事をしながら3時くらいになりますと
小腹が空いてきて、近くのスーパーへ何か軽いものをと
買いに出かけました。

レジでのことです。
時間帯も空いている時間で全く混んでいませんでした。
私の前にはおじいさんが一人。
お年のせいか動作がモタモタシテおられました。
お金を出すにもさっと取り出せず、
レジ係の人も優しく応対しておられます。
そのお店の常連さんなのでしょうか、
「ポイントカードありますよね？」と財布を覗くレジ係さん。

またそれを取り出すにも時間がかかるようで…。
その時おじいさんが私に恐縮した顔で
「すみませんなあ…」と。
「いえいえ、どうぞごゆっくり」と笑顔で返しながら
胸がキュンとなりました。

年を取るということは
いろんなところで謝りながら生きてゆくのでしょうか。
直角に曲がった腰で手押し車を押しながら歩くおばあさん。

中には怒りまくるお年寄りもおられますが、
そのくらい元気な方がよいのかも、
いや、それじゃ嫌われるからなあ…

自分もやがて行く道、
人々に怒鳴られ、厄介者扱いされ、
小さく生きていかねばならないとしたら
悲しいなあ…。