竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

夏の「奈良民話祭り」のポスターができました!

2011年06月27日 | 日記
今年もやります。夏の「奈良民話祭り」

以下の通りです。


★8月5日(金) ・ 6日(土) : 奈 良 町 物 語 館  

  ① 18:30~19:20 ② 19:30~20:20  1日2回公演 入場無料
                   
★8月9日(火): 名 勝 大 乗 院 庭 園 文 化 館  

  ① 18:00~19:00 ② 19:30~20:30  1日2回公演 入場無料

是非、お子さん、お孫さんときてくださいね!

そのポスターができました!



下記サイトをクリックしてください。
ポスターそのものがpdfファイルで見れますよ。
奈良民話祭り2011年夏

2年目の今年は燈花会にあわせて、夜に行います!
夕涼みがてら、是非、是非、来てくださいね。

詳しいプログラムは7月中旬にこのブログでお知らせします。

------------ご 挨 拶------------

心あたたまるふるさとの民話
おばあちゃんから子へ 子から孫へ 語り継ぐ伝えゆく民話

歴史のある奈良には鬼や龍の話から、仏教説話、悲恋や母子の人間愛の物語と
実に多くのお話があります。
奈良の民話を語りつぐ会では、奈良の民話を、語りや紙芝居で多くの人に楽しんでもらい、
伝承の文化を未来につなげることを目的とした「奈良民話祭り」を今年も開催します。

今年は奈良燈花会に合わせて上記の日程で行います。
奈良町散策のついでにお子さまと是非お寄りください!

 奈良の民話を語りつぐ会 
  代表  奈良教育大学 特任教授 竹原威滋

日本昔話学会・静岡文化芸術大で開催・7月2~3日

2011年06月20日 | 日記
今年も七夕が近づくと、「日本昔話学会の大会」がやってきます。
ちょうど、1年前にも武庫川女子大での大会を6月24日のブログで紹介しましたが、
今年は静岡文化芸術大学 を会場に開催されます。

関西の方にはすこし遠いですが、1日目には「公開講演会」と「昔話の夕べ」があります。
どなたでもご参加いただけますので、よろしかったら、ぜひいらしてださい。


日本昔話学会2011年度大会
 
日程 2011年7月2日(土)
場所 静岡文化芸術大学
最寄駅 JR浜松駅から徒歩15分

■公開講演会 第一部 13:00~15:20 南棟 176大講義室
  昔話と仕来りと形見と~Vagina detecta のばあい~ 奥西 峻介(大阪大学教授)
  語りの中の妖怪たち   田中 瑩一(島根大学名誉教授)

■公開講演会 第二部 16:10分~17:10 南棟 176大講義室
  昔話の力・声の力~今、子どもに語りかけることの意義~  
             辰巳 なお子(元浜松市こども家庭部長)

■昔話の夕べ 17時20分から18時20分 南棟 小講義室381・382・383・385

下記に挙げた語り手のグループが、四部屋に分かれて昔話を語られます。
おはなしつむぎの会・西遠ストーリーテリング同好会・読みんぐ語りの会・遠州民話の会

「ナーミン・テラーズ」(奈良の民話の語り手たち)もこんな機会に参加すると勉強になりますよ。


なお、翌日7月3日(日)には、「研究発表」と「シンポジウム:フィールドワークの可能性」があります。

研究発表では、6人の方々が、日本の昔話(蛤女房、山男の手袋、犬娘と蛇息子、ねずみ浄土)や文献「神国愚童随筆」、イソップ寓話を取り上げて、それぞれ発表されます。
シンポジウムでは、メキシコ、中国貴州省、沖縄でフィールドワークをされている方々がパネラーとして参加されます。
2日目も面白いですよ。

詳しくは、学会案内ポスターをご覧ください。



影絵画家・藤城清治「自宅スタジオ展」に行ってきました!

2011年06月13日 | 日記
6月1日NHKの「スタジオパークからこんにちわ!」で影絵画家の藤城清治さんが出演されており、
87歳とは思えぬ精力的なお仕事ぶりに感心しました。
藤城さんのメルヘンチックな影絵に久しぶりに出会い、楽しい気持ちになりました。

そこで、先週上京した折、思い切って、「藤城清治自宅スタジオ展」を見てきました。



さすが、TVで紹介されただけあって、多くの人が来られていて、1時間待ちました。



自宅スタジオだけあって、面白い趣向が凝らされていました。
藤城さんが飼われているペットの「ワライカワセミ」と人形劇の「ケロヨン」が「バハハーイ!」と出迎えてくれました。



それから、展覧会というと、写真は禁止なのに、ここではフラッシュなしであれば自由に写真撮影がOKなのです。

そこで、今回は「写真で綴るブログ」にしました。



白黒の影絵「日の出の踊り」。なつかしい!

それに、昔、読んだ「こびとと靴屋」



やはり、メルヘン「眠りの森のお姫さま」はいいですね。



宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」もありました。



藤城さんのもうひとつのジャンルが、聖書を素材とした作品ですね。



「聖フランチェスコと小鳥たち」

いかがでしたか? 今日は楽しいブログとなりました!


飯野賢治さんの「息子へ」が本になりました!

2011年06月06日 | 日記
4月18日のブログで飯野賢治さんの「息子へ」を紹介したのを覚えておられますか?

よろしかったら、下記のサイトをもう一度クリックして読んでみて下さい。

飯野賢治さんのブログ「息子へ」-今、日本人が議論すべき原発問題

飯野さんが息子さんと未来のエネルギー問題を真摯に論議されているのに感動しました。

その文章がなんと本になったのです。



飯野さんの文章は、日本人が、いや、世界のすべての人々が議論すべき原発問題が
テーマになっています。ですから、わたしはそのブログの末尾で

(どなたか「息子へ」を英訳して世界に発信してくれない?!)と訴えました。

そしたら、なんとその本には既に英訳も掲載されているのです!



ネットで広がったメッセージが本になった先例に池田香代子さんの「世界百人村」がありますね。

その池田さんがこの本の帯に推薦文を寄せておられます。

「ここに流れる沈着な愛、深い哲学、もうなんと言ったらわかりませんが、
原発に賛成とか反対とか言う前に、すべての方に読んでいただきたいと思います。」

飯野さんはこの本の印税をすべて日本赤十字社を通じて東日本大震災の義援金として
用いるそうです。

あなたも一度手にとって読んでみませんか!
そして、日本のエネルギー問題の未来をご家族で話合ってみてください。

飯野賢治『息子へ』


【欲ばりな願い】
この本の巻末に、原発と自然エネルギーについて国民的議論できるさまざまな客観的な資料が
あれば、いいのになぁ! 是非、資料つきの増補版を出版してください!