竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

2011夏の奈良民話祭りのプログラム決定!

2011年07月23日 | 日記
今年の民話祭りは、燈花会の期間に開催されます。
燈花会の行き帰りにぜひお寄りください。

今年の夏は、節電をして、ほの明かりの中でふるさとの民話を語り合おう!

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

「夏の奈良民話祭り」8月5~6日:奈良町物語館 8月9日:大乗院庭園文化園


プログラムが決定しましたのでお知らせします。



★8月5日(金)奈良町物語館

前半 18:30~19:20

挨拶

北林のたぬき
染八ぎつね
蟻通明神
わらべうた・手遊び
久米の仙人
紙芝居「いうなの地蔵」
庄やん
どーりーぱんっ
わらべうた・手遊び


★8月5日(金)奈良町物語館

後半 19:30~20:20

挨拶

染八ぎつね
猿の肝
園生姫のはなし
わらべうた・手遊び
紙芝居「良弁杉」
鬼子母神とザクロ
采女神社のはなし
肝だめし
わらべうた・手遊び



★8月6日(土)奈良町物語館

前半 18:30~19:20

挨拶

猿の肝
庄やん
わらべうた・手遊び
紙芝居「いうなの地蔵」
爺にすいつこう
弘法清水
伯母ヶ峰の一本足
紙芝居「良弁杉」
虫の知らせ


★8月6日(土)奈良町物語館

後半 19:30~20:20

挨拶

染八ぎつね
おじいさんきたでぇ
ふしぎな旅人
わらべうた・手遊び
園生姫のはなし
紙芝居「帯解の龍」
鬼子母神とザクロ
もっとの・広岡の腰痛地蔵
わらべうた・手遊び



★8月9日(火)大乗院庭園文化園

前半 18:00~19:00

挨拶

六平さんと新平さん
蛙になった人間
蟻通明神
わらべうた・手遊び
紙芝居「いうなの地蔵」
猿の肝
くじら大王
紙芝居「帯解の龍」
園生姫のはなし
わらべうた・手遊び


★8月9日(火)大乗院庭園文化園

後半 19:30~20:30

挨拶

弘法清水
蟻通明神
伯母ヶ峰の一本足
わらべうた・手遊び
紙芝居「良弁杉」
采女神社のはなし
不審ヶ辻のはなし
園生姫のはなし
おじいさんきたでぇ
わらべうた・手遊び


以上です。


ぜひ、ぜひ、いずれかの日の夕方、いらしてくださいね。

「吉野民話地図」が刊行されました!

2011年07月18日 | 日記
前回のブログでは「ならまち民話地図」を紹介しましが、
今回は「吉野民話地図」の刊行をお知らせします。



発行:奈良教育大学ESD推進プログラムまほろばプロジェクト
監修:奈良教育大学特任教授 竹原威滋 / 特任講師 青木智史
作画:デザイナー マスダ ケイコ

なお、この地図の裏には、吉野の民話を9話(再話:村上 郁)を掲載しています。

1.蛙になった人間
2.義経の隠れ塔     
3.犬を飼わない村       
4.狼の恩返し
5.蟻通明神       
6.井光の井戸
7.弘法清水       
8.伯母が峰の一本足   
9.ガタロウの薬

下記サイトをクリックして読んでみてください。

「吉野民話地図」日本語版       

もちろん、この地図も英語版、中国語版を来春までに刊行予定です。

実は、「吉野民話地図」の試行版は、2010年11月17日のブログで公開しました。



試行版からは図案がかなり変わっています。
よろしければ、下記のサイトをクリックして見比べてください。

「吉野民話地図」の試行版

この地図を手引きに今夏、吉野を訪ねてみませんか?

ならまち民話地図の中国語版が刊行されました!

2011年07月11日 | 日記
奈良観光の活性化に寄与するため、外国人にも奥深い奈良の文化に親しんでいただくよう
「ならまち民話地図」の英語版、ドイツ語版をすでに刊行しておりますが、
このたび中国語版も刊行しました!



詳しくは、下記のサイトをクリックしてください。

「ならまち民話地図」中国語版

なお、「ならまち民話地図」動画 Web版(監修 :青木智史)は
奈良教育大学「地域と伝統文化」教育プログラムホームページの
下記サイトでご覧になれます。

「ならまち民話地図」Web版、日/英/独/中国語版

上記サイトではあわせて、 Web版のあとに
日本語版、英語版、ドイツ語版、中国版も掲載しています。

これらの地図は、必要に応じて教育界および観光に携わる方々には、
気軽に利用していただけるよう取り計らう予定にしております。
奈良県の教職員や奈良の観光の活性化に取り組んでおられる方で
ご希望の方々には、「ならまち民話地図」を差し上げます。

下記にメールアドレス(=竹原)宛てメールで連絡ください。

 E-Mail : takehat(a)nara-edu.ac.jp <注>  (a)は @  に置き換えてくださいね。


奈良教育大学「奈良の民話・伝承文化を教材化し、奈良独自の教育力を発展・活用するプロジェクト」

プロジェクト代表
特任教授 竹原威滋

シンポ「<異界>へのいざない―比較文学文化の視点から」(7月9日東洋大)ご報告!

2011年07月11日 | 日記
前回のブログ:「民話における<異界>との交流を可能とする仕掛け:7月9日東洋大学で発表します!」の報告をします。

去る7月9日東洋大学日本文学文化学会2011年度大会の枠組みの中で、
シンポジウム「「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から」が行われ、
小生も「民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け」と題して発表しました。


写真:山本まり子氏提供

なにしろ、20分の持ち時間だったもので、みなさんに発表の意図が伝わったか、
とても心配していたのですが、早々と学習院大学の渡辺 学先生から
研究グループのメーリング・リスト宛に次のようなコメントをいただきました。

 とてもコンパクトで、あれだけの内容をよく20分で!と驚きでした。
 手書きのA4資料は貴重でわかりやすく、今後の問題点整理に役立ちそうです。
 いつも自分の領域にひきつけようとして恐縮ですが、
 「異界との交流(交感・交歓とも言えるかもしれませんね)」や
 「異文化理解(教育)」にも論及されたところは、
 わたしの「異文化コミュニケーション」の関心とも重なり、溜飲の下がる思いでした。

それから、さらに山本まり子先生のブログ
        石田仁志先生のブログ
も拝見し、小生のつたない発表にもかかわらず、こちらの意図を充分に汲み取っていただき、感謝です。

これも、奈良教育大学の英語・異文化理解専攻の大学院生と
    梅花女子大学の児童文学専攻の大学院生の前で
2回リハーサルをして、院生諸君のご意見を頂いき、ヴァージョンアップできたお蔭です。

ありがとうございました!


民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け:7月9日東洋大学で発表します!

2011年07月04日 | 日記
昨日は静岡で昔話学会がありましたが、
小生は残念ながら、参加できませんでした。

というのも、今週末に東洋大学で研究会があり、
発表しなくてはならないので、
昨日は準備で奮闘していました。

以下の研究会です。

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シンポジウム総合テーマ:
「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から―

日時: 2011年7月9日 15時~17時
場所: 東洋大学白山キャンパス6号館2階6210教室
参加費: 無料(事前申請不要、入退場自由)
定員: 300名
主催: 東洋大学日本文学文化学会


プログラム
発表1:民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け
               竹原威滋(奈良教育大学・特任教授)

発表2: 黄表紙における「異界」表象
               松岡芳恵(東洋大学大学院博士後期課程3年)

発表3: 描かれた「異界」―日本の造形文化と異界表現―
               藤澤紫(東洋大学・非常勤講師)

発表4: 現代日本文学における「異界」の諸相
               石田仁志(東洋大学・教授)

質疑応答

司会: 大野寿子(東洋大学・准教授) 、木村一(東洋大学・准教授)
コメンテーター:中山尚夫(東洋大学・教授)

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ポスターもあります。



詳しくは書きサイトをご覧下さい:

シンポ:「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から―       

私の発表はこんな内容です。

竹原威滋:民話における異界への越境の仕掛け 

グリム童話から異界訪問譚「命の水」、「小びとの贈り物」を取り上げ、
また日本の民話からその類話「なら梨とり」、「瘤取り爺さん」を事例として挙げ、
主人公が異界に越境する場合、どんな手続きを踏んで越境をクリアーできるのか。
また旅の途上で出会う者(小びと、鬼、老人、老婆など)や
異界に住む者(王子、王女、獅子、龍、沼の主など)との会話、
歌のやりとり、呪物の使い方にどんなルールがあるのか。
以上を考察することのよって民話における越境の仕掛けを明らかにしたい。

関東方面の方でお時間があれば、いらしてくださいね。

もし、いらしたら、声をかけてくださいね。

今日は、研究会のお知らせで失礼しました。