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年頭に贈ることば:東の賢者・西の聖者

2011年01月10日 | 日記
みなさま、明けましておめでとうございます。

ある方から頂いた年賀状の、次の言葉に目がとまりました。

「目標があるから、頑張れる。
 夢があるから、輝いていられる。」

私も目標と夢をもって、この一年を歩んでいこうと決意を新たにしました。

このように、お正月には凡人でも、心あらたな気持ちになります。

次に紹介する「年頭に贈ることば」は、
自分の心を見つめなおすキッカケになればと思い掲載しました。

なりよりも私のこころに向けて贈られたものです。

■真言ぼだい会発行『ぼだい』676号より

賢者は、間違った時「私が間違っていた」と言う。
愚者は、間違った時「私のせいではない」と言う。

賢者は、自分の実力はまだまだであると考え、謙虚である。
愚者は、自分の実力を過信し、人を見下し威張り散らす。

賢者は、愚者よりもよく働く。しかも時間は愚者より多い。
愚者は、いつでも忙しそうにしている。文句を言うのにも忙しい。

賢者は、問題を真正面からとらえ、そして真っ直ぐ通り抜ける。
愚者は、問題の周りをグルグル回り、しかも言ったり来たりする。

賢者は、自分より勝(すぐ)るものに敬意を払い、学び取ろうとする。
愚者は、自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする。

賢者は、物事がうまく行った時「運が良かった」と言う。たとえ当然の実力であったとしても。
愚者は、物事がうまくいかなかった時「運が悪かった」と言う。しかし、運が原因ではない。


この東洋の賢者の言葉を読んで、思い当たる節があります。
やはり、私は愚者だな!


■ 聖フランチェスコの祈りより

私を平和の道具にしてください。

憎しみのあるところには愛を
争いのあるところには赦しを、分裂には一致を、
疑いには信仰を、絶望には希望を、闇には光を、   
悲しみには喜びをもたらす者にしてください。 
 
慰められるより慰める者に、理解されるより理解する者に
愛されるより愛する者にしてください。


この西洋の聖人の言葉は実行できないけれど、
これができれば、今すぐにでも平和がおとづれるのに。


東の賢者のことばも、西の聖者のことばも
年頭にあたり、じっくりかみしめておきたいものですね。



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1 コメント

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深いですね (YUKI)
2011-01-17 02:04:53
うーん、考えさせられますねえ。
少しでも賢者に近づきたいものです。
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