少しずつ秋らしくなって来ました。
みなさん、お元気ですか?
我が家の庭にも四季咲きの薔薇が見事に咲いてくれました。
トロル(ノルウエー)とサンタクロース(リトアニア)と小びと(ドイツ)とともに記念撮影!
薔薇とヨーロッパのメルヘン人形、なかなかおもしろいショットの写真となりました。
さて、今日は、日本口承文芸学会65回例会のご案内です。
■日時 10月19日(土)午後1時~4時30分
■会場 白百合女子大学 2号館地階 2008教室
京王線仙川駅より徒歩10分
大学アクセスマップ参照!
■内容 モンゴル説話集『シッディ・クール』について
西脇隆夫(名古屋学院大学教授)
『シンドバード』について
西村正身(作新学院大学教授)
日本の継子譚の形成を考える―束で伝わる昔話群から―
小島瓔禮(琉球大学名誉教授)
------案内の言葉より----------
「枠物語」について
今年一月に西脇隆夫編 『モンゴル説話集シッディ・クール』 (渓水社)が刊行されました。
この物語はインドの『屍鬼二十五話』という枠物語がチベットに伝わり、
「屍語故事」となり、モンゴルに伝えられ、「シッデイ・クール(喜地呼爾)」としてまとめられたものです。
ここには全部で二十六話の物語が枠物語にくみこまれていますが、
このシッディ・クールの伝本は多く、
そのすべてが比較検討されているわけではありません。
また口承文芸との関係も複雑なものがあったのではないかと想像されます。
そのことはこの編著で提示された類話資料からも推測できます。
個々の説話の類話を比較するだけでも、説話がインドから東西に伝播した様子が浮かび上がるでしょうが、
このような枠物語としてまとまった伝承形態をとっていることに注目してもよいのではないでしょうか。
さらにこの枠物語という伝承のされ方は『鸚鵡七十話』や『千夜一夜物語』『デカメロン』
『カンタベリー物語』につながるものであり、広い分布を示しています。
そこで、「枠物語」を素材に説話の伝承の在り方について考えてみたいと思います。
------------------
今、北海道にきています。明日、シンポジウム「グリム童話とドイツ伝承文学における父親像と母親像」で
発表予定です。
9月8日ブログ参照ください。
みなさん、お元気ですか?
我が家の庭にも四季咲きの薔薇が見事に咲いてくれました。
トロル(ノルウエー)とサンタクロース(リトアニア)と小びと(ドイツ)とともに記念撮影!
薔薇とヨーロッパのメルヘン人形、なかなかおもしろいショットの写真となりました。
さて、今日は、日本口承文芸学会65回例会のご案内です。
■日時 10月19日(土)午後1時~4時30分
■会場 白百合女子大学 2号館地階 2008教室
京王線仙川駅より徒歩10分
大学アクセスマップ参照!
■内容 モンゴル説話集『シッディ・クール』について
西脇隆夫(名古屋学院大学教授)
『シンドバード』について
西村正身(作新学院大学教授)
日本の継子譚の形成を考える―束で伝わる昔話群から―
小島瓔禮(琉球大学名誉教授)
------案内の言葉より----------
「枠物語」について
今年一月に西脇隆夫編 『モンゴル説話集シッディ・クール』 (渓水社)が刊行されました。
この物語はインドの『屍鬼二十五話』という枠物語がチベットに伝わり、
「屍語故事」となり、モンゴルに伝えられ、「シッデイ・クール(喜地呼爾)」としてまとめられたものです。
ここには全部で二十六話の物語が枠物語にくみこまれていますが、
このシッディ・クールの伝本は多く、
そのすべてが比較検討されているわけではありません。
また口承文芸との関係も複雑なものがあったのではないかと想像されます。
そのことはこの編著で提示された類話資料からも推測できます。
個々の説話の類話を比較するだけでも、説話がインドから東西に伝播した様子が浮かび上がるでしょうが、
このような枠物語としてまとまった伝承形態をとっていることに注目してもよいのではないでしょうか。
さらにこの枠物語という伝承のされ方は『鸚鵡七十話』や『千夜一夜物語』『デカメロン』
『カンタベリー物語』につながるものであり、広い分布を示しています。
そこで、「枠物語」を素材に説話の伝承の在り方について考えてみたいと思います。
------------------
今、北海道にきています。明日、シンポジウム「グリム童話とドイツ伝承文学における父親像と母親像」で
発表予定です。
9月8日ブログ参照ください。