竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

日本三大絵巻の一つ「信貴山縁起絵巻」を見てきました!(奈良国博5月22日まで)

2016年04月23日 | 民話
今、奈良国立博物館で日本三大絵巻の一つ「信貴山縁起絵巻」が公開されています。
早速、見てきました。



「信貴山縁起絵巻」は、次の全3巻から成り立っています。
 ①山崎長者の巻(飛倉の巻)
   信貴山朝護孫子寺の僧、命蓮が、富貴におごる長者を懲らしめるため米倉ごと信貴山に飛ばす物語。
   長者はわび、米俵だけ返される。
 ②延喜加持の巻
   命蓮が、空を飛ぶ護法童子を駆使して自らは山中にとどまったまま天皇の重病を平癒させる物語。
 ③尼公(あまぎみ)の巻
   信濃に住む命蓮の姉が弟を探して旅立つ。長旅の後、東大寺大仏のお告げによって再会を果たす物語。

全三巻には、鉢が空を飛び米俵が舞い上がる、剣をまとう童子が大空を駆けめぐるといった摩訶不思議なストーリーが、
躍動感あふれる画面の中に次々と展開します。

山崎長者の巻については、以前ブログでとりあげましたのでご覧ください。
『空とぶ鉢』:信貴山縁起絵巻が絵本になりました!

とにかく、全3巻が一気に2カ月近く、奈良で公開されるのですから、是非、見に行ってください。

詳しくは、下記の朝日新聞記事をごらんください:
国宝・信貴山縁起絵巻を一挙公開

特別展「国宝信貴山縁起絵巻―朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝」は5月22日まで(5月2日を除く月曜休館)。

桜の季節も終り、新緑の候を迎えます。

昨日は、ナーミン(奈良の民話を語りつぐ会)で講演「昔話は残酷か? ― 『三匹の子ぶた』の絵本をめぐって」をしまして、
素敵な薔薇の花束をいただきました:


我が家の応接間のテーブルに飾りました。ありがとうございます。

では、みなさん、薔薇の花を愛でながら、本日のブログの締めといたします。

来週末、また、ブログでお会いしましょう! お元気で!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿