竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

大阪城天守閣で新年早々、真田幸村になってみました!

2016年01月30日 | 日記
最近のブログでは講演の案内ばかりが続きました。
ここらで、ちょっと趣向を変えて、話題は

大阪城天守閣で新年早々、真田幸村になってみました!



ご存知、NHKの今年の大河ドラマ「真田丸」の主人公です。



ちょうど、天守閣で「いざ、出陣!真田丸ゆかりの地」展を開催していました。



天守閣から金の鯱(しゃちほこ)を通して、大阪ビジネスパークを望む。



昼間の大阪城



そして、夕闇迫る、大阪城を後にしました。

大河ドラマ「真田丸」、明日はもう4回目「挑戦」宿敵・家康との初対面である。

天才の父、秀才の兄、そして二人を追いかける次男坊、
好奇心と冒険旺盛な幸村。
信州の小国の領主・真田家の物語。

故郷に住む家族とともに乱世を生き延びていくために、
迷い、悩み、苦しみながらも成長していく
家族愛にあふれた次男坊・信繁の物語。

三谷幸喜・作の大河ドラマ「真田丸」、この1年、日曜日の夜が楽しみである。

では、皆さまもお楽しみください。

では、来週末また、ブログでお会いしましょう!

第66回正倉院展:「天平美人」と「ペルシアのグラス」に会ってきました!

2014年11月01日 | 日記
奈良に住んでいる強み、
それは毎年、「正倉院展」が見れることです。

今年は、 「天皇皇后両陛下傘寿記念」ということで
代表的な宝物が選ばれ、展示されていました。


子どももお年寄りも見に来ていましたよ。

「鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)」の前では長蛇の列でした。


奈良朝の華麗な宮廷生活を偲ばせる屏風絵   (当日買った絵葉書より)
ふくよかな顔、おちょぼ口、濃い眉毛で樹下にたたずむ「天平美人」
4扇の屏風絵、十分堪能しました。


「衲御礼履(のうのごらいり)」   (当日買った絵葉書より)
これは聖武天皇が大仏開眼会で履かれた儀式用の靴です。
表面には赤く染めた牛革が、内面には鹿革の白革がそれぞれ用いられている。
表面には各13箇の花形の飾りを取り付け、装飾を加えている。
なかなか見事なものです。

4年前の正倉院展では、光明皇后自身が着用した「繍線鞋(ぬいのせんがい)」が出陳されていたのを
思い出しました。
下記のサイトを参照ください。
なんとシンデレラの靴が正倉院展にあった?!

ほかにも、「伎楽面 崑崙(こんろん)」、「桑木阮咸(くわのきのげんかん)」、「密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)」など
必見に値する宝物がありましたが、
最後にはやはりこれを紹介しましょう!


「白瑠璃瓶(はくるりのへい)」    (当日買った絵葉書より)
はるかペルシアからシルクロードを経て奈良にもたらされたグラス!
本品と近似したガラス製の水さしがイランのニシャプール等で発見されているそうです。


毎年、違う出品物。
毎年、楽しみな正倉院展です。

今年はいつもより長く、11月12日(水)まで奈良国立博物館で開催中です。

ぜひ、ぜひ、お時間をつくって、いらしてください。


今日のブログも、展覧会の話題でした。

少し肌寒くなってきました。

皆さま、来週までお元気で! 御機嫌よう、さようなら!



★ブログ再開!★桜満開!あすか野・大阪城・梅花女子大

2014年04月04日 | 日記
緊急のお仕事もようやく終わり、久しぶりでゆっくりしました。
ブログも再開です。

これからは、毎週末に更新します。
いつも見てくださっていた あなたへ!
今後、週に一度は、ブログでお会いしましょうね!

今年の冬の寒さは厳しかっただけあって、
桜の季節は、また格別ですね。

例年より美しく感じられますね。


我が家の近く「あすか野」の桜並木です。


上を見上げると、さらに見事に咲き競う桜。


「大阪城」の桜 ・ 遠景。


梅花女子大学 「茨木ガーデンキャンバス」の桜。

ブログの再開は、桜の鑑賞でした。

絵本『井戸のこわい仁王さん ~御所市むかしがたり』の紹介

2014年02月15日 | 日記
昨日は今冬2度目の大雪でした。


あすか野界隈の雪景色です。

さて、今日は、御所の絵本の紹介です。


『井戸のこわい仁王さん~御所市むかしがたり』です。

さく:夢絵本製作委員会
え:なかたに ゆか

あらすじ:
御所市の伏見という村に菩提寺というお寺があった。
その門には、強そうな仁王さんが、ふたり並んで立っていた。
近くの山に「トンド」といういたずら好きの小鬼が住んでいて、
仁王さんを馬鹿にして、
「あんたら、怖い顔して、ただつっ立っているだけで
何の役にもたてへん。悔しかったら、出てきてみー」
と、はやし立てた。
怖い仁王さんが、トンドを追いかけてきた。
さて、その結末は?

あとは、実際に絵本を手に取って見てください。
詳しくは、次のサイトをごらんください。

御所夢絵本プロジェクト

中谷有香さんの絵は、とても素敵です。

仁王さんの小鬼を追いかける怖い表情、
いたづらもんの小鬼トンドの必死に逃げる顔の表情

子どもたちは、思わず絵本の世界に入り込むでしょう。

井戸に逃げ込んだ小鬼を追いかけた仁王さんは
水に映った自分のこわい顔を見て、びっくり仰天。

仁王さんは、井戸が怖くて、それ以来、伏見の村には井戸がないという。
そこには、村の深い歴史が秘められている。
こんな楽しい絵本で、子どもたちは御所の歴史を知ることができる仕掛けになっている!

「御所夢絵本プロジェクト」の第2弾は、
昨年11月26日のブログで紹介しました。
絵本『役小角と山の神 - 御所市ふることがたり』

未だの人は、是非、、上記サイトを見てください。

さて、第3弾も出るのかな?  楽しみですね。

さあ、今から雪かきをしよう!

みなさまも、厳しい冬を乗り切ってくださいね!

雪景色三葉:あすか野界隈/大塔村の民俗文化を語り継ごう!

2014年02月08日 | 日記
今日2月8日、冬のオリンピックがロシアのソチで開催!
それに合わせてか、生駒にもこの冬一番の雪が積もりました。
とても、冷え込みますね。

雪景色を見ようと、近隣を歩いてみました。


住宅街もうっすら雪化粧。


王龍寺の山門。


近くの池で戯れる白鳥と鴨の夫婦。


奈良県も山村では、きっと雪で大変だろうな。

雪の降る冬の寒い日、民話調査で訪れた大塔村のことが思い出される。

小正月の七草粥を作るとき唱える歌も大塔村のおばあさんに教えてもらった。
下記サイトを参照。
春の七草・囃子言葉

大塔村には、「篠原踊り」や「惣谷狂言」など多くの民俗文化が残っている。
先日の新聞にもこんな記事が載っていた。



大塔村は、現在 五條市に合併されて、「五條市大塔町」という。
五條市の企業観光戦略課が、合併前の「五條市史」、「西吉野村史」、「大塔村史」から
伝説や民話を129編デジタルデータ化したそうである。

それ以外にも、大塔村については、わたしどもの調査した以下の資料もあるのです!

★奈良県吉野郡大塔村の昔話(上) 比較民話研究会 昭 60.12.
  (昔話研究懇話会編 『昔話―研究と資料』 14号 三弥井書店 182~196頁 所収)
★奈良県吉野郡大塔村の昔話(下) 比較民話研究会 昭 62.6.
  (昔話研究懇話会編『昔話―研究と資料』 15号 三弥井書店 156~182頁 所収)

昭和59年の1月、2月、4月、9月の4回にわたり、大塔村を調査し、
27名のご老人からお話を聞くことができた。
この地は、当時すでに若者の離村だけでなく、老人の離村も進んでおり、
調査は困難を極めた。
聴き得たお話の総数は、断片も含めて150話であるが、
この調査書には、話の体裁をなしている興味深いもの、107話を収めてある。

例えば、以前このブログで紹介した「雀孝行」もこの資料に入っている。
下記のブログ参照:
吉野・大塔村のお話「雀孝行」

そのうちにぜひ、五條市企業観光戦略課にも資料提供しようと思っています!!

雪化粧の街並みを散歩しながら、ふと、調査で訪れた雪深い「大塔村」が思い出され、
今回は、このようなブログになりました。

では、みなさま、来週まで! お風邪などひかれませんように!!

吉野民話地図と柳生民話地図の韓国語版が出来ました!

2014年02月01日 | 日記
奈良教育大学・大学院の「地域と伝統文化」教育プログラムでは
民話地図を長年にわたり、作成してきました。

今まで次の三部作の民話地図が既にできています:

ならまち民話地図 日本語版、英語版、独語版、中国語版、韓国語版、WEB版
吉野民話地図 日本語版、英語版、独語版、中国語版
柳生民話地図 日本語版、英語版、独語版、中国語版

そして今回、下記の韓国語版ができました。


吉野民話地図・韓国語版 ← 現物を見るにはここをクリック!
発行:奈良教育大学大学院「地域と伝統文化」教育プログラム
監修:青木智史・竹原威滋
再話:村上郁
作画:増田恵子・山彩乃・青木智史
韓国語版監修:井上直樹
韓国語翻訳:李旼姫



柳生民話地図・韓国語版 ← 現物を見るにはここをクリック!
発行:奈良教育大学大学院「地域と伝統文化」教育プログラム
監修:青木智史・竹原威滋
再話:村上郁
作画:増田恵子・山彩乃・青木智史
韓国語版監修:井上直樹
韓国語翻訳:呂宙熹

これで、民話地図3部作の外国語版のヴァージョンがそろいました。

私のホームページから、すべてダウンロードできますよ!

奈良のみなさま
ふるさとの民話を世界に発信してください!

奈良の教員のみなさま
世界遺産教育の教材にしてください!

奈良の観光で町おこし関係者のみなさま
外国人の観光客に印刷してご利用ください!

今日は、民話地図の案内でした。

2月になり、日差しが明るくなってきましたね!


金峯山寺の絵本三部作:「蔵王さまと行者さま」、「蛙飛び」、「鬼と行者さま」

2014年01月25日 | 日記
今日の奈良新聞に次のような記事がありました。



吉野山金峯山寺では、コミニケ出版と連携してこれで3部作の絵本が出たことになる。

「蔵王さまと行者さま」



「蛙飛び」



「鬼と行者さま」


以上の3冊です。

「蛙飛び」は以前、このブログでも取り上げました。
下記のサイトをクリックして見てください。
人間になった蛙

最新作の「鬼と行者さま」を紹介します。

定価 1,900 円 (税抜き)
著者:総本山金峯山寺  画:松田大児

むかし、むかし、山の奥のほうで鬼の家族が、なかよく暮らしていました。
ある年、木の実も、獣もとれず、鬼の食べる物がなくなってしまい、みんながお腹をすかせていました。
そこで鬼のお父さんとお母さんは、人間の子どもをさらってきて食べようとしますが……。

あとは、本屋で手に取ってご覧くださいね。


今日は、奈良の民話絵本の紹介でした。

では、また。来週末にブログでお会いしましょう!


★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第58回例会案内★2月9日(日)武庫川女子大学

2014年01月19日 | 日記
今日は、研究会の案内です。

★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第58回例会案内★

新春を迎え、皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
今年こそ、自然災害や事故のない、そして平和な年でありますように。

★今回は武庫川女子大学の野口ゼミの学生11名に発表してもらうことになりました。

 ブログを見ていただいているみなさま!
 ナーミンのみなさま!
 関西学院大学、関西大学、梅花女子大の院生のみなさま!

  都合つけば、是非とも、聴きにきてくださいますように!
  若い学生たちの斬新な発表を聞いて、励ましてあげてください。

            記

●日時: 2014年2月9日(日)午前10時~午後5時
     (時間厳守:早めにお出でください) 
     (昼休みが短いので、必ずお弁当をご持参ください)
●場所:
 武庫川女子大学 鳴尾キャンパス MM503教室(マルチメディア館 5階)
  〒663-8558 西宮市池開町6-46 文学部 

●道順:
 阪神電鉄・梅田→(急行10分)→尼崎→(普通10分)→
 鳴尾→(徒歩7分)→大学
  案内地図は下記サイトをご覧下さい。
交通アクセス
  
●内容: 各自、発表15分、質疑など10分 計25分です。

★ 野 口 ゼ ミ 生 卒 論 合 評 会 ★

■10:00~12:00 発表・午前の部
■10:00-10:10 グリミンについての説明        グリミン世話人 竹原威滋
 10:10-10:20   開会挨拶:今年の卒論の紹介     指導教授 野口芳子
1.10:20-10:45 グリム童話における「嘘」について    岩本朱未
2.10:45-11:10 グリム童話における「息子」について   宮本紗希
3.11:10-11:35 グリム童話における「貧乏人」について  川本真弥
4.11:35-12:00 グリム童話における「馬」について    山本真衣

■12:00~13:00 昼食(出席者紹介)
日曜日ですので、大学食堂も休みです。買いに行く時間がないので、
★各自、弁当・お茶をご持参ください★

■13:00~14:40 発表・午後の部 I
5. 13:00-13:25 グリム童話における「扉」について   池西友美
6.13:25-13:50 グリム童話における「眠り」について  渡邊果穂
7.13:50-14:15 グリム童話における「血」について   古賀麻央
8.14:15-14:40 グリム童話における「末子」について  安井菜都子 
 
■14:40~15:10 ティー・タイム休憩

■15:10~16:25 発表・午後の部 II
9.15:10-15:35 グリム童話における「呪い」について  大野夏実
10.15:35-16:00 グリム童話における「水」について   田中夏実
11.16:00-16:25 グリム童話における「鼠」について   三上真代

■16:25~17:15 総合質問および総括

日曜日なので18:00 までに大学退出厳守です。時間厳守で始めますので、9時50分には集合してください。

★世話人
池田香代子
野口 芳子
竹原 威滋

■次回グリミン例会予告■

★第59回例会:麗澤大学 5月25日午後
2014年度日本独文学会春季研究発表会(麗澤大学 5月24日~25日)において
 横道誠氏(京都府立大学文学部)ほかにご発表いただく予定です。

■学会情報■
★説話・伝承学会 大会 予告:
 2014年4月26日~27日 中京大学(名古屋市)
 27日午前中には研究発表があります。
 発表者を募集しています。
 ご希望の方は1月末日までに竹原まで発表タイトル(仮題)を
 ご連絡ください。Mail: bambus@kcn.jp


今日のブログは研究会に案内でした。
では、また、来週まで、お元気で!


『マイタウン奈良』にナーミンの活動が紹介されました!

2014年01月11日 | 日記
毎日、このところ寒いですね。
お元気ですか?

みなさん、地域の情報を載せる奈良のフリーペーパーをご存知ですか?
そうです。
「ならリビング」(奈良新聞発行)と
「マイタウン奈良」(地域情報ネットワーク発行)が有名ですね。

今回は、伝統と文化を大切に明日の暮らしに役立つことをモットーにしている
「マイタウン奈良」の606号(1月11日発行)の2面に以下の記事が載りました!



わたしどもナーミン(奈良の民話を語りつぐ会)の北部図書館のおはなし会を
取材に来られ、わたしどもの活動を紹介してくださいました。

WEB上では文字がちょっと見ずらいですが、是非、読んでください。

今後も、子どもの目線でお話をどんどん、語っていきましょう!
奈良の地域に昔から語りつがれてきた昔ばなしや童話を!

「マイタウン奈良」には、ほかにも面白い記事が満載ですよ!
是非、手に取って読んでください。

今日は、ここまで。
では、また、来週お目にかかります。

年頭のことば/初講演「比較民話学の回顧と展望ーグリム童話をめぐって」京都女子大・1月11日

2014年01月04日 | 日記
ナーミン(奈良の民話を語りつぐ会)のみなさま!
奈良教育大、奈良大、梅花女子大、ハイデルベルク大の愛する学生のみなさま!
「なら・語りの入門講座」受講生のみなさま!
比較民話研究会のみなさま!
グリミン(グリムと民間伝承研究会)のみなさま!

そして、このブログを開いてくださったあなたへ!


明けまして、おめでとうございます。


往馬大社の絵馬より  画家安部敬二郎奉納


皆さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

94歳の母とともに新年を迎えることができました。


奈良教育大学を退官後、昨年春より梅花女子大学で客員教授(ドイツ伝承児童文学)として
大学院生とともに学びの日々を送っております。

昨秋は、夫婦でリトアニアの国際口承文芸学会に参加し、
「故郷の民話の継承 民話祭りと民話地図」と題して発表してきました。


英語で発表する岩瀬ひさみさん、パワーポイントを操作する竹原


昨年度は研究仲間、語り手のみなさまのお蔭で下記の本を出版することができました。

『グリムと民間伝承―東西民話研究の地平』(竹原威滋退官記念論集) 麻生出版


『子どもと家庭のための奈良の民話① ②』京阪奈情報教育出版


今年も奈良の語りの文化の再生にとりくんでいきます。

     奈良の民話を語りつぐ会代表  竹原威滋


以下は私の年賀状です。



今年の初講演は、次の通りです。

日時:2014年1月11日(土)13:30~17:00
場所:京都女子大学 J校舎 5階 501会議室
演題:「比較民話学の回顧と展望ーグリム童話をめぐって」

(当初の下記の演題から変更しました:
   「グリム童話とカルヴァン派と近代
     ―『幸せハンス』と『貧乏人と金持ち』をめぐって―」)

説話・伝承学会の1月例会での講演ですが、
一般の方も聴講できます。

私の今までの研究を振り返り、学会引退講演のつもりで
若い説話研究者にメッセージを送りたいと思います。

とくに説話の比較研究法についてグローバルな研究を提示したいです。

説話研究の大御所 福田晃先生の講演「中世の鍛冶神話」もメインにあります。

詳しくは下記の案内をご覧ください:
 冬季講演会

今年の正月は寒いですね。

ご自愛ください。

では、次回のブログでお会いします。

ワーグナーの生誕200年記念ドイツ映画「ルートヴィヒ」を見ました!

2013年12月28日 | 日記
今年しのこした仕事をようやく終えて、今日は久しぶりに映画を見に行きました。

目指すはJR大阪駅にある「大阪ステーションシネマ」です。


JR大阪駅のノースゲートビルの中央広場には素敵なイルミネーションがありました。

そのノースゲートビルの11階に映画館があります。
観た映画は、バイエルン王ルートヴィヒ2世の生涯を描く、ドイツの歴史大作「ルートヴィヒ」です。

今年は、ルートヴィヒ2世が崇拝した作曲家リヒャルト・ワーグナーの生誕200周年にあたり、
ドイツ映画界がその威信をかけ、約20億円の製作費で作りあげたそうです。

その映画の紹介文より-----
ドイツ連邦の統一をめぐって激しい主導権争いが繰り広げられていた19世紀半ば、ヨーロッパ一の美ぼうといわれながら、
高い美意識と強烈な個性ゆえ誰にも理解されることなく、“狂王”とまで呼ばれたルートヴィヒ2世。

ルキノ・ビスコンティ監督の「ルードウィヒ/神々の黄昏」(1972)でも語りつくせなかった波乱の人生が、格調高く描かれる。

15歳の時にワーグナーの歌劇「ローエングリン」を見たルートヴィヒは、白鳥の騎士ローエングリンに憧れワーグナーを崇拝する。
皇太子でありながら政治にも権力にも関心を持たず、芸術だけに熱中していたが、
父の急死により心の準備が整わないまま、わずか18歳にしてバイエルン王となる。
その頃、王国が属するドイツ連邦では、オーストリア帝国とプロイセン王国の衝突により戦争が避けられない状況にあったが、
そんな中でルートヴィヒは「国民の安全に必要なのは、詩と音楽の奇跡だ」と、ワーグナーを宮廷に招き入れ独自の理想を掲げる。

---------------------------

ルートヴィヒ2世と言えば、
ドイツ旅行の定番、ロマンチック街道の南にある白鳥城を先ず思い出しますね。



もちろん、映画の後半ではその場面もありましたよ!


建築中の白鳥城を見るルートヴィヒ2世


冬のノイシュヴァンシュタイン城

映画ではワーグナーの音楽も素晴らしいでしたよ。

わたしは、スイス留学時代にチューリヒのオペラハウスで観た「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が
忘れられず、今でも序曲が耳からはなれません。

今年最後のブログです。

みなさま、よいお年を!

新年になったら、私のHPの年賀ヴァージョンをご覧くださいね。
謹賀新年HP


メリークリスマス 2013!ー 天には祝福。地には平和を!三つのイルミネーション

2013年12月21日 | 日記
いよいよ、師走!
あわただしいですね。

ことしも色々ありました。

クリスマスも真近か。

お話会もクリスマスモードですね。

そこで、三つの明りを掲げますので、
ゆっくり眺めて、心のやすらぎに!


クリスマス・ツリーのあかりにほんのり浮かび上がる梅花女子大学 澤山記念館礼拝堂 2013.12.20.



梅花女子大学学生会館前のイルミネーション 2013.12.20.


奈良東向き通りの聖公会のイルミネーション 2012.12. 18.


今日のブログは、おしゃべりはやめて、聖句で終えます。


すべてを照らすまことの光があって、世に来た!  ヨハネ伝1章


次回は、今年最後のブログです。
さて何を書こうかな。

奈良国博「おん祭と春日信仰の美術」を見てきました!

2013年12月14日 | 日記
昨日、奈良国立博物館の「おん祭と春日信仰の美術」を見てきました。


毎年恒例の展覧会ですが、今回は明治時代以前のおん祭に奉仕してきた「大和士(やまとざむらい)」に焦点をあて、
その伝統と厳しいしきたりを紹介していました。


鹿島立神影図(かしまだちしんえいず)    図録より
春日大社の第一殿の祭神は、常陸(ひたち)の鹿島神宮より鹿に乗って立ち、御蓋山(みかさやま)に現れたそうです。


現代の鹿も健在でした。まさに「鹿に紅葉(もみじ)ですね。


春日若宮おん祭は、春日大社の摂社・若宮神社の祭礼で、長承四年(1135)の若宮社御遷座を承け、翌保延二年(1136)9月17日にはじまったとされています。
その後、祭日は室町時代から11月27日、明治十一年(1878)からは現行の12月17日と日付が変わりましたが、
その祭礼は古儀の伝統を守り、今年で878年目を迎えます。

京都には三大祭りがありますが、奈良は「おん祭」、つまり the festival なんです。
奈良唯一の祭りです。正午からのお渡り式は有名で、みんなが観ますが、
特に、興味深いのは、午前0時からの「遷幸の儀」と午後23時からの「還幸の儀」なんです。
真夜中、真っ暗の中を若宮とお旅所を往復される神さまの厳かな移動の様子は、見る価値がありますよ!!
(でも、寒いので風邪をひかないように防寒コートに身を包んで!)

詳しくは、下記のブログをご覧ください:
おん祭の神さまはシンデレラのように12時までに帰る!?

 
今日は、12月17日の「おん祭」の話題でした。

では、次回のブログでお会いしましょう!

「プーシキン美術館展」を見に神戸に行ってきました!

2013年12月07日 | 日記
先日、「プーシキン美術館展」を見に神戸に行ってきました。

生駒から近鉄・阪神の快速で乗り換えなしに「三ノ宮」に着きました。
ずいぶん便利になりましたね。


美術館に行く途中、12月5日から始まる「神戸ルミナリエ」会場の横を通り抜けました。


フランス絵画300年がテーマでしたが、
右手の絵、ルノアールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」と
左手の絵、アングルの「聖杯の前の聖母」は、中でも印象深い作品でした。


会期末(明日8日日曜まで)だったので、たくさんの人が行列を作って待っていました。
右手の絵は、ゴッホの「医師レーの肖像」です。

特にピカソ、セザンヌ、ゴーギャンなど印象派の絵に感動しました。

以下の2枚の絵葉書を買いました。


ドガの「バレエの稽古」、踊り子の動きの表現が見事ですね。


シャガールの「ノクターン」、この画家が故郷の町で亡き恋人を追想している場面です。
ロマンティックですね。

全部でフランス絵画全66点を堪能するひと時でした。
モスクワにも粒ぞろいの西洋絵画があるのですね。
いつか機会があれば、サンクトペテルブルクのエリミタージュ美術館へ行きたいな!


すっかり寒くなってきました。
みなさん、風をひかれませんように!

では、次回のブログでお会いしましょう!


錦秋三景フォット★公開学習「ドイツ・メルヘン街道とグリム童話」 12月6日(金)来てね!

2013年11月30日 | 日記
皆さんお元気ですか?
とても寒くなってきましたね!

先ずは、「錦秋・三景フォット」です。



★一景:黄色と赤のグラデーション。奈良公園興福寺境内  


★二景:血に染められたように赤い楓。奈良教育大学構内 
 奈良教育大の七不思議のひとつ:
  通行の邪魔になるので、切りたいが、秋になると血に染まるので、不気味で切れないという。


★三景:見事な銀杏。奈良教育大学構内 

さて、今日は講演の案内をいたします。
テーマは「ドイツ・メルヘン街道とグリム童話」です 。

実はこのテーマで昨年春に高槻市で講演をしたことがあります。
下記のサイトをご覧ください。
空とぶアヒル開講式

今回は「平城西女性セミナー公開学習」においてお話させていただくことになりました。

日時  12月6日(金) 午前10時~12時
場所  平城西小学校 視聴覚教室
テーマ 「ドイツ・メルヘン街道とグリム童話」
      アクセス地図
  
ドイツ・メルヘン街道を美しい映像(スライド)で辿りながら、
グリム兄弟の人生とグリム童話の成立過程を紹介し、
伝承メルヘンの魅力に迫ります。

何かと気ぜわしい師走時ですが、
よろしかったら是非、聴きに来てください!

今日は講演の案内でした。

では来週またブログでお会いしましょう!