竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

あべのハルカス展望台から夕陽を見ました!

2015年09月26日 | 民話
今日のブログは、趣向を変えて、
あべのハルカス展望台から観た景色や夕陽を画像でお見せしましょう!


なにせ、日本で一番高い建物で、高さ300mあり、60階建てです。
すごいでしょ!

みなさんはもう、あべのハルカス展望台に昇りました?
私は先日、家族で登ってきました。



ちょうど、ムーミンの作者:トーベ・ヤンソン展をしていました。



先ず、展覧会を見てから、いよいよ展望台に登りました。


北側の真下には、四天王寺の伽藍(五重の塔など)が小さくみえました。


さらに、北のはるかに、大阪城も見えましたが、ビルに囲まれ、あまり目立ちません。


西側には、大阪湾をはさんで、六甲山の山並みが展望できました。


東側には、生駒山、その山上にはテレビ塔が並んでいるのよく見えます。


南西方向には、夕日が沈む間際の明石海峡大橋がくっきり見えました。


六甲山に沈む夕日、最後の輝きを見せています。空の雲の美しいこと!


そして、ついに日が沈みました。

今日のブログは、あべのハルカス展望台から撮ったアルバム特集でした。

では、みなさま、来週末にまたブログでお会いしましょう!
お元気で!


奈良ひとまち大学5周年学園祭(9月27日・中部公民館)でナーミンのおはなし会開催!

2015年09月19日 | 民話
豪雨台風が過ぎ、実りの秋になりましたね!
みなさま、お元気ですか?

きょうは、奈良ひとまち大学でのナーミンおはなし会のご案内です。
奈良ひとまち大学は、奈良を愛する人々がお互いに学びあう生涯学習の場です。

私も昨年7月に「むかし、むかし、の奈良の物語~民話を語り継ぐ、ということ~」と題して講師を務めさせていただきました。

今回、ひとまち大学が開校5周年を迎え、「奈良LOVER大集合、の学園祭」が開催されます。

日時:2015年9月27日(日)10:00~16:00
会場:奈良市立中部公民館(奈良市上三条町23番地の4)
詳しくは、ここをクリックして見てください。

実は、その会場でナーミン・テラーによるおはなし会も同公民館の2階和室で午後に2回開催されます。



もちろん、トークショー、ワークショップ、人気店の飲食や物販、展示・体験コーナーなど、楽しい企画がてんこ盛りです!

よろしければ、是非、いらしてください。

一応、定員100名で先着順なので、ここをクリックして、申し込んでください。

今日のブログは、ナーミン(奈良の民話を語りつぐ会)のお話会の案内でした。

では、みなさま、季節の変わり目、風邪をひかれませんように!
また、来週末にブログでお会いしましょう。

★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第63回例会★中岡翔子:ドロステ=ヒュルスホフ「ゴーレムたち」

2015年09月12日 | 民話
猛暑の夏が過ぎたと思ったら、日本列島は大型の雨台風に見舞われ、大変ですが、
みなさま、お元気でいらっしゃいますか?

今日のブログは研究会グリミンの案内です。

日本独文学会の秋季大会(鹿児島大学)に合わせて、
大会2日目午後にグリミンの例会を開催します。

★今回は京都府立医科大学非常勤講師 中岡 翔子先生に ご発表いただくことになりました。
  中岡先生から現在のご研究テーマ「人造人間ゴーレムに見られる科学」について以下のコメントをいただいています。

  「19世紀以降のドイツ文学において、ゴーレムは科学的な素材として用いられてきました。
   このことから、ゴーレムはロボットの原型とみなされています。
   ただ、こうしたものは本来のユダヤの伝説には見られない要素であり、非ユダヤ的な概念の混合によるものです。
   そこで私は、非ユダヤ人作家らが描き出したゴーレムの科学的な可能性について個々の作品の分析を通して考察しています。」

   当日は、とても興味深いテーマ 「ゴーレム像」 について発表頂きます。

●日時: 2015年10月4日(日)午後1時30分から(時間厳守)
      午後1時30分~3時30分 研究会 (発表・質疑応答)
      午後3時30分~4時  グリミン 懇談会

●会場:
 鹿児島大学 郡元キャンパス(〒890-0065 鹿児島市郡元 1-21-30)
         共通教育棟1号館・2号館 122教室
道順:鹿児島空港からリムジンバスで鹿児島中央駅まで約40分、
      同駅より 市営バス乗車、「鹿大正門前」または「法文学部前」下車
    キャンパスアクセスガイド

●内容:
 
★研究発表 午後1時30分~ 
   
中岡 翔子(京都府立医科大学非常勤講師)

  非芸術的な「 形象(かたち) Gebilde 」
    ― アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ「ゴーレムたち」におけるゴーレム像


アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ

 【発表の概要】  
  ヤーコプ・グリムがゴーレム伝説を紹介して以来、ドイツの非ユダヤ人作家らはこの素材をさまざまに作品に取り入れてきた。
ドロステによる叙情詩「ゴーレムたち」もグリムの影響を受けたもののひとつである。
ドロステによるゴーレムの特徴は、ゴーレムが詩人の産物とみなされている点にある。
とりわけ、ゴーレムが血の通わない「形象 Gebilde 」と呼ばれるとき、詩人の産物もまた芸術的な精彩を欠いていることが明らかとなる。
そしてドロステはこうしたゴーレムから逃れようとする。
ゲーテが「歌と形象 Lied und Gebilde」(『西東詩集』)において「形 Gestalt」 に凝固することのない歌を讃えたように、
ドロステもまた詩の生命を求めるのである。発表では、この「形象」について考察を加える。

     アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ「ゴーレムたち」(原詩テキスト):
      Annette von Droste-Hülshoff:Die Golems
    
●参加費 500円


■次回グリミン例会予告■

★第64回例会:
 2016年2月 武庫川女子大学にて卒論合同発表会
            (野口ゼミ、浜本・溝井ゼミほか)

★第65回例会:
2016年度日本独文学会春季研究発表会 (獨協大学 5月28日~29日)
の2日目午後において開催予定。
  上記の例会の研究発表を募っています。
  特に大学院生はじめ若い研究者の積極的なアプライを期待しています。
  希望者は世話人までご連絡ください。

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■学会情報ほか■

★日本独文学会秋季研究発表会
  2015年10月3日~4日
  鹿児島大学
   詳しくは下記サイト参照:
   プログラム 

★日本児童文学学会2015年度大会
   日時 2015年11月7日(土)、8日(日)
   会場 大阪教育大学

★説話・伝承学会 2015年度秋季大会
   日時 2015年11月7日(土)、8日(日)
   会場 京都女子大学

★朝日カルチャ・くずは教室・公開講座「グリム童話と昔話の世界へようこそ!」
    10月~12月の第3週金曜  講師:竹原威滋
      詳しくは、下記サイト参照:
  グリム童話と昔話の世界へ 


今回の会場は、鹿児島なので、独文学会の会員はさておいて、みんなが行くわけにいきませんが
まあ、こんな研究会があるのを、情報として知っておいてくださいね。

では、来週末にブログでお会いするまで、さようなら!




臨時ブログ:特報:桝田静代さんが「日本自費出版文化賞・大賞」を受賞!

2015年09月04日 | 民話
昨日(2015.8.3.)の朝日新聞朝刊(大阪本社)33面社会欄によると

桝田静代著「絵双六 ― その起源と庶民文化」(京阪奈情報教育出版)が
「第18回日本自費出版文化賞・大賞」に選ばれたそうです。



桝田静代著「絵双六 ― その起源と庶民文化」
A4版 巻頭図版8頁 本文372頁 
発売:京阪奈情報教育出版
定価:本体 ¥10,000 税別

桝田さん、おめでとうございます!!

桝田さんは「絵双六の研究」について梅花女子大学大学院児童文学研究科で
博士論文を書かれ、学位をおとりになりました。
 
本書は、それをまとめられたものです。

詳しくは、下記のサイトをごらんください。

新文化オンライン

新刊紹介:桝田静代「絵双六 ― その起源と庶民文化」刊行!「妖怪ウオッチ」は江戸の双六文化に通ずる!?

絵双六は、曼荼羅の世界、江戸時代の寺子屋、子どもの遊び、当時の女性の生き方、竜宮世界、
いろんな分野を反映しているのですね。

江戸時代の女性や子供の生き方を絵双六に見る視点が評価されたのだと思います。

梅花女子大学客員教授  竹原威滋



 ブログ臨時号です。

では、来週末にまた、ブログでお会いしましょう!

朝日カルチャー・くずは教室「グリム童話の世界にようこそ!」パートVを開講!

2015年09月03日 | 民話
みなさま、お元気ですか?

明日から1週間ほど奈良をはなれ、出張します。
超多忙のため、今週のブログは一足早くをアップします。


暑い日が続いておりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか?
今夏もたびたび集中豪雨や火山噴火で被災された方も多く、
日本列島もすっかり熱帯化してしまったとの思いを深くしております。

さて、今回はいつもブログを見てくださっている方々に
一足先に、秋からの講演のご案内です。

朝日カルチャーセンターの「くずは」教室で開講してちょうど1年になります。

「グリム童話と昔話の世界にようこそ!」パートVを紹介します。

よろしければ、ぜひおいでください!




■講座名
グリム童話と昔話の世界にようこそ!
   -グリム童話はなぜ万人に好まれるのか?その秘密を解き明かす!

■講師
梅花女子大学大学院客員教授 竹原 威滋

■日時
10月から12月の第3週 金曜 15:30-17:30
10月16日、11月20日、12月18日 (全3回)

■受講料
10月~12月(3回)  会員 7,452円 一般 8,424円  (1回受講 2,808円)

■講演内容
グリム童話200話が誕生して今年はちょうど200年目に当たる。
それを記念して、世界の子どもたちに今なお愛されているグリム童話の中から
『金のがちょう』、『白雪姫』、『ホレおばさん』を取り上げて、
世界各地に伝わる昔話と比較しながら、メルヘンの面白さの秘密を探る。

■授業のテーマ
10月16日・・・主人公を助ける小びとたち
         グリム童話『金のがちょう』とスイスの昔話『王女と腹ぺこの小びとたち』
11月20日・・・主人公の結婚観の変遷
         グリム童話『白雪姫』とジェイコブスの昔話『金の木と銀の木』
12月18日・・・サンタクロースと歳神来訪譚
         グリムの伝説集『ホレおばさん』と日本の昔話『大歳の客』

詳しくは下記のサイトをご覧ください:
グリム童話と昔話の世界にようこそ!

「奈良の民話を語りつぐ会」、「平城西女性セミナー」の方々には少し遠いですが、
昔話とグリム童話を系統的に学んでいただくには良い機会です。

「とぶアヒル」の会員の方々はじめ高槻・茨木・枚方・京田辺の近辺にお住いの方、
ぜひ、いらっしゃってください!

今日は、カルチャーセンター講演のご案内でした。

では、皆さん、次回ブログは、10日ほど後の来週末まで、御機嫌よう。 さようなら!