竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

餅飯殿商店街のど真ん中に理源大師がひっそり鎮座する!

2010年04月21日 | 日記
昨日、餅飯殿の地名由来を語りましたが、
餅飯殿商店街の左手路地にある箱屋の笹餅飯は
「奈良県産の黒米とモチ米を笹の葉に包んで蒸した三角おにぎり」で結構いけますよ。

今度は、その路地から出て、餅飯殿商店街を先に行くと、すぐ右手に広場があります。
広場の奥にビルがあって、なんとそのビルの右手1階の片隅に「餅飯殿弁財天社」と
「理源大師堂」が祀られています。

上の写真を見て下さい。正面が「弁財天社」です。
古くは弘法大師が吉野の天川村の弁財天を興福寺に勧請した際、
この町に弁財天を勧請したそうだ。7月にはその弁財天をまつるお祭りがあります。

それから、写真の右手に少し見えている祠(ほこら)が、「理源大師堂」です。
中は暗くてよく見えないが、目を凝らして見てください。
確かに理源大師が鎮座していますよ。
その横には、修験道の祖・役行者も祀ってありますよ。

しゃれた餅飯殿商店街のビルの片隅にも昔ながらの祠を残している。
奈良ならではの光景、今と昔の文化が共存している!
奈良人(ならんと)のやさしさを感じるよね。

2010. 4. 21.      竹原威滋


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