竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

★春の民話祭り★奈良県立民俗博物館・公園内・旧臼井家住宅★6月21日(日) 13:30~★

2015年05月30日 | 民話
今日のブログは、「春の奈良民話祭り」のお知らせです!

心あたたまるふるさとの民話を
古民家で聴きませんか?  
紙芝居やわらべ歌も楽しみましょう!


●日時:6月21日(日) ① 13:30~14:30 ② 14:30~15:30 (入場無料)

●会場:奈良県立民俗博物館 大和民俗公園内 旧臼井家住宅

           ↓  ↓



お問合せ先:奈良の民話を語りつぐ会 事務局 小西雅子(電話090・9992・6815)


-----プログラム(予定)-------------------------

1部 13:30~14:30

1. 紙芝居 「良弁杉」
2. おはなし 「鬼子母神とザクロ」          
3. おはなし 「蓮長寺の龍」
4. おはなし 「中将姫」
5. わらべうた
6. おはなし 「牛の宮」
7. おはなし 「蟻通し明神」
8. おはなし 「わたぼうしきつね」
9. おはなし 「きつねのお産」
10. わらべうた
11. おはなし 「伯母ヶ峰の一本足」
12. おはなし 「北林家のたぬき」
13. おはなし 「弓の名人」
14. わらべうた

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2部 14:30~15:30

1. 紙芝居 「いうなのじぞう」
2. おはなし 「矢田の石地蔵」                        
3. おはなし 「油かけ地蔵さん」
4. わらべうた
5. おはなし 「不審ヶ辻子の鬼」
6. おはなし 「餅飯殿通り」
7. おはなし 「十三鐘の石子詰め」
8. おはなし 「あんころ餅とあみださま」 
9. わらべうた
10. 紙芝居 「へびがかえるをのむわけ」 
11. おはなし 「天狗のまな板石」 
12. おはなし 「弓田」
13. おはなし 「園生姫のはなし」 
14. わらべうた

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是非、みなさん、いらしてください!

大和民俗公園は、下記の花が見頃ですよ!
*花ショウブ
*ノカンゾウ
*あじさい
*くちなし
*きんしばい
*たいさんぼく
*ササユリ

お花も見がてら、お孫さん、お子さんと是非、春の民話まつりにいらしてください。


詳しくは、下記のサイトをご覧ください。(会場への案内地図もあります)

古民家で聴く「春の民話祭り」


今日のブログは、「春の奈良民話祭り」のお知らせでした。

では、来週末のブログでまた、お会いしましょう!

日本口承文芸学会・國學院大・6月6日-7日:講演「柳田國男のグリム研究再考」:シンポ「口承の記憶と継承」

2015年05月23日 | 民話

「美しき5月」もたけなわ。
我が家の野ばらも、見事に咲きました!



さて今日のブログは、口承文芸学会の案内です。

先ずは、プログラムを掲げます:

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日本口承文芸学会第39回大会    於 國學院大學渋谷キャンパス

◆6月6日(土) 1号館1105教室

【開会の辞】13時    日本口承文芸学会会長    國學院大學 花部英雄

【公開講演】13時10分~16時30分 

昔話と唱え言―話型と伝承的表現         同志社大学 廣田 收
ユーラシアの叙事詩研究の方法をめぐって  千葉大学名誉教授 荻原眞子
比較民話学のすすめ―柳田國男のグリム研究再考―  成城大学 高木昌史

【総会】 16時35分~17時25分

【懇親会】17時30分~19時30分 (於メモリアルレストラン)

 
◆6月7日(日) 若木タワー地下1階 会議室02

【研究発表】9時00分~12時10分 (若木タワー地下1階会議室02)

菅江真澄『つゆの塵束』所収「古神社縁起」の論点整理 
早稲田大学大学院修了 星野岳義
「八百比丘尼」伝説の研究―佐渡の伝承と「田屋」をめぐって一
國學院大學大学院 富樫 晃
藤澤衛彦の伝説観考―『日本伝説叢書』を中心として―  
昔話伝説研究会 関根綾子
菊池力松一族の昔話伝承の姿のひとつ    昔話研究土曜会 小池ゆみ子
歌の発生についての一考察          京都精華大学 末次 智

【シンポジウム】13時00時~16時45分 (若木タワー地下1階会議室02)

テーマ「口承の記憶と継承」        
司会         黄地百合子
國學院大學  小堀光夫

被害記憶の形象と継承                   國學院大學 花部英雄
昔話の伝承と再生―語りの場の記憶から見えてくるもの―  伝承の語り手 矢部敦子 
昔話の心理機能と意味世界―個から場へ         聖路加国際大学 廣瀬清人

【閉会の辞】16時50分                   千葉大学 中川 裕

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今回の3人の先生方の講演は、いずれも興味深いですが、

私の専門領域からみて
高木昌史先生の「比較民話学のすすめ―柳田國男のグリム研究再考―」は
必修科目です!

それに、シンポジウムのテーマ「口承の記憶と継承」も
ナーミン・テラー(奈良の語り手)にとっても大事なテーマです。

今回は、会場が東京・渋谷なので、関西の方にはちょっと、遠いですね。

ではまた、今日のブログは学会の案内でした。

では、皆さま、来週末にまた、ブログでお会いしましょうね!



松江城が国宝に/春の宍道湖の夕陽は最高!写真で綴る日の入りスペクタクルショーです。

2015年05月16日 | 民話
昨日のニュースによると

松江市は15日、「国の文化審議会が松江城を国宝にするよう答申を行った」と発表しました。

私のドイツ語教師としての最初の赴任地は松江の島根大学でした。
昭和43年に赴任して、まず、松江城に登りました。

こじんまりしているが、とても趣のある古いお城なのになぜ、国宝でないのかと
当時、不思議に思っていました。

いいニュースに接し、とてもうれしいです!

ちょうど、この春、久しぶりで旧知に合うため、松江を訪れました。


これは、お堀端から撮った松江城です。


-----松江城が国宝になった経緯 -------

初代・松江藩主の堀尾吉晴によって築城された松江城。
今から400年以上前の1611年の完成で、高さ30メートル、地下1階地上5階建ての城。
「中国地方に唯一残る雄大な城で、我が国の城郭文化の移り変わりをあらわしていて、深い文化史的意義がある」との評価を受け、
松江城は「悲願」の国宝に指定されることになりました。
天守が国宝に指定されるのは昭和26年の兵庫県の姫路城、昭和27年の長野県の松本城、愛知県の犬山城、滋賀県の彦根城に続いて5件目で63年ぶりとなります。
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松江と言えば、宍道湖です。


嫁が島を望む。

宍道湖は、夕日がとってもきれいです。
今回、春の旅では、宍道湖の夕陽をゆっくりみました。

自然の織りなす、スペクタクルショーをお楽しみください。









八雲たつ出雲の国というだけあって、本当に雲と空が格別きれいですね。

いかがでしたか?

下手な文のブログより、たまには写真で綴るブログもいいでしょう!



では、みなさま、来週末、また、ブログでお会いしましょう!



佐保川まちづくり塾教養講座2015「A:語り継ごう!奈良の民話」平成27年5月28日(木)奈良県立情報館

2015年05月09日 | 民話

今日のブログは、一般市民のための教養講座の案内です。

奈良教育大学名誉教授の会「寧楽会」と奈良県立図書情報館のコラボで開催する
「佐保川まちづくり塾教養講座2015」のトップを切って
私が講師の「A:語り継ごう!奈良の民話」です。


★日時:5月28日(木)13:30~15:30

★会場:奈良県立図書情報館

★講師:竹原威滋(たけはら・たけしげ) 奈良教育大学名誉教授

★講演内容:
 奈良には、多くの神社・仏閣がありますが、それには案外知られていない物語が秘められています。
例えば、猿沢池には「采女の恋」、興福寺の菩提院には鹿をめぐる悲しいお話「十三鐘の石子詰め」があります。
剣豪の里、柳生では「石舟斎と一刀石」、また山深い吉野では「伯母峰の一本足の鬼」や「義経の隠れ塔」の
伝説が語られています。講演ではスライドで現地の民話スポットを見ていただきながら、奈良の民話の数々を紹介し、
奥深い奈良の文化に 親しんで頂きます。
希望者には特製の「奈良民話地図」を差し上げます。お楽しみに!









★無料 先着50名(要申込み)

お申し込みは、下記のサイトをごらんください:

奈良県立図書情報館イベント


よろしかったら、いらしてください。

今日のブログは、講演情報で失礼します。


では、来週末にまた、ブログでお会いしましょう!  お元気で!


★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★武蔵大学:5月31日★グリムとベヒシュタインそして柳田國男★

2015年05月02日 | 民話
大型連休が始まり、新緑の季節を迎えました。
我が家の玄関にも見事な薔薇がお目見えしています。



先日、ナーミンのみなさまにいただいたものです。
見るたびに心を癒してくれています。

さて、今日のブログは、グリミンの例会案内です。

日本独文学会の春季大会に合わせて、
大会2日目午後に★グリムと民間伝承研究会(グリミン)の例会を開催することになりました。


★今回はお二人の先生にそれぞれ、大変興味深いテーマでご発表いただきます。

 会場校に長年お勤めだった武蔵大学の鈴木 滿先生には「ルートヴィヒ・ベヒシュタイン ー 人と仕事」と題して、

 また成城大学の横山ゆか先生には「柳田文庫所蔵ドイツ語文献調査 ― 昔話研究を中心に」と題して

 ご発表いただくことになりました。  グリミン連絡係 竹原威滋




●日時: 2015年5月31日(日)午後1時30分から(時間厳守)
     午後1時30分~4時 研究会(時間厳守)
     午後4時~5時 懇親会(大学近辺の喫茶店・自由参加)
●会場:
武蔵大学 江古田キャンパス  8号館  8701教室
   (〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1)
道順:山手線「池袋」乗換え→西武池袋線「池袋」乗車→「江古田駅」下車→徒歩6分
  キャンパスアクセスガイド
●内容:
 
★特別講演 13:30~14:40

   武蔵大学 名誉教授(比較口承文芸論) 鈴木 滿

「ルートヴィヒ・ベヒシュタイン ── 人と仕事」

  【講演概要】  
  Ludwig Bechstein (1801-60) は量的には19世紀ドイツ語圏最大の昔話・伝説収集者にして編著者。
  『ドイツ伝説集』Deutsches Sagenbuch (1853) 、『ドイツ昔話集』Deutsches Marchenbuch (1857) が
  代表的編著といえよう。口承文芸研究・民俗学の泰斗ルツ・レーリヒは次のように述べている。
  「世紀転換頃まで、ベヒシュタインの『昔話集』はグリムのKHMより更に人気を博し、更に広範に普及していた」
   (> Lutz Rohrich: ?und weil sie nicht gestorben sind...“ . 2002.)。
  こうした文人の生涯と仕事の一部をご紹介する。

  ★研究発表 14:50~16:00

成城大学非常勤講師(同大学民俗学研究所研究員)  横山 ゆか

「柳田文庫所蔵ドイツ語文献調査 ― 昔話研究を中心に ―」

   【発表概要】
   柳田國男は民俗学を構築していく際、欧米諸国の研究から影響を受けたと言われている。
   しかし、柳田は参考文献を明示していないことがほとんどで、
   いかにして西欧の研究成果を自身の学問に取り入れたのか、その過程を探るのは容易ではない。
   そこで本発表では、柳田の欧米諸国の研究の渉猟とその過程を探る上で直接的な手がかりと
   なりうる柳田文庫(成城大学民俗学研究所所蔵)より、独語文献の中でも特に書き込みの多い    
   グリムのKHM第七版(原書)、ボルテ/ポリフカのKHM注解、マッケンゼン編『ドイツメルヘン辞典』(HDM)
   に見られる書き込みを紹介し、柳田が昔話研究を行うにあたり、何を主眼としてきたのか、
   その一端を覗いてみたい。
   
●参加費 500円


関東にお住いの方、あるいは関東方面に旅行される方は是非、ついでにご参加ください。

なにしろ、とても興味深いテーマ:
「当時はグリム童話よりも人気のあったベヒシュタインの童話」
「柳田國男のかくれ教師であったグリム兄弟」
がテーマですからね。

今日のブログは、グリミン例会の案内でした。

みなさま、連休をゆっくりお過ごしくださいね。

では、また、来週末のブログでお会いしましょう!