思いつくまま、気のむくまま

日々の出来事を日記代わりにつづります。

いのちの詩コンサート

2011-01-30 10:49:19 | 日記
明日で1月も終わる。
寒い!
新型インフルエンザもじわじわっと迫ってくる気配。
外から帰ったら手洗いうがいで予防するしかない。

今日は某男性にスポットを当てて紹介してみる。
ブログも書かれ、知る人ぞ知るという方なのでお名前を出してもよいと思う。

濱野裕生氏(本名は別)
男性で介護認定5という実母を介護しておられ、その記録は見る者を驚愕させる。
そのたぐいまれな文才もさることながら、シンガーなのでその介護体験を詩にして
自ら作曲、演奏、歌われる。

1つ1つの歌に込められた思いがまたすごい。
ブログには本音や苦しさがつい汚い言葉で綴られたりするが、歌詞はお母様への愛情でいっぱいだ。
介護をしている者にしかわからないつらさ、気持ちをこんなに代弁してくれるのかと・・
聞くものの心をつかみいつしか涙してしまう。
ひとりで孤軍奮闘しておられたが、これほどの生きた介護記録が陽の目を浴びないのはもったいないと
ひそかに思っていたが、支援者が現れ少しずついろんな面で動き出したらしい。
コンサートも行われマスコミも取り上げ始め、地方紙は大きく掲載をすることを決定したそうだ。

過去にNHKにも出演されたことがあるらしいが、介護という地味な活動に人々の関心はなく、
自分がその身になって初めて事の重大さに気づかされる。
介護者にはこのブログはバイブルだ。
ただ、ご自分のプライベートなことも実名で書かれ、お身内との確執も遠慮なしに書かれるのは
苦笑してしまい、書かれたほうはたまらないだろうなとちょっと同情する。

そのくらい正直でまっすぐな人なのだろう。
彼には建前や、耳触りの良い言葉の羅列は通用しない。
本質を見抜く目を持っておられる。

3月にコンサートが行われる。
午前中の部にはなんとか行けるのでチケットを購入した。
某会で彼のコンサートの模様を放映したものを見たが、
それでも感動が伝わり私の母と彼のお母様がかぶり涙が頬を伝わった。
そのコンサートには弟、母も連れて行く。


濱野裕生氏のブログです。http://inoti.junglekouen.com/

切り干し大根

2011-01-25 09:12:28 | 日記
保護者の方から家庭菜園で作った野菜を時々いただく。
年末から大根を次々にいただいた。豊作?
夫婦2人の生活、食べるものはほんの少しでよい。
おすそわけしようと身内や知人に言っても大根はたくさんあると・・。
やはり豊作なのかな?

大きくてみずみずしく立派なだいこんだ。
大根おろしにしたり、おでんにいれたり、ふろふき大根にしたり、煮物にしたり、
それでも食べきれない。

そうだ切り干し大根を作ろうと張り切ったまではよいが、
何せ大量の大根を切るには時間が必要。
第1回目の切り干し大根は出来上がった。あれだけ腕が痛くなるほど切ったのに、
出来上がりは「あれぇ、これだけ!」という量だ。

今朝起きたら食卓の新聞紙の上に広げた大根が・・。
ベランダに干していたものを夫が取り込んだのかなあと見てみると
いやいや、私が切って干したのはその場所にあった。
テーブルの上の大根をよく見ると拍子木くらいの大きさ。
どうやら夫も手伝ってくれたらしい。
なんだか可笑しくなった。

毎日家にいる夫に家事を分担してもらっている。おもに夕食の支度だが料理の腕も上げてきた。
最初は何でも塩辛く閉口したが、最近はやや薄味でおいしい。
普通の家庭料理は何でも作れる。大したものだ。
料理も大勢で食べるほうが楽しくてうまい。
子育て中は大変大変と言いながらも家族で囲む食卓は豪華な食事でなくともおいしかった。

子どもたちが巣立ち、こうして夫婦だけになると、なんだか灯が消えたよう。
もともと無口で人付き合いが苦手な夫、食事がすむとさっさと自室に閉じこもり好きな番組を見ている。
私は仕事があるからそのほうが助かるけど、何もしないで家にいたらつまらないだろうなあと思う。



新型インフルエンザが流行りだした。
子どもたちも罹患しはじめている。
予防注射はしているが、スタッフの従兄弟さんが、つい最近新型で急死された。
気を引き締めこの寒さを乗り切り春を待とう。








成人の日

2011-01-10 08:49:23 | 日記
今日は成人の日。
昔は1月15日と決まっていた。
いつの頃からだろう、日曜日と連休になるように毎年成人の日が
変わるようになったのは。

成人の日を迎えるお嬢さんをもつ友人がいる。
式典に行くのに当日は3時起き。
美容院へ行き、すべて整えてもらうためだそうだ。
式が終わったら家族で食事会、その後は同窓会が行われるということ。

知人が嘆くのは同窓会には皆着物を脱ぎ棄て平服で行くそうな。
これだけ大変な思いをしたのだからせめて1日くらい晴れ着でいてほしいと。
今は、前撮りといって成人式の前に着物姿の撮影があるそうな。
見せてもらったが、それはそれは立派なもの。女の子を持つ親は大変だ。
友人も大変といいながらもやはり嬉しそう。

我が家は息子二人。
二人とも成人式を迎えたのは大学生の頃。
それも県外。一応帰省はしたものの式典にも行かず、同窓生に会うでもなく、
着物をこしらえるでもなく、身内で祝ったくらいだった。

「式には行かないの?」

「行かん」

「同窓会はないの?」

「ない」

まことにそっけないものであった。

ひところ成人式での若者の傍若無人ぶりがニュースになった。
最近も成人式は荒れるのだろうか?
まったくこれで成人?と疑うような彼らの行動に式典が必要なのかと思ったくらいだ。

あいにくの曇り空。
街には晴れ着を着た成人たちがあふれかえっていることだろう。
雨にならないといいけど・・・・・。

成人式を迎えたみなさん、おめでとう!








祝・新しい年

2011-01-01 13:18:49 | 日記
あけましておめでとうございます。

2011年の幕明け。
外は南国九州でも雪景色。
最近暖かい冬が多かったので、こんなに震えるお正月は久しぶり。

夫と二人だけのお正月。
豪華なおせちではなく自分たちで食べられるだけの量を作って
新しい年をひっそりと祝う。

「これからはずっとこんな風になるんだね」と。
昨年までは母も一緒だった。
母が入院していて病院で迎える正月でも母がいるという感じはしていた。
それに猫のナナもいた。
思い出すのは昨年のお正月。
ちょこんと炬燵の定位置に座っていたナナ。
一緒に新年のお祝いをするつもりか・・。
ペットでもどれだけ私たちの心を癒してくれたか、いなくなって心にいつもすきま風が吹いている。
母も元気に弟の家で新年を祝えたらしい。
明日とあさって母をこちらに連れてくる。
母は私の家を実家という。「実家に帰りたい」と。切ない。

元旦の朝日新聞記事、教育と介護の問題が大きく掲載されていた。
この2つの問題はこれからの国を揺るがす大きなテーマになるはずだ。
両方に関係している私にとっては、常に課題となって迫ってくる。

介護をする家族で最も孤立しやすいのが「高齢の親と同居する独身の息子」だそうだ。
家事に不慣れで近所との付き合いも薄く、地域の見守りや緊急支援の対象からも外れてしまう。
長男はまだシングル。夫に似て人とのコミュニケーション力がない。
老後は子供たちの世話になるつもりはないが国は当てにならず、かといって自分で何もできなくなってしまえば
誰かのお世話にならねばならず・・、生きることの意味をしみじみ考えるようになった。

正月早々、暗い話で申し訳ない。
何事にも体が資本。
今年も健康で精いっぱい働き、まじめに生きて行こう。