竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

ワーグナーの生誕200年記念ドイツ映画「ルートヴィヒ」を見ました!

2013年12月28日 | 日記
今年しのこした仕事をようやく終えて、今日は久しぶりに映画を見に行きました。

目指すはJR大阪駅にある「大阪ステーションシネマ」です。


JR大阪駅のノースゲートビルの中央広場には素敵なイルミネーションがありました。

そのノースゲートビルの11階に映画館があります。
観た映画は、バイエルン王ルートヴィヒ2世の生涯を描く、ドイツの歴史大作「ルートヴィヒ」です。

今年は、ルートヴィヒ2世が崇拝した作曲家リヒャルト・ワーグナーの生誕200周年にあたり、
ドイツ映画界がその威信をかけ、約20億円の製作費で作りあげたそうです。

その映画の紹介文より-----
ドイツ連邦の統一をめぐって激しい主導権争いが繰り広げられていた19世紀半ば、ヨーロッパ一の美ぼうといわれながら、
高い美意識と強烈な個性ゆえ誰にも理解されることなく、“狂王”とまで呼ばれたルートヴィヒ2世。

ルキノ・ビスコンティ監督の「ルードウィヒ/神々の黄昏」(1972)でも語りつくせなかった波乱の人生が、格調高く描かれる。

15歳の時にワーグナーの歌劇「ローエングリン」を見たルートヴィヒは、白鳥の騎士ローエングリンに憧れワーグナーを崇拝する。
皇太子でありながら政治にも権力にも関心を持たず、芸術だけに熱中していたが、
父の急死により心の準備が整わないまま、わずか18歳にしてバイエルン王となる。
その頃、王国が属するドイツ連邦では、オーストリア帝国とプロイセン王国の衝突により戦争が避けられない状況にあったが、
そんな中でルートヴィヒは「国民の安全に必要なのは、詩と音楽の奇跡だ」と、ワーグナーを宮廷に招き入れ独自の理想を掲げる。

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ルートヴィヒ2世と言えば、
ドイツ旅行の定番、ロマンチック街道の南にある白鳥城を先ず思い出しますね。



もちろん、映画の後半ではその場面もありましたよ!


建築中の白鳥城を見るルートヴィヒ2世


冬のノイシュヴァンシュタイン城

映画ではワーグナーの音楽も素晴らしいでしたよ。

わたしは、スイス留学時代にチューリヒのオペラハウスで観た「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が
忘れられず、今でも序曲が耳からはなれません。

今年最後のブログです。

みなさま、よいお年を!

新年になったら、私のHPの年賀ヴァージョンをご覧くださいね。
謹賀新年HP


メリークリスマス 2013!ー 天には祝福。地には平和を!三つのイルミネーション

2013年12月21日 | 日記
いよいよ、師走!
あわただしいですね。

ことしも色々ありました。

クリスマスも真近か。

お話会もクリスマスモードですね。

そこで、三つの明りを掲げますので、
ゆっくり眺めて、心のやすらぎに!


クリスマス・ツリーのあかりにほんのり浮かび上がる梅花女子大学 澤山記念館礼拝堂 2013.12.20.



梅花女子大学学生会館前のイルミネーション 2013.12.20.


奈良東向き通りの聖公会のイルミネーション 2012.12. 18.


今日のブログは、おしゃべりはやめて、聖句で終えます。


すべてを照らすまことの光があって、世に来た!  ヨハネ伝1章


次回は、今年最後のブログです。
さて何を書こうかな。

奈良国博「おん祭と春日信仰の美術」を見てきました!

2013年12月14日 | 日記
昨日、奈良国立博物館の「おん祭と春日信仰の美術」を見てきました。


毎年恒例の展覧会ですが、今回は明治時代以前のおん祭に奉仕してきた「大和士(やまとざむらい)」に焦点をあて、
その伝統と厳しいしきたりを紹介していました。


鹿島立神影図(かしまだちしんえいず)    図録より
春日大社の第一殿の祭神は、常陸(ひたち)の鹿島神宮より鹿に乗って立ち、御蓋山(みかさやま)に現れたそうです。


現代の鹿も健在でした。まさに「鹿に紅葉(もみじ)ですね。


春日若宮おん祭は、春日大社の摂社・若宮神社の祭礼で、長承四年(1135)の若宮社御遷座を承け、翌保延二年(1136)9月17日にはじまったとされています。
その後、祭日は室町時代から11月27日、明治十一年(1878)からは現行の12月17日と日付が変わりましたが、
その祭礼は古儀の伝統を守り、今年で878年目を迎えます。

京都には三大祭りがありますが、奈良は「おん祭」、つまり the festival なんです。
奈良唯一の祭りです。正午からのお渡り式は有名で、みんなが観ますが、
特に、興味深いのは、午前0時からの「遷幸の儀」と午後23時からの「還幸の儀」なんです。
真夜中、真っ暗の中を若宮とお旅所を往復される神さまの厳かな移動の様子は、見る価値がありますよ!!
(でも、寒いので風邪をひかないように防寒コートに身を包んで!)

詳しくは、下記のブログをご覧ください:
おん祭の神さまはシンデレラのように12時までに帰る!?

 
今日は、12月17日の「おん祭」の話題でした。

では、次回のブログでお会いしましょう!

「プーシキン美術館展」を見に神戸に行ってきました!

2013年12月07日 | 日記
先日、「プーシキン美術館展」を見に神戸に行ってきました。

生駒から近鉄・阪神の快速で乗り換えなしに「三ノ宮」に着きました。
ずいぶん便利になりましたね。


美術館に行く途中、12月5日から始まる「神戸ルミナリエ」会場の横を通り抜けました。


フランス絵画300年がテーマでしたが、
右手の絵、ルノアールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」と
左手の絵、アングルの「聖杯の前の聖母」は、中でも印象深い作品でした。


会期末(明日8日日曜まで)だったので、たくさんの人が行列を作って待っていました。
右手の絵は、ゴッホの「医師レーの肖像」です。

特にピカソ、セザンヌ、ゴーギャンなど印象派の絵に感動しました。

以下の2枚の絵葉書を買いました。


ドガの「バレエの稽古」、踊り子の動きの表現が見事ですね。


シャガールの「ノクターン」、この画家が故郷の町で亡き恋人を追想している場面です。
ロマンティックですね。

全部でフランス絵画全66点を堪能するひと時でした。
モスクワにも粒ぞろいの西洋絵画があるのですね。
いつか機会があれば、サンクトペテルブルクのエリミタージュ美術館へ行きたいな!


すっかり寒くなってきました。
みなさん、風をひかれませんように!

では、次回のブログでお会いしましょう!